ヒートシーラーでマスク用活性炭フィルター自作 アイロンやダイソー100均製品でも
前回の記事でも触れましたが、塩素等の薬品を使った掃除の時に使う、フィルター交換式の粉塵マスクのフィルターを自作しています。
少し前までは、100均ダイソーの「ヤシ殻活性炭入脱臭シート(台所用)」が、マスクの活性炭入りフィルターを作るのに便利だったんですが、最近我が家の周囲の実店舗で置いてあるのを全く見掛け無くなりました。
(WEBショップを見ると、廃版では無いのだが……)
しょうがないので、高コスパの代用品として、水槽用の徳用の格安活性炭を見付けたので、それを使う様になりました。
何故か理由は知らないけれど、Amazonで買えるコトブキの活性炭が、他と比べても凄く安いです。
420g入りで300円半ばの価格で買えるので、纏め買いになってしまいますが、100均製品と比べても、お買い得感があります。
参考までに、ダイソーで110円で買える、冷蔵庫用の脱臭剤に入っている中身の活性炭(ゲル状でない製品)は26gでした。コスパが違います。
徳用の活性炭はマスクのフィルターに使うには小分けが必要 活躍するヒートシーラー
この徳用の活性炭ですが、欠点は1パックの梱包サイズがデカい事です。
流石にマスクフィルターとして使うには、そのままでは大き過ぎて挟めません。
そこでヒートシーラーの活躍です。
これまたダイソー、セリア等の100均でも買える流し台用の不織布製の袋を使い、活性炭を小分けして、ヒートシーラーで溢れない様に溶着して閉じて行きます。
70gの大袋から小容量のパッケージを増産して行く感じです。
↓活性炭を10グラムづつ小分けにしています。徳用の活性炭は420gあるので、最終的に42袋に小分け出来ます。↓
袋とじは卓上のヒートシーラーがあると便利ですが、ダイソー、セリア等で買えるハンディタイプのものや、手芸用のミニアイロンでも溶着は可能なので、それらで代用しても問題ありません。
アイロンを使う場合は、当て布が必要です。
小分けした活性炭をフェルトで挟む様にして、粉塵マスクのフィルター装着部分にセットして行きます。吸入口を活性炭で塞ぐ様な形になるので、フィルター効果は充分に期待出来ます。
更に、フェルトでサンドイッチする事で、活性炭の細かい粉が口の中に入るのを防ぎます。
残った活性炭、小分けした活性炭、マスクは、使う時までジップロックに入れて活性炭に余計な匂いが吸着しない様にして保管します。
こうして置けば、いざ必要になった時に直ぐに使えて便利です。自作フィルターなら、フェルトも活性炭も安いので、気軽に交換出来てコスパは最高です。
活性炭を小分けにする作業が、ちょっと面倒といえば面倒ですが……。
100均ダイソーの「ヤシ殻活性炭入脱臭シート(台所用)」が手に入れば、それを切って使うのが一番楽です。
しかし、フィルターの脱臭効果は、今回の様に活性炭を仕込んだ方が高くなる気はします。
ジップロックを買うのなら、フリーザーバッグが厚めで破れ難いのでおすすめです。ダイソー等の100均でもジップロックの類似品が買えますので、そちらを買っても良いと思います。
本来の取替用フィルターは10個入りで2000円ちょいです。1個売りもありますが、バラ買いすると1個250円くらいです。
自作のフィルターだと不安な人は、正規品を購入した方が良いと思います。ただまあ、掃除の時に使うのならば、自作フィルターでもなんの問題も無いと自分は勝手に考えています。
自作フィルターでも、風呂場の黒カビ掃除の時に塩素系漂白剤をガンガン使っても、全く匂いが気にならないので。ちゃんと効力は発揮していると思います。
今更ながら活性炭マスクフィルターの自作に使ったヒートシーラって何?
ヒートシーラーは、プラスチック袋やポーチの開口部を加熱して密閉する装置です。食品の保存や製品の包装など、様々な用途に利用出来ます。
ヒートシーラーの利用方法
- 準備: 使用する袋を選びます。袋が適切な素材(通常はポリエチレンやポリプロピレン)である事を確認してください。不織布もポリエステル製のものならOKです。
- シーラーの設定: ヒートシーラーの温度を袋の素材に合わせて調整します。薄い袋には低温、厚い袋には高温が必要です。温度が高過ぎると、袋が切れます。
- 袋を配置: 袋の開口部をヒートシーラーのシーリングバーの間に挟みます。
- シール: シーラーのレバーやハンドルを下げて袋を挟み込みます。数秒間保持してシーリングが完了するまで待ちます。
- 確認: シールが確りと出来ているかを確認し、漏れがないかチェックします。
ヒートシーラーの活用例
ヒートシーラーを使う事で、日常生活や仕事の中で様々な便利な活用方法があります。以下に幾つかのアイデアを紹介します。
1. 食品の長期保存
ヒートシーラーを使えば、食品の保存期間を延ばす事が出来ます。特に、開封したお菓子やスナック、冷凍食品の袋を再封して湿気や酸化を防ぐのに便利です。また、食材を個別に小分けして密封する事で、冷凍保存がしやすくなり、使い勝手も向上します。
2. 家庭用真空パック
ヒートシーラーと真空パック機能を組み合わせると、真空状態で食品を保存する事が可能です。酸素を取り除く事で、食品の劣化を遅らせ、冷凍焼けやカビの発生を防ぐ事が出来ます。
3. 液体や粉末の保存
スープやソースなどの液体、スパイスやコーヒー豆などの粉末もヒートシーラーで密封出来ます。漏れを防ぎつつ、風味を保つ為に役立ちます。
4. 旅行時の荷物整理
旅行時に、液体類や小物をヒートシーラーで密封しておくと、スーツケース内での漏れや散乱を防ぐ事が出来ます。また、衣類を圧縮パックに入れてシールする事で、スペースを節約出来ます。
5. 防水・防塵パッキング
ヒートシーラーで密封する事で、貴重品や文書などを防水・防塵する事が出来ます。キャンプやアウトドア活動、緊急時のキット作成にも活用できます。
6. DIYやクラフトプロジェクト
手作りのアクセサリーや小物をパッケージする際に、ヒートシーラーを使うと、プロフェッショナルな仕上がりになります。ギフト用のラッピングにも応用できます。
7. 文書や重要書類の保護
紙の書類や写真などをヒートシーラーで密封する事で、湿気や汚れから守る事が出来ます。長期保存したい資料や家族の思い出を保護するのに最適です。
8. ガーデニングでの種子保存
種子をヒートシーラーで密封して保存する事で、湿気や害虫から守り、長期間保存する事が出来ます。シーズンオフの間に種子を保護するのに役立ちます。
以上の様にヒートシーラを活用する事で、日常生活や仕事の中で非常に役立つツールになります。