格安SIMでデータ消費を気にせず使える無制限プランを選ぶならどれか?
この記事を書いている人間は、現在進行系で楽天モバイルを利用しています。
スマートフォンを使う際に、データ通信量を気にせずに使いたいと考える方は多いでしょう。
特に、動画視聴やリモートワークでデータを大量に使う人にとって、データ無制限のプランは魅力的です。
そこで今回は、格安SIMで提供されているデータ無制限プランについて詳しく解説し、主要なプロバイダーのプランを比較します。
データ無制限プランとは?
データ無制限プランとは、本来なら月間データ通信量に制限がなく、使い放題でインターネットを利用できるプランです。
ただし、多くのプランでは一定のデータ量を超えると通信速度が制限されることがあります。
この点を理解して、自分に合ったプランを選ぶことが重要です。
主要な格安SIMのデータ無制限プラン比較
以下に、主要な格安SIMプロバイダーが提供するデータ無制限プランの特徴と料金を紹介します。
1. 楽天モバイル
特徴:
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 本当の意味で、月間のデータ通信量の上限がなく、固定料金で好きなだけ使い放題
- WEB上で確認可能なソースありで、月に17TG使ったという報告や、1TB使ったが速度制限掛は無かったという嬉しい報告が上がっている(#1)
- 楽天モバイルだけで、固定回線なしでもネットするには困らない程度のデータ使用量無制限の最強さを誇る
- 使わなければ月額が安くなる。3GB以内なら1,078円(税込)、20GB以内なら2,178円(税込)
(#1)
akuten最強プランプランで17743.86GB使いました!・楽天モバイル 無制限プランでデータを「17テラ」使っても影響ない?広報が示した“まさかの回答”・楽天モバイルを1000GB使った結果→ 速度制限の恐怖→ 衝撃の結末
料金プラン:
- akuten最強プラン 無制限:3,278円/月
メリット:
- 楽天市場の買い物でポイントが増える
- 楽天ポイントで使用料金を支払える
- 5G回線に対応しているので電波が拾えるなら通信速度がかなり速い
- 昔は、1日に10GB以上の通信で回線速度が制限されたが、今はもう廃止されているので真の無制限
- 昔は、KDDIから借りているパートナー回線には月5GBまでの利用制限があったが、今はもう廃止されているので真の無制限
- 海外利用も便利
- 楽天モバイルは自社回線(MNO)
デメリット:
- 地域によっては電波が不安定(但し、時間と共に、KDDIのパートナー回線や自社のプラチナバンドで改善しつつある)
- データ使用量が異常に多いと通信速度が制限される可能性はある(契約時の注意書きに記載あり)
ヘビィに使うなら楽天モバイルの無制限がおすすめ!
個人的には、データ無制限のSIM、もう全部楽天モバイルだけでいいんじゃないかな、で締め括りたくなるくらい、使い放題に関しての楽天モバイルのスペックとお得感は、他の追随を許さないレベルで凄いです。
Docomo、au、SoftBankといった3大キャリアを抜いて、あわよくば業界の頂点に君臨してやるという、楽天モバイルの気迫とやる気が垣間見える気がします。
引っ越してインターネットの固定回線をまだ引けて無い状態だけど当面どうしようか、という時に、楽天モバイルのSIMを契約していれば、それをモバイルルーターに入れるなり、スマホのデザリングで利用するなりすれば、工事無しでも急場は凌げるし、充分に実用になるネット環境が整います。
もうそのまま、ネット回線は楽天モバイルだけでも、特に困る事は無いでしょう。
ただ、データ無制限が望ましいが、そこまで極端な使い方はしないので、もう少し月額が安い方が助かる、という方には別の選択肢もあります。
2. mineo
特徴:
- 3キャリア回線から選べる
- データ容量で選べるマイピタに、パケット放題 Plusオプションを付ける事で使い放題になる。
- 定額データ使い放題のマイそくもある
料金プラン:
- マイピタ1GB:税込み1,298円/月+パケット放題 Plusオプション:税込み385円/月(最大1.5Mbps)=税込み1683円/月
- マイそく スタンダード(最大1.5Mbps):税込み990円/月
メリット:
- 速度と値段で考えると、かなりコスパが良い
- マイピタは翌月にデータ繰り越し可能
デメリット:
- マイピタ1GB+パケット放題 Plusも、マイそく スタンダードも、3日間で10GB以上使うと速度制限が掛かるので、実質使えるデータ量は99GB/月が上限
- マイそく スタンダードは、月曜から金曜日の昼の12時台に速度制限が掛かる。
- mineoは移動体通信事業者から通信回線を借り受けている仮想移動体通信事業者(MVNO)
家に固定回線があり出先で使うだけなら充分なデータ無制限SIM
マイそく スタンダードは、通信速度最大1.5Mbps、月額990円と、速度と値段のバランスが良く、コスパ的に考えるとかなりお得なプランです。
問題は、月曜から金曜日の昼の12時台に実用不可なレベルの速度制限が掛り、遅過ぎてその間はネットで何も出来なくなる部分です。
昼のその時間帯に使わない。または、他の格安SIMと併用し、昼の1時間だけそちらの格安SIMで凌ぐ、という回避手段を用意出来るのであれば、mineoのマイそく スタンダードは、実におすすめのデータ無制限の格安SIMです。
3. UQモバイル
特徴:
- KDDI(au)の自社回線を利用
- 高速・安定した通信
- auでんき等と併用する場合に月額△1100円のセット割引が入る
- au PAYカードで支払うと月額△187円の割引が入る
料金プラン:2段階型料金プラン
- トクトクプラン データ利用量 1GB超~15GB:税込み3,465円/月(データ使い切り後の最大速度1Mbps)→割引適用で税込み2,178円/月
- トクトクプラン 1GB未満の場合:税込み2,277円/月(データ利用量1GBを超えたら↑の月額になる)→割引適用で税込み1,078円/月
メリット:
- KDDIの自社回線なので通信が安定している
- KDDIの提供している格安SIMなのでサポートが充実
- KDDIのサービスなので実店舗が多い
デメリット:
- 他の格安SIMと比較して料金が高め
- 自宅セット割と併用しないとお得感は無い
- データを使い切る前に節約モードをONにしたりする機能は未実装なので、データ消費を1GB以内に抑えて、最大速度1Mbpsの無制限回線として使うのは無料。よって月額3,465円がデフォルトになる→割引適用で月額2,178円
- データ容量が残っていても、3日間で6GB以上のデータを使うと、その翌日の通信速度が最大1Mbpsに制限される
家でauひかりやauでんきを利用していて、KDDIの自社回線を強みと感じるならあり
UQモバイルは完全なデータ無制限プランは提供していませんが、一定のデータ量を超えても速度制限が掛かるだけで、追加料金無しで使い続けられるプランが用意されています。これにより、実質的にデータ無制限と同様に使う事が可能です。
UQモバイルのトクトクプランは、単体ですと月額3,465円ですが、自宅セット割とau PAYカードお支払い割を適用させると月額2,178円(税込)まで安くなります。データ利用量が1GB未満の場合は、月額2,277円→月額1,078円(税込)となります。
自宅セット割はauひかりやauでんきを利用している場合、適用されます。
変則的なデータ無制限の格安SIMとしてUQモバイルのトクトクプランを紹介しておりますが、KDDIの自社回線(MNO)に魅力を感じる方や、自宅セット割の適用(au PAYカードで支払えると更に良い)となる方以外には、格安SIMという括りで、おすすめ出来るかどうかは割と微妙なところです。
4. ワイモバイル
特徴:
- SoftBankの自社回線を利用
- 高速・安定した通信
- おうち割セットで月額△1,650円の割引が入る(家族割引と併用不可)
- 家族割引で月額△1,100円の割引が入る(おうち割光セットと併用不可)
- PayPayカードで支払うと月額△187円の割引が入る
料金プラン:
- シンプル2M データ量20GB:税込み4,015円/月(データ使い切り後の最大速度1Mbps)→割引適用で税込み2,178円/月
メリット:
- SoftBankの自社回線なので通信が安定している
- SoftBankの提供している格安SIMなのでサポートが充実
- SoftBankのサブブランドなので実店舗が多い
デメリット:
- 他の格安SIMと比較して料金が高め
- 割引の適用がないとお得感は無いに等しい
- データ消費を抑える為の節約モード機能が未実装
- 最大1Mbpsの速度制限後、月間データ容量の半分を消費した場合、更に128kbpsに制限される
割引の適用があってSoftBankの自社回線に魅力を感じるなら
ワイモバイルは、完全なデータ無制限プランは提供していませんが、一定のデータ量を超えても速度制限が掛かるだけで、追加料金なしで使い続けられるプランが用意しています。これにより、制約が多いですが擬似的なデータ無制限として使う事が可能です。
ワイモバイルのシンプル2Mは、単体ですとつ月額4,015円ですが、おうち割セットとPayPayカードお支払い割を適用させると月額2,178円(税込)まで安くなります。
家族割引適用の場合は月額△1,100円の割引が入りますが、おうち割セットと併用にはなりません。
おうち割セットはSoftBank airやSoftBank光を利用している場合、適用されます。
更にSoftBankは速度制限が厳しいので、割引で月額2,178円まで安くなったところで、実用になる回線速度で利用出来るのは実質30GB(データ容量20GB+第1速度制限時10GB)までという縛りが入ります。
変則的なデータ無制限の格安SIMとしてワイモバイルのシンプル2Mも紹介しておりますが、SoftBankの自社回線(MNO)に魅力を感じる方や、おうち割セットの適用(PayPayカードで支払えると更に良い)となる方以外には、格安SIMとしておすすめ出来るかは、かなり微妙なところです。
格安SIMの無制限プランを選ぶポイント
- 通信速度の確認:
- 無制限プランといっても、速度制限がある場合が多いです。自分の利用スタイルに合った速度が提供されるか確認しましょう。
- エリアのカバー:
- お住まいの地域での電波状況を確認することが重要です。口コミやレビューも参考にして選びましょう。
- 料金とコストパフォーマンス:
- 月々の料金が自分の予算内かどうかを確認し、コスパの良いプランを選びましょう。
- 追加サービス:
- 楽天モバイルのようにポイントが貯まるなど、付加価値のあるサービスも考慮すると良いです。
まとめ
データ無制限の格安SIMプランは、データ通信量を気にせずにスマートフォンを使いたい方にとって非常に魅力的な選択肢です。
しかし、各プロバイダーによって特徴や料金プランが異なるため、自分の利用スタイルに合ったプランを選ぶことが重要です。この記事で紹介した情報を参考にして、最適なデータ無制限プランを見つけてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました!