お風呂の壁や天井 黒カビを塩素系漂白剤で掃除 おすすめマスク フィルターは100均で

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生活

お風呂の黒カビ掃除には塩素系漂白剤の刷毛塗り でも臭い

 私はズボラで風呂の壁や天井の掃除を稀にしかしないので、前回の掃除から時間の経過と共に、徐々に黒カビが増えて目立ってきます。
 そんな時は、安いハイター(塩素系漂白剤)を刷毛で影や天井に塗って黒カビの掃除をします。

 黒カビ掃除に使う塩素系漂白剤は、以前の記事にも書きましたが、カビキラーとかではなく、価格が安く界面活性剤も入っていない衣類用漂白用のもので問題ありません。
 エタノールやイソプロパノールといった殺菌効果のあるアルコール系の薬品でも黒カビの大半は死滅しますが、黒カビが作り出した色素の黒ずみはそのまま残るので、黒カビの掃除には塩素系漂白剤が一番です。
 塩素系漂白剤の良い所は、刷毛で塗るだけで、擦ったりしなくても、綺麗に黒カビが取れて、色素も漂白してくれるので黒ずんでいる壁や天井が地の色に戻る事です。

 ただ、塩素系漂白剤で黒カビの掃除をすると、掃除の後、発生した塩素臭が蔓延して風呂場だけでなく隣の部屋まで臭くなるのが欠点でしょうか。
 充分な換気をしても、空気が完全に入れ替わるまでは、やはり塩素の匂いでそこら辺が全体的に臭くなります。
 ワンルーム・マンションのユニットバスなんかだと、特に部屋内にも匂いが拡散し易く、掃除の後の残存臭の処理が大変です。窓を開けて、空気の入れ替えは必須になります。

↓刷毛で塩素系漂白剤を塗るだけで壁がみるみる綺麗に↓

マスク無しでの塩素を使ったお風呂の黒カビ掃除は危険

 塩素系漂白剤を使った黒カビの掃除は効果的で、少ない労力で綺麗に黒ずみを落とせます。
 しかし、塩素系漂白剤を使って黒カビの掃除をする場合、マスクは絶対に使用した方が良いです。
 ……何故か?

 塩素系漂白剤で黒カビを掃除する際にマスクが必要な理由は、漂白剤(に含まれる成分)から発生する、塩素ガスや揮発性化合物が人体に有害で健康被害を及ぼすからです。

 塩素系漂白剤は次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)が主成分です。この成分がカビの除去と黒ずみの漂白に効果的なのです。
 しかし、次亜塩素酸ナトリウムが空気中に放出されると、有毒な塩素ガスが発生します。このガスは吸い込むと、鼻や喉の粘膜を刺激し、場合によっては呼吸器に悪影響を与える可能性があります。

 特に、換気の効率の悪い場所で使用する場合(狭い風呂場なんかです)や、高濃度の漂白剤を使用する場合は、ガスの濃度が高くなるため、吸い込むリスクが増加します。
 その為、マスクを着用して、これらの有害なガスを吸い込まない様にする事が重要になります。また、掃除中は換気を十分に行う事も推奨されます。
 換気を充分にした処で、やはり塩素は臭いので、マスクは必須です。

塩素を使ったお風呂の黒カビ掃除用にはフィルター取替式のマスクがおすすめ そしてフィルターは100均で買える

 私は塩素系漂白剤で風呂場を掃除する時、農薬の散布等にも使えるフィルター交換式の粉塵マスクに、活性炭フィルターを装着して、使用しています。

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 一般的な使い捨てマスクと違い、この手のちょっと値の張る長期使用を前提に設計されたマスクは、接触面の縁がピタッと顔にフィットするので、隙間から嫌な匂いが入ってくる事は殆どありません。
 しかも、フィルターのみ交換すれば、本体は長く使えるので、掃除用に1つ所持しておくと非常に便利です。

粉塵マスクの取替用のフィルターは100均で買える

 マスクの発売元から専用のフィルターが販売されていますが、私は正規品を買わず、ダイソーで販売されている、「60cm×65cm×0.14cmのフェルト」と「ヤシ殻活性炭入脱臭シート(台所用)」でフィルターを自作しています。
 別に100均の商品でなくとも、フェルトや活性炭に関しては、お買い得品を通販で探して買うのもありです。

↓ダイソーの「ヤシ殻活性炭入脱臭シート(台所用)」最近置いてあるのを見ない↓

 フィルターの自作は簡単です。
 元のフィルターと同じサイズに「フィルト」と「ヤシ殻活性炭入脱臭シート」を切って、粉塵マスクのフィルター部分に詰めるだけです。
 その時に序に、「フィルト」と「ヤシ殻活性炭入脱臭シート」の切れ端も、隙間に詰めておきます。そうするとマスクの濾過力が上がります。
「フィルト」と「ヤシ殻活性炭入脱臭シート」は両方共に不織布で、更に活性炭の物理的な臭気吸着力のおまけ付き、マスクのフィルターとして充分に嫌な匂いを防いでくれます。
 こうすると、原価がたったの220円で大量にフィルターが作れます。(正規品と比べて効果がどの程度なのかは不明ですが、自作フィルターでも匂いは全く気になりません。)
 粉塵マスクの本体を一度買ってしまえば、後はフィルターを定期的に交換するだけなので、コスパは全く悪くないです。

 ただ、最近ダイソーで「ヤシ殻活性炭入脱臭シート(台所用)」を置いているのを見なくなって来たので、代わりに水槽用の特価品活性炭を「フィルト」と「フィルト」の間に挟んで、代用する事が多くなって来ました。

 基本、不織布で包んだ活性炭をマスクに詰めておけば、どんな活性炭であれ新品なら、物理吸着で嫌な匂いを吸着してくれます。
 活性炭の特徴は、至る箇所に非常に多くの微細な孔(孔隙)があり、その表面積が非常に大きい事です。これにより、ガスや匂い分子が活性炭の表面に吸着されるのです。
 活性炭の匂いを吸着する細かい仕組みは、以下に纏めましたので、ご参考下さい。

塩素を使ったお風呂の黒カビ掃除用マスクの活性炭 匂い吸着の具体的なメカニズム

  1. 表面積の大きさ: 活性炭はその微細な孔によって、単位重量あたりの表面積が非常に広いです。この広い表面積で、匂い分子を効果的に捕える事が出来ます。
  2. 吸着: 活性炭の表面は、吸着力(ファンデルワールス力)を持っており、匂い分子がその表面に引き寄せられます。これにより、空気中の匂い分子が活性炭の表面に付着し、空気から取り除かれるのです。
  3. 疎水性: 多くの匂い分子は有機化合物であり、疎水性(親油性)を持っています。活性炭も疎水性を持つ為、これらの有機化合物が活性炭に吸着されやすくなります。
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