コバエ駆除 電気殺虫器が大活躍! 効果抜群の害虫対策 初日から激減

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生活

コバエを確実に駆除するのなら電気式殺虫器がおすすめ

 2024年の初夏、クーラーの水漏れでカラーボックスの裏が湿り、気づかぬうちにカビが発生。その結果、大量のコバエが湧いてしまいました。

 鬱陶しいコバエをなんとかしようと、市販の誘引剤を高吸水ポリマーに染み込ませ、コバエを誘い寄せて捕まえるタイプのコバエホイホイを試しましたが、全く効果なし。

 原因を調べてみると、どうやら発生したのは『キノコバエ』という種類のようで、通常のコバエホイホイの誘引剤には反応しないタイプでした。
 キノコバエは観葉植物の土に生える真菌類を餌にするため、一般的な生ゴミ由来のショウジョウバエ系のコバエとは異なるようです。

 MDF(繊維状に粉砕した木材)製のカラーボックスは、湿ってカビが発生すると、ほとんど腐葉土と変わらない状態になりますから、キノコバエの苗床になってしまったのでしょう。

 さらに、毎年気温が高くなると、風呂場の排水口という不衛生な場所から雑菌まみれのチョウバエが発生。この年はキノコバエとチョウバエ、2種類の不快害虫に悩まされることになりました。

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 テープ式のコバエ取りも試したものの、捕れる数は少なく、駆除効率はあまり良くありませんでした。

 そこで試しに、一昔前のコンビニにあった電気殺虫器(電撃殺虫器)の小型版ともいえる『電気のコバエとり』を、半信半疑で購入しました。
 しかし、実際に使ってみると予想を裏切る驚きの結果に!
 コバエが大量に駆除され、その強力な殺虫効果に驚かされました。

「電気のコバエとり」の使用感についてのレビュー

 この製品『電気のコバエとり』は、コンパクトサイズの電気殺虫器としてはメジャーな製品らしく、Amazonや楽天市場で販売されているだけでなく、実店舗(私が見たのはカインズホーム)でも一区画の販売スペースが作られ山積みにされ、『こんなに捕れますよ!』というプロモーション動画を流しながら販売されていました。
 さすがホームセンターで定番商品として販売されているだけあり、輸入販売元は『東京企画販売』という株式会社。電話サポートもあり、半年の保証もついています。

 公式の仕様は以下のとおりです。

・サイズ:約85mm×85mm×125mm/重量:約160g
・内蔵バッテリー:18650リチウムイオン電池(1200mAh)
・充電方式:USB→DCジャックケーブル(付属)
・定格消費電力:最大5W
・充電時間:約3.5時間
・連続使用時間:約4時間

 内蔵バッテリー式なので、どこにでも持って行って好きな場所において手軽に使えますが、逆に特定の場所に設置して24時間連続稼働させたい場合には、給電可能なUSBポートに常時接続する必要があります。(ただし、輸入販売元は非推奨)
 電気殺虫器の中心にある筒状部分には、UVA-LEDが内蔵されており、その外周には電線がぐるぐると巻かれています。この電線に高圧の電流が流れていて、光走性を持つ害虫がUV-A光に誘因されて近づき、この電線に触ると、感電死するという仕組みです。
 点灯しておくだけで、害虫が自然と電極部分に集まり、感電します。虫が電極に接触すると、バチッと初めて聞いたときは、思ったより大きな音がして、一瞬火花が光ります。音の例えとしては、『薄い金属板を指で弾いた』ような感じです。ほとんどの害虫は、それで感電死します。
 大きめのコバエは耐久力が高いためか、電撃を浴びても完全に死なず、落下後にもがくものもいますが、大半は一瞬で即死します。

 私は実際に輸入販売元に電話で問い合わせてみました。繋がるまで少し待たされる場合もありますが、最終的にはしっかり繋がります。日本語で丁寧に対応してもらえたので、アフターサポートに関しても安心できました。
 このとき、サポート担当者に「給電しながら使用したいのですが」と尋ねたところ、輸入販売元では非推奨とされているものの「分解すると製品の保証がなくなるので保証期間後に、上の部分が嵌め込み式になっていて外れるので、内蔵のバッテリーの端子を、制御基板から外した方が安全」と答えてもらえました。
 サポートの担当者は非常に親切で、「ここまで詳しく教えていいのか」と思うほど詳細な助言をしてくれました。

 注意として、『電気のコバエとり』は、UV-A光で害虫を誘因しているので、周囲が暗い状態で使用した方が、駆除の効率は跳ね上がります。
 使い方としては、夜寝る前、『電気のコバエとり』に通電してから照明を消してしまうのがおすすめです。
 慣れればすぐに気にならなくなりますが、消灯してから耳を澄ましていると、時々バチッと音がして、暗闇が一瞬明るく光るので、耳目で殺虫効果を実感しつつ眠れます。
 音が気になるのは最初だけです。静かな環境では少し大きく感じるかもしれませんが、個人的には、睡眠中に殺虫音で目が覚めることはありませんでした。

 翌朝見ると、効果は迅速にして覿面で『電気のコバエとり』の下部とその周囲に、コバエの死体が散らばっています。使い始めの時期でコバエが多い場合は、驚くほどに大量にコバエが死んでいたりします。
『電気のコバエとり』を使い始めてから、毎朝の最初の仕事は、虫の死骸の掃除になりました。電極部分に死骸が溜まりやすいため、毎日1回の清掃を推奨します。

 コバエの繁殖力は驚異的ですが、『電気のコバエとり』の駆除能力も高く、使い続けることで着実に数を減らせます。
 クーラーの水漏れで大量発生したキノコバエも、この電気殺虫器のおかげで大部分を駆除できました。

 手軽に設置でき、効果も高いため、コバエに悩まされている人にはおすすめのアイテムです。

『電気のコバエとり』の仕組みと効果のまとめ

 電気殺虫器は、光で虫を誘引し、電撃で即座に駆除する仕組み。バチッという音とともに、コバエが確実に退治されていきます。

  • バッテリー式でUSB給電可能:24時間連続使用もOK(※ただし、充電しながらの使用は非推奨)。
  • 光に集まる性質を利用:周囲を暗くすると効果UP。
  • 一晩セットするだけで大量駆除:翌朝、トレーにコバエの死骸が溜まる。

↓写真のピントがあってませんが、コバエが大量に死んでるのは判ると思います↓

電気殺虫器で風呂場や流し台の排水口から侵入するチョウバエを駆除

 毎年夏になると、風呂場やトイレ、水回りで見かける黒い小さなハエ。羽を閉じるとハート型になるのが特徴のチョウバエです。
 チョウバエはもともと湿地や沼、ドブ川などの水際に生息していますが、風呂場や台所の排水口、下水管のヘドロから発生し、室内に侵入してくる厄介な害虫です。

 夜行性のため、明るい場所ではじっと壁などにとまって動かず、存在に気づきにくいことも。

 チョウバエは人を刺すことはありませんが、不潔な環境で発生するため、体に細菌やウイルスを付着させています。
 また、海外のサシチョウバエはリーシュマニア原虫などの病原菌を媒介することが知られています。
 そのため、チョウバエが食品や調理器具にとまることで、病原菌を媒介するリスクがあるため注意が必要です。

 また、コバエホイホイのような捕獲式の駆除アイテムでは、チョウバエはほとんど捕まりません

 しかし、夜の就寝前に『電気のコバエとり』を風呂場や台所の排水口近くに設置すると、UV-A光に誘引され、朝にはチョウバエがほかの害虫と一緒に駆除されています。

 電気殺虫器の優れた殺虫性能は、チョウバエの駆除にも効果を発揮します。

コバエほどではないが、電気殺虫器は蚊の駆除にも有効

 害虫である蚊にも、光に引き寄せられる性質(集光性)があります。
参考:よく虫は光に集まると言うけど、蚊も光に集まるの?

 一般的に、人の血を吸うメスの蚊は二酸化炭素を頼りに獲物を探すため、『電気のコバエとり』のようなUV-A光で害虫を誘引するタイプの電気殺虫器は、蚊にはあまり効果がないと言われています。
(とはいえ、実際には電気殺虫器の箱に蚊の死骸が描かれている商品が多い気がしますが……。)

 しかし、コバエ退治のために購入した電気殺虫器を使ってみると、コバエに混じって蚊の死骸も見かけることがあり、ある程度の駆除効果は期待できそうです。
 電気殺虫器を常用するようになってから、部屋の中で蚊を見かける頻度がぐっと減りました。

 我が家ではフェレットを飼っていますが、犬や猫などのペットを飼っている方にとって、蚊が媒介するフィラリア症は特に気になる病気でしょう。
 また、蚊は人間にも有害で、国内での新規感染報告は減少しているものの、かつてはバンクロフト糸状虫(Wuchereria bancrofti)やマレー糸状虫(Brugia malayi)といった寄生虫を媒介し、人にも感染させていました。

 さらに、蚊はデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱などの感染症を媒介するリスクが高く、徹底的に駆除すべき害虫です。

 一度使うと、『電気のコバエとり』をはじめとする電気殺虫器は、夏場の必需品になること間違いなしです。
 電気殺虫器は殺虫剤のように薬剤を使わないため、嫌な臭いがなく、ペットや赤ちゃんがいる家庭でも安心して使えます。
 コバエや蚊を含めた害虫対策として、一家に一つ、できれば二つは持っておきたい、買って損のない便利な商品だと思います。

【比較】電気式殺虫器の選び方

電気式殺虫器の種類は多い

 私が購入した電気殺虫器『電気のコバエとり』は、USB充電式のバッテリー内蔵タイプでした。
 しかし、電気殺虫器にはAC100V(コンセント接続)で稼働する製品もあり、24時間連続使用を前提とするなら、そちらの方が適しているかもしれません。

 ここでは、電気殺虫器の種類と、それぞれの特徴を簡単に紹介します。

タイプ特徴おすすめ用途
USB給電式(バッテリー式)持ち運び可能、省電力寝室・デスク周り
AC100V式(コンセント接続)24時間連続使用可リビング・キッチン
LEDライト誘引タイプ寿命が長く電気代が安い長期間の使用に最適
蛍光管誘引タイプ強力な光で広範囲対応大きな部屋向け
吸引ファンタイプ静音設計で電撃なし小さなお子様がいる家庭

AC100Vタイプの電気殺虫器

 コンセントで動作するため、使用場所はコンセントの近くに限定されます。
 しかし、バッテリー式と異なり、24時間365日連続稼働が可能なのが大きなメリットです。

 もちろん、バッテリー内蔵型のUSB充電式電気殺虫器をコンセントに常時接続して使用することもできますが、メーカーでは推奨していません。
 この方法を続けると、内蔵バッテリーが過充電状態になり、膨張や最悪の場合、爆発するリスクがあります。

 長時間の連続使用を考えているなら、最初からAC100Vタイプを選ぶ方が安全です。

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 また、数は少ないですが、バッテリーを内蔵せず、USB給電のみで動作するタイプの電気殺虫器も存在します。
 バッテリーを必要としない場合は、こうした製品を選ぶのも一つの選択肢です。

LEDと蛍光管の違い

電気殺虫器には、害虫を光で誘引する製品が多く、その光源にはLED蛍光管の2種類があります。

  • LEDタイプ:発光部の寿命が長く、省エネ設計。消費電力が低いため、バッテリー駆動の小型モデルに多い。
  • 蛍光管タイプ:強力な光で広範囲の害虫を引き寄せるが、寿命が短く、定期的な交換が必要。

 また、一部の電気殺虫器は、光と二酸化炭素の両方を用いて蚊の誘引効果を高める設計になっています。

電撃式 vs. 吸引式の違い

 多くの電気殺虫器は、害虫が電極に触れると電撃で瞬時に駆除するタイプですが、電撃を使わずファンで害虫を吸い込んで捕獲するタイプもあります。

  • 電撃式:害虫が電極に触れると発光し、「バチッ」という音がする。
  • 吸引式:ファンで害虫を捕獲し、電撃音がしないので静か。小さな子どもやペットがいる家庭におすすめ。

 電撃式はどうしても音が気になりますが、吸引式は静かで安全性が高いため、電気殺虫器というより「電気捕虫器」としての役割が強いです。

どの電気殺虫器を選ぶべきか?

 室内で使用するなら、小型のものが扱いやすく便利です。
 USB給電式とAC100V式のどちらが良いかは、連続使用時間や用途によって異なるため、使用環境に合わせて選びましょう。

  • 持ち運び重視 → USB給電式(バッテリー内蔵)
  • 24時間稼働が必要 → AC100V式(コンセント接続)

 用途に合った電気殺虫器を選ぶことで、害虫対策がより効果的になります!

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