電池 単3と単1どっちがお買い得? 単3を単1に変換するアダプター ダイソー「電池チェンジャー 2セット」おすすめ 単2購入はコスパ悪い

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生活

利用度No.1の電池は多分単3だろう 需要と供給のバランスからか単3が一番安く 単1単2電池は割高な気がするのは嘘か真か?

 電池を入れて使用する電気製品で、一番採用率が高い電池サイズは、恐らく単3だろうと思います。
 その所為か単3電池は、使い捨ての一次電池、充電して再利用可能な二次電池の何方でも、1本辺りの単価で見ると割安な価格で購入可能に思えます。
 私なんかは、単1はきっと割高だと勝手に思い込んで、本来なら単1電池推奨の機械も、単3を単1に変換するアダプターを使用して、単3で使用しています。
 しかし果たして、この私の持つ先入観が正しいのか否か、真面目に考察してみたいと思います。

 乾電池毎の単価の例を上げると、100均ダイソーで買える一次電池で比較すると、性能としてはパナソニック製とタメを張るんじゃないかと思われる、ダイソーブランドの赤いアルカリ単3電池が6本入りで110(税込)円で買えるので、1本辺りは18円となります。
 対して単1アルカリ電池は、ダイソーブランドでも1本で110円(税込)します。
 当たり前ですが、1本辺りの値段で比較すれば、圧倒的に単3の方が安いです。
 ……とは言え、電池の容量は単3より単1の方が多いので、1本辺りの単価だけで何方がお得かと言う結論は出せません。

 Panasonicのよくあるの質問の乾電池の電池容量はどれ位? を参考にさせて貰うと、100mAで放電した場合、単1は約130時間、単3は約20時間、連続放電が可能とありますので、単1は単3の約6.5倍の電池容量を持つ事になり、容量的な単価を考えると別に単1が割高と言うことにはなりません。
 寧ろ、ダイソーの電池で比較すると、1本の値段は同じ110円(税込)なのに連続放電時間が約55時間で、容量が単1の42%(Panasonic 乾電池の電池容量はどれ位? 参考 )しかない単2電池が、一番割高と言う結果になるでしょう。

 個人的には意外でしたが、容量的な単価で比較すると、単3と比べて単1が特に割高と言う事実は全くありませんでした。そして、逆に単2は紛う事無く割高でした。
 これは飽く迄も、アルカリ電池で比較した話ではありますが。

価格と容量で比較する単1単2単3まとめ(アルカリ電池)

一本あたりの価格(ダイソーで購入した場合)

  • 単1:110円(単3の約6.1倍)
  • 単2:110円(単3の約6.1倍)
  • 単3:18円

100mAでの連続放電時間で見る容量での比較(Panasonic 乾電池の電池容量はどれ位? 参考)

  • 単1:約130時間(単3の約6.5倍)
  • 単2:約55時間(単3の約2.75倍)
  • 単3:約20時間

結局、乾電池のお買い得は……

 単1、単3は大体似た様な容量単価なので何方が高コスパかは比較し難い状態です。しかし、一本辺りの単価が単3の6.1倍なのに容量が2.75倍しか無い単2だけは、どう考えても割高と言えます。
 要するに、単1を使用する電気機器は、単1をそのまま使っても、単3を単1に変換するアダプターを使用して単3を使っても、コスパ的にはそんなに差は出ないみたいです。

 但し、単2を使用する電気機器は、単2を買うよりも単3を単2に変換するアダプターを利用した方が絶対にお得になりそうです。

 乾電池は、変換アダプターを使用するのが前提ならば、小は大を兼ねるので、買い置きするなら優先すべきは単3で、余裕があれば単1も買う様にするば良いのではないでしょうか。
 そしてもし単2が必要な機械があっても、敢えて単2は買わずに、必要な時はら換アダプターで単3を単2に変換して流用するのが良さそうです。
(単4や単5に関しては、単3で代用不可なので購入するしかありませんが)

単3電池を単2や単1に変換するアダプター ダイソー「電池チェンジャー 2セット」はおすすめ

 単3電池を単1や単2のサイズに変換するアダプターは有名無名の様々なメーカーから発売されています。
 例えば、下の商品はEBLという海外メーカーの乾電池変換アダプターです。EBLは、ニッケル水素充電池の製造販売をやってる会社なのでしょうか? Amazonの通販でEBL製のニッケル水素充電池をよく見掛けます。
 個人的には、エネループの劣化コピー品みたいな充電式乾電池を販売している会社のイメージです。

 しかし、EBL製のニッケル水素充電池は、現行のPanasonic製エネプープやFDK製の中身が三洋時代の旧世代エネループである類似品の国産品電池と比べて、個人的に使ってみた感想を言えば、性能的にあからさまに見劣りする様な事も特に無く、それでいて値段はかなり安く購入出来るので、悪い商品では無いと言う認識です。
 普通に使う分には、使い捨ての一次電池よりも再利用出来る二次電池の方がお得ですし、国産に拘らなくても、海外メーカーの安いニッケル水素充電池を買っておけば、特に問題は起こらないと思います。
(細かく性能を突き詰めて比較すれば、品質はやはりエネループには劣ると思いますが)

 乾電池変換アダプターに関しては、本当に沢山の種類が販売されています。
 Panasonicからも発売されていますし、家には既に市場から姿を消している三洋時代のエネループ用の乾電池変換アダプターもあります。ノーブランド品の乾電池変換アダプターも現在進行系で利用しています。

 この乾電池変換アダプターですが、単3電池の買い置きさえあれば、これを被せれば、単2や単3の代わりとして取り敢えず使用出来るので、買い置きしておくと、とても便利です。
 ただ、このアダプター、単3電池というのは実はその商品によって径の太さが微妙に違うので、太目の単3電池を中に差し込もうとすると、閊えて入らなかったり、入っても今度は抜けなくなったりする事があるので、単3電池用の変換アダプターであっても、どんな単3電池ででも全部使える訳ではありません。
 最近のニッケル水素充電池の単3には、公称容量3000mAh近い製品がありますが、大容量を謳うニッケル水素電池になる程、小容量の製品と比べれると、どうしても径が太目の作りになってしまう様です。
 そういう電池だと変換アダプターに入らない場合もあります。尤も、これは充電式のニッケル水素電池を変換する時の話で、アルカリ電池だと余り問題は出ません。

 また、ノーブランド品の乾電池変換アダプターは、マイナス側の端子が旨く使用する電気製品の電極に接触せず、電池を入れても通電しないこともあります。
 家にある、2個100円で買ったノーブランド品の安い乾電池変換アダプターが正にそれで、折り畳んだアルミホイルをマイナス端子側に中てて接地面を広げてやらないと、殆どの機器で使い物になりません。
 まあ、アルミホイルを中てれば使えたので、そのままゴミ箱行きにはなりませんでしたが、セットする時に一々面倒です。
 こう言うハズレ商品も結構出廻っているので、購入時には気を付けて下さい。
 プラスチックの筒の中に単3を嵌め込むタイプの変換アダプターに、形状的にこのハズレのタイプが多い気がします。

この手の乾電池変換アダプター(上)は、マイナス電極に左側の様にアルミホイル等を挟まないと接触が悪い商品もある。

 因みに、乾電池変換アダプターは、100均のダイソーでも購入可能です。これは「電池チェンジャー 2セット」という商品です。単3に被せると、単2or単1に変換可能なアダプターで、2個セットです。かなり優秀な製品です。
 この「電池チェンジャー 2セット」は、単3電池のプラス側から被せるタイプで、EBLやPanasonic製の変換アダプターと使用方法が略同じです。
 被せると単3電池のお尻が飛び出している状態となるので、マイナス端子側の接触が悪くなる心配もありません。
 軟らかい樹脂製なので太目の単3でも入ります。更に、これを買えば、単2or単1に変換可能で、しかも2個セットです。
 110円(税込)でこの優秀さ。ダイソーの「電池チェンジャー 2セット」は絶対におすすめです。
 人気商品だと思われるので、見付けたらその場で確保しましょう。

ダイソーの電池チェンジャー。↑
物価高騰でコスト的に生産が苦しいのか、残念ながら2024年11月現在はメーカー在庫切れの様なので、店舗で見付けたら即、買い漁りましょう。
(画像はダイソー公式通販ページから引用です)

 一応セリアでも「電池サイズ変換アダプター」という名称の、外観以外は殆ど同品質だと思われる類似品が販売されており、購入が可能ですが、こちらは残念ながら1セットしか入っておりません。
 実質的に同じ商品をダイソーの2倍の価格で販売している様な物です。どうせなら、ダイソーで買った方が、どう考えてもお得です。

セリアの「電池サイズ変換アダプター」も悪く無い商品なのだが、ダイソーの2個入りというコスパを知ってしまうと買い難い。

 商品仕入れの規模の違いなのか、複数の100均で類似商品が販売されている場合、内容量の多さ(単価の安さ)でダイソーの一人勝ちになる商品は多いですね。
 ただ、最近の物価高騰でダイソー商品の内容量は激減していますが。

単3→単1への変換アダプターには中に複数の単3電池を入れて電池容量を増やせる製品もある

 単3→単1への変換アダプターですが、実は中に単3電池を並列に2本、3本同時に入れて容量を稼ぎ、単1として使用可能な製品もあります。

 最近のニッケル水素充電池ですと、単3で容量3000mAh近い製品があるので、それを3本中に入れる事で、電池容量すらも単1に匹敵させてしまうと言うコンセンプトの商品です。
 市場に出回っている単1のニッケル水素充電池の容量が、大凡7000~10000mAhくらいなので、充電式電池を使用する場合、大容量の単3電池を3本使用すれば、確かに容量的にも単1と同等になりそうです。
 アルカリ電池の場合は、単3を3本入れても単1の容量にはとても届きません。

 しかし、ご存じの方も多いでしょうが、電源の並列接続と言うのは、各々の電池で流れる電流の量にバラ付きが出て、絶対にどの電池からも平均的に電力が消費される事はありません。
 それ即ち、内部抵抗の差で3本中、2本の電力は未だ残っているのに、1本だけが集中的に電力を放出して過放電状態になるという様な望ましく無い不具合が頻繁に発生します。
 更に、電圧に差が出ると電池同士で充電し合って、本体のスイッチを切ってあっても、無駄に電力を消費し続けると言った状態にも陥ります。
 電池の並列接続は、電池(充電式は特に注意)の寿命を縮め、液漏れや膨張等を起こし易くなりますので、この複数本の単三電池が入る変換アダプターを使用するのであれば、意識して使用後には直ぐに電池を抜くと行った対処が必要です。

 個人的には、単三電池が複数入る変換アダプターの仕様は、問題が発生する可能性が高いので、絶対におすすめしません。

単3→単1への変換アダプターは便利だが中身が単3なので直ぐに電力が切れるのが欠点

 我が家では、単3→単1への変換アダプターを使って、本来は単1電池を入れる台所の瞬間湯沸かし器やバランス釜の点火用の電源をニッケル水素電池の単3で代用しています。
 別段それでも問題は無く、これ迄ずっと普通に使用出来ています。
 しかし、所詮は単3なので電池の容量が少なく、2ヶ月に一回くらいのペースで電力が切れて頻繁に電池の充電が必要になり、非常に面倒臭いです。

 なので、交換の頻度を減らして手間を軽減する為に、単1のニッケル水素電池を購入しました。

 海外製のニッケル水素充電池では、EBLと同じくらい良く出廻っているBONAI製の単1ニッケル水素充電池の4本セットで、Amazonで買うと割引が入ってお値段2319円でした。公称容量10000mAhで1本辺りが約580円です。
 BONAI製の2800mAhの単3電池が一本150円くらいなので、容量的に考えると単3×3本と単1を比較すると、単1の方がちょっと割高になりますが、まあこの程度は許容範囲だと思います。

 BONAI製のニッケル水素充電池の単3は、何故か他製品よりも最安で販売されている場合が多く、昔から愛用しています。
 使用感としては、自然放電がFDK製と比べるとちょっと早いかなと感じますが、非常事態に備えるのなら3ヶ月に一度くらいのペースでの充電を心掛けてやれば特に問題無く常備電池として備え置き可能になりますので、その実績を信じてBONAI製の単1ニッケル水素充電池を買いました。
 これで湯沸かし器やバランス釜の点火用電池の交換頻度が三分の一に減るのなら、有り難い事です。

 ただ、一本が約580円を超える値段だと流石にお得感が薄いので、もし買うのなら、Amazonのタイムセール等の割引がある時を狙いましょう。

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