PD100W 4ポートType-C USB急速充電器購入レビュー これはおすすめ ギリギリ2000円台

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物欲

4ポートType-C PD100W出力で価格3千円を切るUSB急速充電器を見付ける→購入!

 最近自分の中の物欲さんが活発になって来ているのか、ちまちまと散財をしてしまっています。

 突発的にType-CポートのUSB PDで20V/5A(100W)の出力対応の充電器が欲しくなってAmazonで探してみたら、Amazonの販売配送で、ギリギリ3000円を切る価格帯で条件に当て嵌まる性能の商品を見付けたので、即購入してしまいました。
 充電器としてでは無く、最大20V/5Aの安定電源として使うのが目的なんですが、低価格帯でこの出力をサポートしている商品は、探した時点でAmazonに1つしか存在しなかったので、この商品以外の選択肢はありませんでした。

 USB PDの充電器で65Wの製品は売れ筋なのか、安くて種類も多いのですが、100Wの製品は需要が少いのか、製品価格は高めで、3000円以内で買えるという条件に当て嵌まる商品は、無いに等しいです。
 PD100Wで使うとなると、USBケーブルも専用の5A対応品を用意する必要があるので、そこ迄の大電力が必要とならない限り、態々100W出力の充電器を好んで買い求める人間は多くない気がします。
 普通に使う分には、PD65Wで充分です。需要が少なければ供給も少なく、商品価格がお高目になるのかな、と思います。

↓以下の商品が、注文時に、-25% ¥2,999 税込で販売されておりました↓

↑参考:画像はAmazonより↑

USB PDとは?

 USB Power Delivery(USB PD)は、USB(Universal Serial Bus)規格の拡張機能で、USBケーブルを通じてより高い電力を供給するための規格です。以下にUSB PDの主な特徴を説明します:

  1. 電力供給:
    • USB PDは最大100W(20V/5A)の電力を供給出来ます。これは、従来のUSB規格よりも遥かに高い出力です。
    • これにより、スマートフォンやタブレットだけでなく、ノートパソコンや一部の電化製品にも電力を供給する事が出来ます。
  2. 柔軟な電圧と電流:
    • USB PDでは、電圧と電流の組み合わせを柔軟に変更出来ます。例えば、5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/5Aなど、さまざまな電力ニーズに応じて調整可能です。
  3. 双方向電力供給:
    • USB PDは、電力供給が双方向に可能です。例えば、スマートフォンが他のデバイス(スマートウォッチやイヤホンなど)を充電する事も出来ます。
  4. 互換性:
    • USB PDはUSB-Cコネクタを使用しますが、従来のUSB規格(USB-AやMicro-USBなど)と互換性があります。ただし、USB PDのフル機能を利用するにはUSB-Cを使用する必要があります。
  5. 安全性:
    • USB PDには、過電流や過電圧、過熱などを防ぐための安全機能が組み込まれています。

 USB PDは、高速充電や多様なデバイスの電力供給を可能にする為、現在の電子機器において非常に重要な規格となっています。

流石大出力PD100Wだけあって小型だが本体はずっしり重い

 届いた製品はバルグではなく、小綺麗な化粧箱に入っていました。上品です。そして、小さい割にはずっしりと重いです。
 開封すると、中からは黒いボディの充電器が出現します。見た目に、安っぽい感じはありません。重量感があります。整流回路や変圧用のトランスやコンデンサはそこそこ良いものを使っているんじゃないかと思います。
 巻数の少ないトランスや容量の少ないコンデンサを使っている、出力が非力な電源は基本軽いです。Amazonの評価も肯定的な物が多いので、ダミーの重りで誤魔化している訳では無いと思います。
 本体の下部に、家具等が地震の時に倒れて来ない様にする、ジェルみたいな粘着マットが貼ってあります。

 USB充電器としての規格的には、PD3.0とQC3.0に対応している様です。
 C1orC2ポートを単ポートで使うと、5/3A(15W):9V/3A(27W):12V/3A(36W):15V/ 3A(45W):20V/5A(100W)を出力してくれます。
 実は全ポートの総出力が100Wとかの紛らわしいアオリの付いた65W商品では無く、この充電器は1つのポートからちゃんと100Wを出力してくれます。

 65WのType-C接続のUSBヒーターで試してみた処、最大で20V/3A程度流れておりました。100Wの全開出力は試せていませんが、65W程度であれば、別に本体が異常に熱くなる様な事も無く、割と余裕で出力出来るみたいです。

USB Power Delivery 3.0 (PD 3.0) と Quick Charge 3.0 (QC 3.0)

 USB Power Delivery 3.0 (PD 3.0) と Quick Charge 3.0 (QC 3.0) は、どちらも高速充電規格ですが、目的や仕組みに違いがあります。以下に簡単に解説します。

PD 3.0 (USB Power Delivery 3.0)

  • 汎用性: USB PD 3.0は、さまざまなデバイス(スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど)に対応できる汎用的な高速充電規格です。
  • 電力供給: 最大100W(20V/5A)の電力を供給でき、幅広い電圧(5Vから20V)と電流(最大5A)で調整が可能です。
  • 双方向充電: デバイス間での双方向充電が可能です。例えば、ノートパソコンがスマートフォンを充電出来るし、その逆も可能です。
  • USB-C: USB PDは主にUSB-Cコネクタを使用しており、USB-Cケーブルが必要です。

QC 3.0 (Quick Charge 3.0)

  • 対象: QC 3.0は主にQualcomm製のプロセッサを搭載したスマートフォンやタブレットに特化した高速充電規格です。
  • 電力供給: 最大36W(12V/3A)を供給でき、電圧を200mV単位で調整する「Intelligent Negotiation for Optimum Voltage(INOV)」という技術を使用して、効率的な充電を行います。
  • 互換性: QC 3.0は、従来のQuick Charge 2.0と互換性があり、対応デバイス間で急速充電が可能です。
  • コネクタ: USB-AやMicro-USB、USB-Cコネクタをサポートしていますが、USB PDほどの汎用性はありません。

主な違い

  • 適用範囲: PD 3.0は多様なデバイスに対応し、QC 3.0は主にスマートフォン向け。
  • 電力供給能力: PD 3.0は最大100Wまで対応可能ですが、QC 3.0は最大36Wです。
  • 互換性: PD 3.0はUSB-Cを主に使用するのに対し、QC 3.0はUSB-AやMicro-USBでも動作可能。

 PD 3.0はより広範囲なデバイスへの対応を目指し、QC 3.0は特定のスマートフォンやタブレットに最適化されています。

 私はPD100W対応のUSBを所持していませんし、使うとしても精々が65W迄なのですが、電源というのは容量ギリギリの物を用意するよりも、余裕を持たせた大容量の物を使った方が動作が安定します。
 どうせ買うのなら、65Wよりも100Wの充電器という理由で今回この商品を購入しましたが、Amazonの販売配送商品で初期不良や一ヶ月以内の故障なら返品返金して貰えるので、これを選んで正解だったと思います。

 無くても良い様な気がしますが、あれば何かと便利なので、極力散財は控えたいのですが、この充電器に関しては許容範囲で、そこそこ良い買い物だったんじゃないか、と納得しています。

PD100W USB充電器を安定化電源として使うには?

 USB PDから各種電圧を取り出すのに使う、トリガーデバイスという商品がアマゾン等で販売されています。
 これを使用すると、ディップスイッチ切り替えで充電器から好きな電圧を取り出せるので、PD100W USB充電器一個あれば、汎用型のAC-DC電源として活用出来ます。

 因みに、秋月電子通商等で購入すれば、トリガーデバイスに使うUSBPDシンクコントローラ(CH224K)をIC単体で入手可能です。自作したい方はそちらを購入するのもありです。
 私は、USB Type-Cコネクターの細かい端子のハンダ付けがやりたくないので、手っ取り早く完成品を購入します。

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