suno aiの自動楽曲生成で演歌は作曲出来る? プロンプトは演歌(Enka)を認識する?

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音楽DTM

suno aiでJ-POPを指定するとアニソンっぽい曲ばかり出来る気がする 演歌は?

 suno aiにBlues+J-POPとメタタグ付けたら演歌っぽくなるかな? と思って試してみたら、凄いアニソンっぽい曲ばかりを生成してくれました。
 アニソン風の曲が簡単に生成されるのは有り難い事だし、suno aiの曲作りのセンス自体も悪く無いです。寧ろ凄く出来が良い曲が多い。
 ただ、演歌風の曲を期待したのに、演歌っぽさの欠片も無いのばかり出来ました。

 何故、演歌風の楽曲の生成を望むのか? 個人的な趣味で、必殺シリーズのエンディングみたいな曲が欲しいからです。
 何とか、それっぽいのが生成出来ないでしょうか。興味は尽きません。
 WEBで情報を調べてみると、どうもsuno aiは、入力した歌詞が曲調に強く影響する様なので、実験的に既存の演歌の歌詞を入力して、それに曲を付けたらどうなるのかを、実験をしてみたいと思います。

江戸プロフェッショナル必殺商売人の「夢ん中」 演歌の花道

 私は、前期の必殺シリーズ、中村主水シリーズが大好きです。
 中でも、作品的に割と異色な、中村主水に子供が出来るわ、中村主水が切り込み隊長として無双するわの、江戸プロフェッショナル必殺商売人がお気に入りです。
 だから何だと言う話ですが、そのエンディングテーマである「夢ん中」の歌詞に、suno aiで曲を付けて貰います。
 著作権的な問題があるので歌詞はここに書けません。小林旭「夢ん中」の歌詞に関してはリンク先を参考にして下さい。

suno aiで設定するプロンプト (演歌)=enka

 流石にボーカルありの楽曲は拙いのですが、「instrumental」にチェックを入れるとsuno aiの歌詞入力部分の「Lyrics」が消えるので、先ずボーカルありで生成してから、出来た曲から歌詞を消して、完成曲を公開する事にします。
 一応、suno aiが演歌の曲調指示を理解してくれるのか確認するのに、タグには、念の為にenkaと記入しておきます。

Lyrics

[tempo80][D minor scale][the 1980s music][J-POP][enka][male vocals][dark][desolate]

[Intro][Electric guitar]
[Verse]1番の歌詞
[Verse 2]2番の歌詞
[Outro]1番のエントロ
[Outro 2]2番のエントロ

Style of Music

the 1980s music,J-POP,enka,dark,desolate

Title

夢ん中

 こんな感じでプロンプトを書きました。
 歌詞は繰り返し部分無しで多少短めに入力します。

生成された曲(演歌?)

 完成したのが以下になります。(ボーカルは消してあります)

 まあ演歌と言えば演歌っぽいですね。これを聞く分には、プロンプトにEnkaと明記すれば、AIに意味は通じている様な気はします。
 中トロ(インタールード/interlude)の部分が、ちょっと仕業人の「奴等の仕業」みたいです。 

比較用 Enkaの明記無し

 同じ歌詞で、[enka]のタグを消して生成してみました。

Lyrics

[tempo80][D minor scale][the 1980s music][J-POP][male vocals][dark][desolate]

[Intro][Electric guitar]
[Verse]1番の歌詞
[Verse 2]2番の歌詞
[Outro]1番のエントロ
[Outro 2]2番のエントロ

Style of Music

the 1980s music,J-POP,dark,desolate

 凄く80年代の歌謡曲っぽい感じなのが作成されましたが、演歌っぽさは消えてしまった気がします。やはり、AIはEnkaのタグを理解しているのではないでしょうか。
 ボーカルが無いので判り難いですが、ボーカル付きで聞くと初期の戦隊モノのOPみたいな楽曲です。

元々演歌の音源を元にした楽曲生成を試す

 suno aiは自分で用意した音源を元にして、新しい曲を作るみたいな使い方も出来る様です。こちらもどんなものか試してみました。

「夢ん中」のメロディラインっぽいのを元に新しい曲を生成して貰う 演歌じゃ無くなった

 用意する音源はやはり商売人の「夢ん中」です。原曲をそのまま使う訳には行かないので、打ち込みで作った音源を用意します。
 下↓は雑に原曲をコピーした「夢ん中」のメロディラインです。細かい部分が違っている気がしますが、まあ大体こんなもんかなという感じで、即興でDOMINOというフリーのMIDI音楽編集ソフトで制作しました。

音源ファイルはYouTubeに挙げました。

 上のファイルをsuno aiにアップロードし、それを元にアレンジなのか、別物の音楽なのかよく判りませんが、兎に角、suno aiに「instrumental」をオンにしてボーカル無しの楽曲を生成して貰いました。必殺っぽい曲が出来たら良いなと期待して。

Style of Music

the 1980s music,J-POP,enka,dark,desolate

 ↑これが出来上がった楽曲です。元の音源の面影が微妙に残りつつも全く異なる様な、何とも表現し辛い楽曲が出来上がりました。でもこれ、冠二郎系のネオ演歌ならありな曲調です。
 BGMとして聞けば悪くないし、これはこれで、色々と使い道がありそうな気がします。
 必殺っぽさは……あるのかないのか、何とも言えませんが、まあ商売人自体が音楽的に他とは独立した作品なので、そもそも商売人を引き合いに出して、必殺っぽさがどうのこうの言うのが間違っているかも知れません。今度仕置人のBGMとかでも試してみたいです。

 著作権フリーのBGMや、自動で簡単なBGMを生成してくれるフリーソフトで作った音源を、suno aiにアップロードすれば、ホームページや無料公開する自作ゲーム等で使うBGMが簡単に作れそうです。
 便利な時代になったものです。

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