Amazon999円以下で買える中華製の安物USB給電の電熱ホットベスト 買ったらとても暖かい 値段以上の充分な超防寒性能

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生活

Amazonで800円台の激安品USB給電式の安い電熱ホットベストを買う

 この記事を書いている今、2024年も早12月、段々と冬っぽい気温になってまいりました。
 暑いには耐えられないが寒いのは何とかなると、暖房系の空調設備が無い我が家では、毎年冬は厚着で低温に耐えながら過ごしています。当然、室内で生活をする上での話です。
 ……とは言え、極寒よりはほんのり暖かい方が過ごし易いので、今年の1月にユアサの小型で200Wの省電力ストーブを購入したお陰で、電気代安めで随分と冬が快適になりました。

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 暖房が効き過ぎて過度に暑いのは不快ですらありますが、程良い暖かさと言うのは実に心地良く素晴らしいものです。
 この電気ストーブで、冬の快適な生活に味を占めた私は、更に追加の冬の暖かアイテムとして、今度は安物のUSB給電式電熱ホットベストを購入してみました。
 昔、出始めた頃の電熱ホットベストは、それなり高めの価格をしていましたが、時代が進み今となっては、Amazonで安いのを狙うと、何と送料無料で999円以下で購入可能になっておりました。

 もう、普通の安いシャツを買うのと変わらない値段です。更に同等品をAliExpressで買うよりも安い値段で購入出来ます。
 USB給電のヒーター部分の原価って、一体幾らくらい何でしょうか? 兎に角、安いです。

 ……となれば、買わずには済ませられません。
 こう言うシーズン商品は多分、恒常的に存在する商品では無く、売り切ったらそこで終わり。もう後は廃版になると思います。
 どの程度の在庫があるのか不明ですが、欲しいと思った方は、売り切れる前に、是非早目に入手して下さい。

 大体似た様な同価格帯で、複数の出品者から多種の類似品が販売されていますが、どれを買っても皆、性能的には同等の品だと思われます。

Yosooの電熱ホットベストのサイズ

 送料無料、激安のUSB給電式の電熱ホットベストは、Amazonでは主にYosooという出品者から購入出来ます。
 但しこの商品、購入するとしてもそのサイズの判別が非常に判り難いです。そもそも、商品をカートに入れる時にサイズの選択が出来ません。
 では、どやってサイズの商品を選択すれば良いのかと言うと……。Yosooに質問した処、商品のASINで検索して下さいとの事でした。

 以下、商品のサイズとASINです。

 サイズ /cm 着丈 肩幅 襟幅 袖幅 胸幅
 B077Q2B7WW M 58 36 13 20 47
 B076H6D3DG L 60 38 14 22 47
 B076H2S2K5 XL 62 40 15 23 50
 B076H6DL1K XXL 64 42 15 23 52
 B077Q2BK71 XXXL 66 44 15 23 53

 うん、こんなの説明無しでは、どうやって希望のサイズを選べば良いのか全く判りませんね。
 ……というか、こんなの商品説明の部分に予め確りと明記しておくべきだと思います。

 購入して思いましたが、この商品、結構サイズが小さ目です。XXXLを購入しましたが、一般的なメンズの衣類のMサイズくらいの大きさしか無い様な有り様でした。
 実際に購入する時には、サイズ選びにご注意下さい。迷ったら、一番大きいXXXLを買って置けば何とかなるんじゃ無いかと思います。

 しかし、この値段で、まともに使用可能な電熱ホットベストが購入出来るのですから、買って損は無いと思います。

 一例ですが、商品価格894円に更に注文確定時に10%の割引が入るので実質1着805円でした。
 最初に一着買って素晴らしかったので、予備にもう一着追加で購入しました。上の画像がその時の注文画像です。

値段相応の安っぽい見た目だが 見栄えを許容出来るなら性能は問題無し

 届いた電熱ホットベストの外見は、まあ普通に安っぽい感じのベストです。
 ホームセンターやワークショップで1000円以下で売っていそうな雰囲気と言えば、想像が付くのではないでしょうか?
 ただ内側は、アルミホイルみたいでキラキラしていて、初見で何だコレ? 大丈夫なのか? と思える作りでした。
 一見、電磁波を防いでくれそうな雰囲気です。手触りは、ツルツルしたナイロンっぽい感じなので、勿論、アルミでは無いと思いますが。
 保温バックみたいでもありますね。

 内側にポケットがあり、その中にUSB端子が収まっていました。それにUSB電源を接続する事で電熱ホットベストの過熱が始まります。
 強、中、弱の温度調整が可能で、電源を入れると、弱設定でも直ぐに暖かくなります。そして弱でもかなり温かいです。冬を暖かく過ごす為に、これならば充分に役立ってくれるでしょう。

 値段を考えたら、普通にちゃんと暖まってくれるだけで満足です。非常にお得な買い物だと思いました。
 電熱ホットベストの上に薄い上着でも良いのでもう一枚羽織ると、熱が逃げ難くなり更に暖かくなります。
 珍妙な喩えですが、着るこたつみたいな防寒具だと感じました。

 (↑)上の画像は電熱ホットベストの内側をサーモグラフィーで写した画像を、下の画像に透過で重ねた状態です。
 首元1個と背中3箇所にヒーターが入っているみたいです。
 特に首元のヒーターが暖かく感じます。
 この画像、弱で動かしていますが、ヒーター部分は他の一番低い温度の部分よりも7度程、温度が高くなっているのが判ります。

格安電熱電熱ホットベストの電気的特性 気になるバッテリーの持続時間

 USB給電で暖かくなる以上、この電熱ホットベストがどの程度の電力を消費しているのかが非常に気になります。
 消費電力が判明すれば、モバイルバッテリーの電池持ちも推測出来ます。
 気になったら測定して数値で確認するのは大事な作業なので、電熱ホットベストに電流がどれだけ流れているのかを、USBマルチテスターで測ってみました。

 USB関連の電力チェックは、このUSBマルチテスターが一つあれば凡そ事足りるので、所持しているととても便利です。
 寧ろ、無いと困ります。

 さて、実測の結果を書きますと、USBモバイルバッテリーから電熱ホットベストに流れている電流は、約1.1Aでした。
 5Vの電源で1.1Aですから、消費電力は5.5Wですね。
 因みにこれは、強で使用した場合の消費電力です。

 では、中や弱だとどの程度消費電力量が減少するのかと言うと、流れている電流は最大で強と同じで約1.1Aでした。
 但し、中や弱にすると、電源が一定の周期で電流のON、OFFを繰り返している様です。
 温度調整は、定番のPWM制御(解説は下に)で行っているみたいです。
 強だと電源がずっとON、中だとONとOFFが半々くらい。弱だとONよりもOFFになっている時間の方が長くなる様です。
 視覚的に確認する為に、これもやはりあると便利、手持ちのオシロスコープ(測定可能帯域幅0-200kHzの安物)で一応電圧の波形を測ってみました。

 ……が、ON時にUSBモバイルバッテリーの電圧が多少下がり、OFFになると上がると言う、微妙な電圧の変化しか確認出来無かったので、代わりに、USBマルチテスターの電流値の変化を動画で撮影したので、そのリンクを以下に埋め込んでおきます。
 電流値が1.1A↔0Aと増減を繰り返しているのが判ると思います。

 割と標準的な容量の3.7V10000mAhのモバイルバッテリー(ダイソーでなら1100円(税込み)で買える)を使用した場合、5V換算で大体6000mAhとなるので、6000mAh÷1100mA≠5.45となり、期待値としては強の設定でも連続で約5時間半は使える計算になります。
 恐らく、弱で使用すれば2倍の10時間程度は連続で使用出来そうです。

PWM制御

PWM(Pulse Width Modulation、パルス幅変調)は、信号のオンとオフの時間の割合を制御する事で、アナログ信号を模倣したり、電力を調整する技術です。以下のポイントで簡単に説明します。


1. 基本の仕組み

  • PWMは、一定周期のデジタル信号(オンとオフの繰り返し)を使用します。
  • デューティ比(オン時間の割合)を調整することで、出力の平均値を変化させます。
    • デューティ比50%:オンとオフが同じ割合 → 出力は半分。
    • デューティ比100%:常にオン → 出力は最大。
    • デューティ比0%:常にオフ → 出力はゼロ。

2. 応用例

  1. モーター制御
    デューティ比を変えて電力を調整する事で、モーターの回転速度を変える。
  2. LEDの明るさ調整
    高速でオンオフを繰り返す事で、人間の目には明るさが変わった様に見える。
  3. 音声信号や通信
    アナログ信号をデジタル化して送受信する際に使用。

3. メリット

  • 効率的(電力損失が少ない)。
  • 精度が高く、幅広い範囲で制御可能。
  • シンプルな回路設計で実現出来る。

 例えば、DCモーターを動かす際、デューティ比を変えるとモーターに供給される平均電力が変わり、速度を調整出来るのがPWMの典型的な活用例です。

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