この記事は、2024年12月26日に先代のフェレットが逝去してしまい、悲しみが癒えぬ儘、2025年の2月25日に、マーシャルフェレットの生後2ヶ月20日のブラックセーブルの女の子を新たにお迎えした事に関する内容です。
新しい子(フェレット)のお迎えを考える
フェレットと一緒の生活が一度当たり前になってしまうと、愛鼬が側に居ない生活は寂し過ぎて、精神的に堪えるので、前の子の死去から喪明け以前に四十九日も過ぎて無いのに、新しい子をお迎えする事にしました。
そうは言っても、一昔前と違い、フェレットを扱ってくれているペットショップが近年激減傾向にあるので、新しい出逢いを求めてもそう簡単に見付かる事はありません。
何処かに、月齢2ヶ月以内の小さいバスバレーの子供が居ないかなと、目ぼしいペットショップに問い合わせてみたら、何と驚きの事実が発覚しました。
私の好きなバスバレー・フェレットは、ここ数年は全く日本に入って来ていないと言うのです。
そもそとファーム自体が、今現在存在しているのかいないのかすら不明だと言うのです。
それ即ち、もう二度とバスバレー・フェレットを飼う事は不可能になってしまったと言う話です。
私が初代のフェレットと出逢った頃(14年前の2010年)は、カナディアンやバスバレー等、海外の様々なファームから月齢1ヶ月ちょいのくらいの小さな赤ちゃんが、日本の様々なペットショップに大勢輸入されていました。
私がカナディアンの子を初代として飼い始めてから暫くすると、カナディアン・ファームのフェレットが、日本に入って来なくなっていました。
今度は、バスバレー・ファームのフェレット迄もが同じ運命を辿り、日本に入って来なくなっていたとは……。
時の流れと浮世の移り変わりは残酷なとても物ですね。
何時の間にやら、私が過去に飼った事のある愛鼬達のファームが消失しており、日本のペットショップに入って来るのは、略々マーシャル・ファームのフェレット、略々そこ1種類となってしまっておりました。
自分の古臭いフェレットの知識では、マーシャルの子は身体が小さく気性が穏やかな代わり、血が濃くなり過ぎていて癌や腫瘍になり易く長生きしない個体が多いので、出来れば敬遠すべきファームと言う認識でした。
それこそ、1歳くらいで夭逝してしまう子も少なくなく、折角お迎えしても若くして死んてしまう事も決して珍しくは無い、等など……。
マーシャル・ファームのフェレットに対しては、本当にネガティブなイメージしかありませんでした。
逆に、カナディアンやバスバレーのフェレットは、身体が丈夫で病気になり難い、と言うイメージがありました。
命の値段に高い安いと文句を言いたくは無いのですが、マーシャルの子は、身体が弱いのに、他のファームよりも生体の値段が2、3倍と高くて、このファームのフェレットを飼う事はまず無いだろうな、とずっと考えていました。
……だと言うのに、今となってはフェレットをお迎えしたければ、マーシャルしか選択肢が無くなっていたのです。
この現実を知り、割と絶望しました。
しかし、ここで光明となる、自分のマーシャルに対する認識を変える情報を知ったのです。
何でも、マーシャル・ファームも、流石に自ファームのフェレットの癌や腫瘍の発生率の高さを危惧したのか、最近では、腫瘍になり難いフェレットを! を標語にした経営方針に変更した様で、昔に比べるとマーシャル産のフェレットは、身体が大きくなり、病気にも強くなっている……らしいのです。
夭逝し易い傾向が改善されたのなら、生体の値段が高いのは痛いですが、他の選択肢が略無い以上、新しい子をお迎えするのなら、マーシャルの子で選ぶのもアリか、と思える様になりました。
……と、そんな経緯があり、新しいお迎えに向けて、本気で小さい子を探し始めました。
しかしここで、また自分にとって有り難くない、フェレットの輸入ルールの変更があったらしく、昔と違い、ワクチン接種の3回目が終わってからの子でないと、日本には入って来ない様になっていたのです。
これが何を意味するか? 過去にはワクチンを1回だけ射った月齢1ヶ月程度の幼く小さいフェレットが日本に入って来ていたのが、ワクチンを3回接種済み後にしか輸入出来無くなったルール改定で、月齢2ヶ月を過ぎたくらいのちょっと大き目に育った子しか輸入され無くなったのです。
この変更で、未だ足下が覚束無く、ハイハイで這いずってしか動け無い、凄まじく可愛らしいフェレットの極小の赤ちゃんをお迎えする事が無理になってしまったのです。
昔はタイミングが良ければ出逢えた、月齢1ヶ月程度の、人間の掌の上に乗るくらいの小さいサイズの幼いフェレットの赤ちゃんを、もう絶対にお迎え不可能になりました。
そのくらいの月齢のフェレットの子は、胴が短くて、もそもそ動いて凄まじく可愛らしいので、そんな幼子をもう二度と抱っこすら出来無くなったは本当に残念で仕方がありません。
フェレットの子供は、月齢2ヶ月くらいだともう元気に走り回るので、今の日本のペットショップからは、本当の意味でのベイビー・フェレットの存在は消えてしまった様です。
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そして幼いフェレットを新しい家族としてお迎えする
そんな訳で今回は、マーシャル・フェレットの生後から2ヶ月と20日経った、既に赤ちゃんでは無くて幼児と言った成長具合の、ブラック・セーブルの女の子をお迎えしました。
子供である事は間違い無いのですが、既に足腰は確りしていて、家に連れて来た途端に自由自在に走り回るくるいに元気過ぎるフェレットなので、赤ちゃん時代のハイハイする姿を愛でる事が出来無かったのだけがとても残念です。
そうは言っても、身体は小さいのでとても可愛いです。そして、ヤンチャな子なので元気の塊です。
今迄一緒に暮らしていたのが老フェレットだけに、久し振りにエネルギーが有り余った状態の若いフェレットと触れ合うと、その尽きぬ体力に吃驚です。
悲しい事に、未だ信頼関係を築けて無いので、飼主とフレンドリーには遊んでくれません。
もう直ぐに月齢3ヶ月になる、或る程度は自意識も確りして来たくらいの子なので、初めての環境と見知らぬ飼主に対して、そうすんなりと心を開いてはくれないでしょうから、まあ最初の間は他人行儀に付き合って行くしかありません。
しかしフェレットは賢いので、一緒に生活していく間に、段々と何となく互いの意思疎通が出来ているなと感じる程度には、何れは通じ合ってくれるかなと思います。
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これから一緒に暮らす愛鼬(フェレットさん)
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ケースに入って30分のドライブをしてから我が家に到着直後の3代目フェレット
フェレット名:Last In The 3rd
- 破壊力:A
- スピード:A
- 持続力:C
- 射程距離:D
- 精密動作性:D
- 成長性:B
名前は、死んだ時の別れが悲しいので、もうこの3代目でフェレットを飼うのは最後にしよう、と言う飼主の、本当に守られる保証の無い誓いから。
とても元気でやんちゃな子。
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