浴室の排水口から酷い悪臭と病原菌運ぶコバエ UV-Cオゾンランプと電撃殺虫で対策

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生活

築古物件の浴室トラブル 排水口からの悪臭と虫に悩まされる

 今住んでいる賃貸ですが、築年数が古いのが悪いのか、住み始めた当初から、浴室の排水口から漂って来る悪臭がとても酷くてずっと困っています。
 輪をかけるように、夏になるとハサミムシやチョウバエ等の害虫も配管の中を通って排水口から出現します。

 管理会社に相談しても「古い建物なのである程度は仕方ない」といった曖昧な返答しかなく、自分で何とかするしかない状況でした。そこで、ネットで情報を集めながら、いろいろな対策を試してみることにしたのです。

 今回は、そんな私が実際に試して効果があった排水口の臭い対策や、虫の侵入を防ぐための工夫についてご紹介したいと思います。築年数の古い物件にお住まいの方や、同じような悩みを抱えている方の参考になれば嬉しいです。

風呂場の排水トラップがほとんど機能していないように感じる

 風呂場の排水口は、配管を通じて下水に繋がっています。通常はその間に「排水トラップ」という構造が設けられており、下水から上がってくる悪臭や害虫の侵入を防ぐ役割を果たしています。
 しかし、この排水トラップはすべての住宅に設置されているわけではなく、築年数の古い住居では、そもそも設置されていない場合もあるようです。

 我が家の風呂場には、「ワントラップ」と呼ばれる、逆さにしたお椀のような形をした、重みのある鉄製の部品が排水口の入り口に設置されています。
 ところがこのワントラップ、本来の機能をまったく果たしていないように感じます。

 下水からの悪臭は日常的に上がってきますし、トイレを流した直後には、強烈な排泄物臭が風呂場の排水口から強烈に漂ってきます。
 さらに夏場になると、下水からハサミムシやチョウバエが上がってきて、排水口から出てくることもあります。おそらくゴキブリの侵入経路にもなっていると思われ、非常に不快な状況です。

参考リンク・日本大百科全書(ニッポニカ)より▼
ハサミムシチョウバエ

排水口からの虫は衛生リスク大! 病原菌を運び家を汚染する原因に

 排水管や下水は非常に不衛生で、人体に有害な病原性微生物が多く存在しています。
 そこから出てくる虫たちは、そうした微生物を体にまとったまま室内を歩き回り、触れた場所を汚染していきます。
 それが手や食器などを通じて人の口に入れば、下痢や腹痛などの体調不良を引き起こすリスクも。
 排水口から虫が出てくるというのは、単に「気持ち悪い」だけでなく、こうした衛生面でのリスクも非常に大きいのです。

コバエ対策には電気殺虫器が効果的! 風呂場で活躍中

 夏場、浴室の排水口から出てくるチョウバエ(いわゆるコバエ)には、対策として電気殺虫器を設置しています。風呂を使っていない時間帯に稼働させておくだけで、しっかり駆除できています。

 夜にスイッチを入れて、朝になると殺虫器の中にはかなりの数のチョウバエが。ほかにもコバエ、蚊、場合によってはゴキブリの幼虫まで退治されていることもあり、駆除効率はかなり高いです。

 蚊は本来、二酸化炭素に反応して人に近づくため、光で誘引するタイプの電気殺虫器はあまり効かないと言われていますが、実際には少なからず反応して寄ってくるようです。
「光走性」という特性があるため、一定の効果は期待できます

コバエ退治に圧倒的な性能を誇る電気殺虫器の箱に、蚊に特化していると思わせる絵がディフォルトで描いてあるのは何故だろうか?

ハサミムシは電気殺虫器では退治できない!? 別の対策が必要

 ハサミムシは、浴室の排水口からも侵入してくる害虫のひとつですが、電気殺虫器ではまったく駆除できません。
 実際、私の経験では、ハサミムシが電気殺虫器に引き寄せられる様子もなく、駆除された痕跡(死骸)も一度も見かけたことがありません。

 もともとハサミムシは、農作物に寄生する虫を捕食する益虫として知られていますが、下水を通って室内に入り込んでくる時点で、不衛生な害虫として扱わざるを得ません

 私の場合、ハサミムシを見かけた際は物理的に駆除するしかありませんでしたが、予防策として「虫コロリアース」のような粉末タイプの殺虫剤を排水口にまいておくと、侵入してくる数が明らかに減少しました。

 また、これは副次的な効果ですが、排水管のヌメリを餌にするチョウバエの幼虫にも殺虫成分が働くため、コバエ対策としても一石二鳥です。

排水口からの悪臭への対策

 排水口からの悪臭の対策としては、内部の汚れの掃除から始めてみましたが、それだけでは解決しませんでした。

排水口からの悪臭対策は重曹+クエン酸でまず掃除から

 排水口から漂ってくる悪臭に対して、まず試したのが内部の掃除です。
 市販のブラシなどを使って汚れを落としてみましたが、それだけではニオイの元は断ち切れませんでした。

 そこで、よく知られている「重曹+クエン酸の発泡掃除」を試してみることに。
 排水口に重曹をふりかけ、そこにクエン酸を溶かしたお湯を注ぐことで化学反応が起こり、泡が発生します。この泡が排水管の内部に広がり、汚れを浮かせて洗い流してくれるというものです。

 実際、掃除後は少し臭いが和らいだように感じました。特に汚れが原因の悪臭には効果があるようです。

 ただし私のケースでは、時間が経つとまたニオイが戻ってきてしまいました。冬場は特に悪臭が強く、どうやら根本原因は下水からの逆流臭のようです。

 さらに皮肉なことに、配管内がキレイになった分、空気の通りがよくなり、かえって下水臭が上がってきやすくなったようにも感じました。

 とはいえ、配管の掃除自体は大切な予防策です。虫や菌の温床にもなるので、定期的にやっておいて損はありません。

自作オゾン発生器で排水口の悪臭を軽減

 そこで、試してみたのが自作のオゾン発生器です。使用したのは、ダイソーで購入したガラス瓶とオゾン発生電球を組み合わせた光式オゾン発生器。これを使って、風呂場の排水口の近くに置いておきました

 オゾンは空気よりも重いので、発生したオゾンが自然と排水口に流れ込み、下水から昇る悪臭を低減させることができました

 実際、効果は劇的で、排水口からの悪臭が気にならないレベルにまで改善されました。

 ちなみに、オゾンを発生させる脱臭器は、長期間使用しているとオゾン電極に汚れが溜まって効果が減少するので、定期的なメンテナンスが必要です。
 一方、光式オゾン発生器は1年の寿命があり、その間はメンテナンスフリーで使えるので、手間がかからず楽です。私は無精者なので、こういったタイプがとても便利だと感じています。

 もし、自作が面倒だと思う方は、市販のエアレーションタイプのオゾン発生器を使うのもおすすめです。

 例えば、以下の商品(Amazonリンク)では、コンセントに挿すだけで簡単に使用可能で、オゾン水を作って排水口に流し込むことで脱臭・滅菌ができます。返品保証もあり(ただし、Amazon出荷品のみ)、万が一の不具合にも安心です。

毎日のUV-C殺菌ランプ使用で、風呂場を清潔に保つ

 紫外線C波(UV-C)は、太陽光に含まれるオゾン層で吸収されるため、地表には届きませんが、強力な殺菌・殺ウイルス効果があります。

 そこで、私はPhilips(フィリップス)のUV-C殺菌ランプを使い、毎日1回風呂場を殺菌しています。このランプは、254nmのUV-C波を照射して浴室の床や壁の有害微生物を殺菌します。

 これにより、排水口から出現した虫が撒き散らした有害微生物の除去ができます。また、悪臭やカビの予防にも効果的で、一度使い始めると手放せなくなります。

 日々の簡単な使用で、清潔な浴室環境を維持できるため、非常に重宝しています。

Philips UV-C殺菌ランプは、手軽に使えるので、忙しい日々にもぴったり。


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その他の排水トラップが頼りにならない場合の悪臭や害虫の対策

 排水トラップの性能が悪く、悪臭や害虫が発生する場合、幾つかの改善方法があります。

1. 排水トラップの水封を維持する

 排水トラップは、U字やS字の形状で水を溜めて臭いや害虫の侵入を防ぐ仕組みです。

対策:

  • 定期的に水を流す(使っていない排水口は水が蒸発し易い)
  • コップ1杯の水を排水口に注ぐ(長期間使用しない場合)

2. 排水トラップの掃除をする

 トラップ内に汚れやゴミが溜まると、悪臭や害虫の原因になります。

対策:

  • 排水トラップを分解して清掃(髪の毛や油汚れを取り除く)
  • 重曹+クエン酸 or 酢+お湯を使う(発泡作用で汚れを落とす)
  • 市販の排水管クリーナーを使う(定期的にメンテナンス)

3. 排水トラップの劣化を確認し、交換する

 排水トラップに亀裂や隙間があると、悪臭や害虫が侵入します。

対策:

  • パッキンの交換(ゴムパッキンが劣化している場合)
  • 排水トラップの交換(古くなって機能が低下している場合)

4. 防臭キャップやフィルターを設置する

 水封トラップがうまく機能しない場合、防臭キャップやフィルターを使うのも効果的です。

対策:

  • 排水口用の防臭キャップを設置(シリコン製などで臭いや害虫を防ぐ)
  • 逆流防止弁付きの排水ホースを使用(キッチンや洗濯機用におすすめ)

5. 排水管の通気問題をチェックする

 通気が悪いと排水の流れが悪くなり、トラップ内の水が吸い出されることがあります。

対策:

  • 通気管が詰まっていないか確認する(詰まりがあると負圧が発生し水封が切れる)
  • 通気弁(エアアドミタンスバルブ)の設置を検討する

 これらの対策を試しても改善しない場合は、専門業者に相談するとよいでしょう。

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