2024年12月17日に風邪っぽさを自覚してから以降ずっと体調不良でやばい
12月17日に風邪の時の独特の関節痛を感じて熱を測ってみたら37度6分でした。
免疫力が足り無いのか、平熱が低目な自分としては、37度超えは結構な高熱です。
その日は、こういう時は寝るに限ると、夜7時くらいから早々と寝て、10時間くらいの睡眠を取ったら、次の日の朝には熱は36度5分に下がって、関節痛も治まっていたので、その時は風邪は治ったかなと安心したのですが、実は全く回復していませんでした。
なんとそこからは、熱は全く上がらないのですが、咳が止まらないし鼻水がダバダバと無下湧き垂れ流し状態になりました。
熱が出ないので、一見軽度に見えて全く治る気配を見せないしつこい風邪……これは、割と地味に最悪なパターンではないでしょうか。
風邪とインフルエンザって何が違う
わたくし昔っから、風邪とインフルエンザの区別を明確に理解出来ておりません。
自分の認識だと何と無く、風邪の酷いのがインフルエンザな気がするのですが、どちらもウイルスによる感染症ですが、細かい事を言うと、両者では原因となるウイルスや症状の重さ、治療方法等に違いがあるみたいです。
風邪とインフルエンザ 両者の特徴
ざっと纏めてみると……。
1. 原因となるウイルス
- 風邪:
一般的には、ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど200種類以上のウイルスが原因。 - インフルエンザ:
インフルエンザウイルス(A型、B型、C型)が原因。特にA型とB型が毎年流行します。
2. 症状の特徴
- 風邪:
- 徐々に始まる事が多い。
- 主に鼻水、鼻づまり、喉の痛み、くしゃみ、軽い発熱。
- 全身症状はあまり重くない。
- 子供や高齢者を除き、通常は数日から1週間程度で回復。
- インフルエンザ:
- 急激に高熱(38〜40℃)が出る。
- 強い倦怠感、筋肉痛、関節痛、頭痛、喉の痛み、咳。
- 重症化すると肺炎、脳症などを引き起こすリスクがある。
- 回復に1〜2週間掛かる事がある。
3. 治療法
- 風邪:
- 対症療法(喉の痛みを和らげる薬、解熱鎮痛剤など)。
- 十分な休息と水分補給が重要。
- インフルエンザ:
- 抗インフルエンザ薬(タミフル、ゾフルーザなど)が効果的。
- 高リスク群(高齢者、基礎疾患のある人、妊婦)は特に注意が必要。
4. 重症化のリスク
- 風邪:
通常は軽症で済むが、免疫力が低下している人では合併症のリスクがある。 - インフルエンザ:
重症化しやすく、特に乳幼児、高齢者、慢性疾患を持つ人では命に関わる事も。
私の場合の今回の風邪は、初期に一瞬発熱と関節痛があったものの、直ぐに回復して後は主に鼻水垂れ流し状態なので、インフルエンザではなく一般的な風邪みたいですが、本日28日になっても完治していないので、非常に質が悪い長引き具合としか言えません。
更に、初日以降は暫く症状が軽かったのでその儘でその内に自然治癒すると考えていたのですが、何故か25日には食欲が無くなり、何かを胃の中に入れると吐き気を催す迄に症状が悪化してしまいました。
一度嘔吐感が出始めると、その後は水を飲んでも吐いてしまうと言う厄介な状態になりました。
何も食べられ無いし食べたく無いので、立つだけで目眩がしてフラフラです。
こういう時は極力出掛けたく無いのですが、出掛けなければならない用事があるので頑張って外出すると、道を歩いている最中にも嘔吐感がしきりと込み上げ、我慢出来ずに路肩の排水口に何度か嘔吐しました。
出す物が無いので吐くのは胃液だけなんですが、もし傍から見ている人が居たら、きっとヤバそうな病気持ちの人間に見られた事でしょう。
結局その日は、帰宅と共に直ぐに寝込み、翌日の26日の午前中に病院に行って整腸剤と吐き気止めの点滴を挿れて貰ったので、吐き気は直ぐに改善しましたが、点滴入れて貰う迄は碌な状況ではありませんでした。
しかしまあ、途中で本格的に風邪がぶり返すのは、特別珍しい話では無いにしろ、こう長引いて体調不良が強くなると、これ本当にただの風邪なのか、と不安が強くなって仕方ありませんでした。
熱が出ない風邪が長引く場合は幾つかの原因が考えられる?
普通の風邪なら大体は1週間程度もあれば完治する筈なのですが、10日経っても長引いているのには、何かしらの良くない原因があるとしか思えません。
風邪が矢鱈と長引き、治り難い原因として考えられるのは……。
- ウイルスが死滅しない
- 風邪のウイルスが体内で長く活動している場合、熱は出無いが、咳や鼻水などが続く事がある。
- 特に免疫力が低下していると、回復が遅れる事がある。
- アレルギー性鼻炎
- 花粉やハウスダストによるアレルギーが風邪と似た症状を引き起こす事がある。
- 特に鼻水や鼻づまりが続く場合、アレルギーの可能性を考える必要がある。
- 気道の炎症
- ウイルスが原因で気道が炎症を起こしていると、咳が長引き易い。
- 気管支炎などが疑われる場合もある。
- 副鼻腔炎(蓄膿症)
- 鼻の奥に炎症が広がると、鼻水や鼻づまりが長引き、風邪が治らない様に感じる。
- 頭痛や顔面痛がある場合はこの可能性が高いです。
上記の様な要素が原因として有り得るそうなのですが、私の場合、万年耳鼻科に通院しているので、様々な原因の全てが当て嵌りそうで怖いです。
アレルギー性鼻炎に関しては間違い無くあると思います。そして、喉がイガイガして咳が出るので気道の炎症もありそうです。子供の頃から副鼻腔炎をずっと患っており、既に慢性化しております。
いやなんかもう、風邪+アルファで合併症に近い病状に苛まれているんじゃないかとしか思えませんね。
そう考えると、風邪が長引くのはどうしようも無い気がします。
風邪の時は口当たりの爽やかな果物
風邪で体調が最悪の場合、食欲不振で何も食べる気がしないんですが、何も食べないのは最悪なので、そういう場合でも果物は口当たり良くて割と美味しく食せます。
そう言う理由もあって、昔から風邪の時には、普段は値段が高いので余り買わない果物を購入して、風邪の時くらいはと食べる事が結構多いです。
過去を振り返ってみれば、果物を食べるのは、風邪を引いた時のちょっとした楽しみだった気がします。
りんごを買ったり、みかんや桃の缶詰を買ったり、冷凍のいちごを買ったり、風邪の時に食べる果物は本当に美味しいです。
特に缶詰の場合、シロップに漬けてあって糖分が多くカロリーも或る程度摂取出来るので、栄養補給と言う点では理想的かも知れません。
因みに、風邪を引いた時に桃缶を食べるという習慣が、何処まで一般的なのかは不明ですが、日本特有の風習として一部の家庭や地域で広く知られているみたいです。
自分は、風邪の時には好んで果物を食べますが、風邪に桃缶とい言う風習は、確か「エクセル・サーガ」で読んで知りました。
この風邪には桃缶と言う風習には、WEBで調べてみると歴史的・文化的な背景や実用的な理由が一応あるみたいです。
……とは言って、桃缶が風邪の特効薬になる訳ではありませんが。
1. 桃缶と風邪の関係の由来
- 桃の効能への信仰
- 桃は古来から「不老長寿の果実」とされ、中国の神話や日本の民間伝承でも健康や生命力を象徴する果物とされています。
- その影響で、風邪を引いた時に「縁起が良い」「身体に良い」と考えられる様になったとされています。
- 缶詰の普及と保存性
- 桃の缶詰が日本で一般化したのは明治時代後半から昭和に掛けての事です。
- 冷蔵技術が普及していなかった時代、長期間保存できる甘い果物の缶詰は、風邪を引いた人に提供する手軽で衛生的な食べ物として重宝されました。
- 食べ易さと甘さ
- 桃の缶詰は柔らかく、喉の痛みがある時や食欲が無い時でも食べ易い。
- 甘みがある為、エネルギー補給にも適しています。
2. 桃缶を風邪の時に食べる実用的な理由
- 水分補給
- 風邪で体調が悪い時には水分補給が重要です。
- 桃の缶詰はシロップも含まれており、水分と糖分を同時に摂取できます。
- ビタミンやミネラルの補給
- 桃にはビタミンC、ビタミンE、カリウムなどが含まれています。
- 缶詰加工の過程で一部の栄養素は失われますが、それでも一定量の栄養を補給出来ます。
- 消化に良い
- 桃は繊維が柔らかく消化し易い為、胃腸に負担を掛け難い食品です。
3. 地域性や家庭の文化
- 桃缶を風邪のときに食べる風習は、日本全土で見られるものの、特に昭和世代に広く根付いている印象があります。
- 高度経済成長期に缶詰文化が浸透し、家庭で常備される様になった事が、この風習を支えたと考えられます。
- 地域によっては桃缶以外にも「卵酒」「おかゆ」「すりおろしりんご」などが風邪の際の定番食として存在する事から、桃缶もその一環として広まったのではないかと思われます。
4. 現代における桃缶の役割
- 現在は栄養補給の方法が多様化している為、桃缶が必須ではありませんが、風邪を引いた時に桃缶を提供されると「懐かしさ」や「安心感」を覚える人も少なくありません。
- また、冷凍フルーツや新鮮な果物が容易に手に入る現代でも、缶詰の利便性と保存性は評価されています。
まとめ
桃缶を風邪の時に食べる風習は、歴史的背景、栄養的価値、そして文化的な信仰が融合した日本独特の習慣です。科学的根拠というよりも、家庭の知恵や温かみのある風習として受け継がれているものと言えるでしょう。
諸星大二郎先生の妖怪ハンダー稗田礼二郎風に語るなら……
「そうか。「風邪の時に桃缶を食べる」という風習には、興味深い民俗的背景が潜んでいるのか。
日本の各地には、病気の際に特定の食べ物を摂る事で快癒を祈る習慣がある。これは単なる栄養補給の話ではなく、人々が食物に込めた信仰や願いの表れと言える。
桃は、古来より邪気を祓う力を持つ果実とされてきた。
その起源は古代中国に遡る。例えば、『山海経』や『荘子』といった書物には、桃が不老長寿を齎す果実として描かれている。日本に伝わった後も、その霊力は失われる事無く、桃太郎の物語や節句の雛祭りなどで象徴的に用いられて来た。
日本で桃缶が風邪の時に食べられる様になったのは、近代以降の話だろう。
缶詰技術の普及により、桃が季節を問わず手軽に入手可能になった。
特に缶詰の甘いシロップは、病気で弱った体にも負担が少なく、栄養補給に適していたのだ。
また、桃缶の甘さや柔らかい舌触りが、病人を慰める効果もあったのだろう。
しかし、重要なのはこの行為そのものが、単なる食事以上の意味を持つ点だ。病に伏す者に桃を供する事で、桃の持つ霊力を借り、病を祓い、健康を取り戻すという祈祷が込められている事だ。
この様な小さな奇習にも、我々の無意識の中に刻まれた古代の信仰が垣間見える。
実に興味深い現象だと言えよう。」
そんな感じでしょうか。
諸星大二郎先生の描く、呪的逃走をテーマにしたエピソードは面白いですからね。呪的逃走と言えば、桃出て来ますし。桃を語らすキャラなら稗田礼二郎でしょう。
まあそう言う話は抜きにしても、桃は美味いです。
ビタミンCは風邪の特効薬と世間で勘違いされて盲信されているが特に効果なし
私の知人で、世間に流布する根拠の無い情報を鵜呑みにして直ぐに知った被りする人物がおりまして、昔この知人が、風邪を引いた時にはビタミンCを大量に摂取して暖かくして良質の睡眠をとれば治るとか、御高説垂れ流し始めた事があって、それを聞いて呆れ果てた事があります。
どうも、ビタミンCは風邪の特効薬みたいな話が世間には広まっているみたいでして、実際には科学的根拠に基く、それを証明する証拠は存在し無いにも拘らず、その説を信奉するビリーバーが多い様です。
まあ別に、世間に流布する与太話を真偽確認も禄にせずに信じるのは、別にその人の自由なのですが、間違った情報を物知り顔で他人に無責任に拡散するのを目の当たりにすると、非常に腹が立ちます。
本人に悪気は無いのでしょうが、こういう科学的根拠の欠落した適当な事を、まるでお役立ち情報みたいに他人に告げる人の頭の中って一体どうなっているんだろうか? と思ってしまいます。
そもそも、先ず現代の日本人でビタミンC不足の人間なんて存在しないのに、更にビタミンCを追加で摂取してどうなると言うのか?
ビタミンCは、過剰摂取すると、その先に間違い無く待ってるのは酷い下痢です。
風邪を引いて胃腸が弱っている時に、下痢を誘発する様な行為を態々勧めるなよ、と言いたいです。
昔から思うのですが、こう言う擬似科学的な情報を気軽に無責任に他人に語る人って、その与太話を信じて聞いた人が実行した場合、その後に何かあったらどう責任取るつもりなのかと、常々腹立たしく思います。
どんと来い疑似科学 もういい加減風化して欲しい風邪にビタミンCが効果的だと言う嘘
ビタミンCが風邪に効果的であると広く信じられている背景には、科学的根拠の誤解や歴史的な要因が関係しています。
実際には、ビタミンCが風邪の予防や治療に大きな効果を齎すという確固たる証拠はありません。
1. 科学的根拠の現状
- 予防効果について
- 一般の人々において、ビタミンCを定期的に摂取しても風邪を予防する効果は確認されていません。
- ただし、極度の肉体的ストレスを受ける人(例:マラソン選手や極寒環境で働く人)に限っては、ビタミンCが風邪のリスクを多少低減する可能性があるという研究結果があります。
- 治療効果について
- 風邪に掛かった後にビタミンCを摂取しても、症状の重さや回復時間に大きな影響を与えない事が多いとされています。
2. ビタミンC信仰の背景
- ライナス・ポーリングの影響
- 1970年代、ノーベル賞受賞者のライナス・ポーリングが、ビタミンCの高用量摂取が風邪を予防・治療する効果があると主張しました。
- ポーリングの著書が大ヒットした事で、この理論が一般に広まりました。
- しかし、後の多くの科学的研究により、この主張は否定されています。
- 商業的プロモーション
- 健康食品業界や製薬業界が、ビタミンCサプリメントを「免疫強化」や「風邪予防」の手段として広く宣伝しました。
- この様な宣伝が一般消費者の間で信仰を深めました。
- 心理的効果
- ビタミンCを摂取することで「風邪に効く」というプラセボ効果(偽薬効果)が一部の人々には感じられる事があります。
- これが体験談や口コミとしてさらに広まり、信仰を支えています。
3. ビタミンCが完全に無駄ではない理由
- 免疫機能への寄与
- ビタミンCは免疫細胞の正常な機能に必要であり、欠乏すると免疫力が低下します。
- しかし、通常の食事で十分な量のビタミンCを摂取している場合、追加摂取による更なる効果は殆ど期待出来ません。
- 抗酸化作用
- ビタミンCは抗酸化物質として細胞の損傷を防ぎ、体内の炎症反応を抑える働きを持ちますが、これが風邪の改善に直接寄与する訳ではありません。
4. 正しい理解と行動
- ビタミンCサプリメントの過剰摂取は無意味であるばかりか、下痢や腹痛などの副作用を引き起こす可能性があります。
- バランスの取れた食事(野菜や果物)から適量のビタミンCを摂取することで健康は維持されますが、それ以上の効果を期待する必要はありません。
まとめ
ビタミンCが風邪を予防・治療するというのは、科学的根拠が乏しい都市伝説に近い信仰です。
但し、日常的に適切な量のビタミンCを摂ることは健康に役立つため、過度に否定するのではなく、バランスの良い食生活を心がける事が重要です。