2024年は物価高騰 格安SIM比較で少しでも節約しよう
この記事を書いている人間は、楽天モバイルとIIJmioを利用しています。
2021年10月1日以降、通信キャリア販売の端末のSIMロックが廃止され、近年、スマートフォンの利用が一般的になり、通信費の節約を考える方も増えてきました。
更に、万が一の解消障害対策にスマホの2台持ちを始める方も増えてきました。
そこで注目されているのが「格安SIM」です。この記事では、格安SIMを提供する主要な会社を比較し、それぞれの特徴や料金プラン、メリット・デメリットを詳しく解説します。
あなたにピッタリのプランを見つけるための参考にしてください。
格安SIMとは?
まず、格安SIMについて簡単に説明します。
格安SIMとは、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)が提供するSIMカードのことです。
MVNOは大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)の通信インフラを借りてサービスを提供しており、そのため低価格での提供が可能となっています。
主要な格安SIMの比較
ここでは、日本国内で人気のある格安SIMプロバイダーをいくつか紹介し、それぞれの特徴と料金プランを比較します。
尚、データ+音声がセットになっている(デュアルタイプ)SIMの月額料金を紹介しています。
1. 楽天モバイル
特徴:
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 無制限データプランあり
- eSIM対応(Web経由で申し込むと1時間掛からずに契約可)
料金プラン:
1GBまで:0円/月(残念ながら終了しました)- 3GBまで:税込み968円/月
- 20GBまで:税込み2,068円/月
- 無制限:税込み3,168円/月
メリット:
- 楽天市場の買い物でポイントが増える
- 海外利用も便利
- 複数回線利用可能
- Webで申し込んでも実店舗で申し込んでも事務手数料無料
デメリット:
- 地域によっては電波が不安定
- Rakuten LinkアプリのSMSがiPhoneで使うと有料、Androidは無料
楽天モバイル厳密に言うとMVNOではなく自社回線(MNO)です
楽天モバイルはAUからパートナー回線を借りていますが、自社回線を持っています。最初はなかった700MHz帯のプラチナバンドも、2024年6月から運用開始で以後、主要都市部などから順次エリアを拡大して行く予定です。
地下鉄や屋内でも繋がり易くなる為、これまでの、地域によっては電波が不安定で繋がり難い、という楽天のネガティブ・イメージは、徐々にですが今後は払拭されて行くだろうと思われます。
Rakuten Linkアプリを使用する事で、国内通話かけ放題無料、SMS(Androidのみ)も無料ですので、音声通話を多用するユーザーであれば、楽天モバイルは料金的にかなりお得です。
データ通信に関しても、どれだけ使っても税込み3,168円/月で収まるので、家のネット回線代わりにも使えて利用方法次第ではとてもお得です。
また、楽天モバイルはMNPで13000ポイント、乗り換え以外でも6000ポイント貰えるので、MNPだと月のデータ使用量3GB以下なら、実質1年間維持費無料で使えたりもします。
この記事を書いている私も愛用しています。私の紹介コードから申し込んで頂きますと、紹介された方が13000ポイントor6000ポイント貰えますので、良かったらご利用下さい。
2. IIJmio
特徴:
- ドコモとauの回線が選べる
- eSIM対応
料金プラン:
- 2GB:税込み850円/月
- 5GB:税込み990円/月
- 10GB:税込み1,500円/月
- 15GB:税込み1,800円/月
- 20GB:税込み2,000円/月
メリット:
- データシェアやギフト機能が充実
- eSIM対応で複数回線利用可能
デメリット:
- 通信速度がやや遅め
IIJmioは低速モードでデータ量を節約できる、110円端末あり
IIJmioは通信速度の低速高速をユーザーが自由に切り替えでき、低速モードだと高速通信用のクーポンを消費しないので、通信量の節約になります。
低速モードでは、通信速度は最大300kbpsに制限されますが、通信の始めだけ高速化になるバースト転送機能がある為、ちょっとしたWeb閲覧程度なら低速モードでも充分に使えます。
但し、3日間でデータ通信量が366MBを超えてしまうと、更に制限が掛かって速度的に全く使い物にならなくなるので、その場合は素直に高速クーポンを消費しましょう。
通信速度はMNOの回線と比べると多少遅いですが、回線が混み合う時間帯に多少もたつくことはあっても、そこまでストレスを感じる程、極端に遅いという事はありません。
1000円以下の月額でデータ5GB、更に低速モードで高速通信用クーポンを節約出来るので、月3GBだとデータがちょっと足りないけど、そこまで大量にデータは要らないという人に最適なプランがあるのがIIJmioです。
また、IIJmioは格安の110円スマホ端末も取り扱っていますので、新しい端末が欲しい時に、MNPを利用すると安く端末を入手出来るので有り難いです。
3. mineo
特徴:
- ドコモ、au、SoftBankと、3キャリア回線から選べる
- フレキシブルなデータプラン
- コドモoとauはeSIM対応(SoftBankは未提供)
料金プラン:
マイピタ
- 1GB:税込み1,298円/月
- 5GB:税込み1,518円/月
- 10GB:税込み1,958円/月
- 20GB:税込み2,178円/月
- パケット放題 Plusオプション(最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題になる):税込み385円/月(10GB以上のプランは無料)
マイそく
- スーパーライト
(最大32kbps):税込み250円/月 - ライト
(最大300kbps):税込み660円/月 - スタンダード
(最大1.5Mbps):税込み990円/月 - プレミアム
(最大3Mbps):税込み2200円/月
メリット:
- パケット放題オプションが充実
- データ繰り越し可能
- マイそくはデータ使い放題
デメリット:
- 繁忙時間帯の速度低下
- マイそくは、月曜~金曜の12時台は速度が最大32kbps制限となる
マイピタはそんなに安くない。マイそくは一応データ使い放題
mineoの売りは、やはり3大キャリアの回線が選べる事でしょう。
少し前の海外スマホだと4G LTE回線のプラチナ帯がBand8にしか対応していない事もあり、本来ならSoftBank回線と相性が良いのに、格安SIMだと余りSoftBank回線が存在しないので困る事があった。
その点、mineoはSoftBank回線もちゃんと選べるのが有り難い。
ただマイピタは、料金的な部分で余りお得感だとは思えない。
逆にマイそくは、月曜~金曜の昼の12時台には速度制限が掛かってほぼ使い物にならなくなる仕様だが、そこを除けば後の23時間はデータ使い放題で、最大1.5Mbpsの回線速度が出るスタンダードが月額990円だから、かなり魅力的と言える。
ただ、マイピタ+パケット放題も、マイそくも、使い放題とはいっても、3日間で10GB以上利用すると速度制限が掛かる制約があるので、実質使えるのは月に99GB迄となる。
しかし、月に99GB使えて、月額1683円or980円のプランが用意されていと考えるのならば、料金としてはかなり安いが。
最大3Mbpsの回線速度が出るプレミアムになると、月額が2200円に跳ね上がるので割高になる。外出先のスマホで1.5Mbpsの回線速度が出れば殆ど困る事はないだろうから、プレミアムを選ぶ人は少なそうだ。
最大300kbpsしか回線速度が出ないライトだと、やれる事が限定され過ぎて使い勝手が悪そうである。
更に下、最大32kbpsの回線速度しか出ないスーパーライトは、流石に今の時代遅すぎて電話番号維持程度にしか利用出来ないだろう。
結局、マイそくを使うなら、スタンダードくらいしか選択肢は無さそうだ。
4. BIGLOBEモバイル
特徴:
- ドコモとauの回線が選べる
- エンタメフリーオプションあり
- 複数端末での利用が便利
- 物理SIMのみ
料金プラン:
- 1GB:税込み1,078円/月
- 3GB:税込み1,320円/月
- 6GB:税込み1,870円/月
- 12GB:税込み3,740円/月
メリット:
- 税込み308円/月のエンタメフリー・オプションを付けると、YouTubeやU-NEXT等の対象21サービスの通信量が加算されないので、通信量データ消費を節約できる
- サポートが充実
デメリット:
- 基本料金がやや高め
- au回線は5G非対応
動画視聴専用ならありかも
外出時にスマホでYouTubeやU-NEXTの動画を見捲る人になら、お勧め出来るかも知れない。
但し、Amazon Premium VideoやNetflixの動画はデータ定額の対象外というのは微妙である。
人を選びそうな格安SIMである。
公式に書かれている、エンタメフリー・オプション対象サービスは
動画配信
YouTube、ABEMA、U-NEXT、YouTube Kids
音楽・ラジオ配信
YouTube Music、Apple Music、Spotify、AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko、らじる★らじる、dヒッツ、楽天ミュージック、TOWER RECORDS MUSIC
電子書籍配信
dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo
その他のアプリ
Facebook Messenger、au PAY マーケット
と、なっておりました。
恩恵を受けられそうな方は、利用を考えてみて下さい。
格安SIMの選び方
- 利用目的に応じたデータ量の選定:
- Web閲覧程度のインターネットやSNSの利用がメインなら、1〜3GBプランで十分です。
- 動画視聴やテレワークなどデータを多く使う場合は、10GB以上のプランを選びましょう。
- 通信速度とエリアの確認:
- お住まいの地域での電波状況を確認しましょう。口コミやレビューも参考にすると良いです。
- 料金プランの柔軟性:
- データ繰り越しやシェア機能など、自分の利用スタイルに合ったプランがあるか確認しましょう。
- サポート体制:
- 初めての方は、サポートが充実しているプロバイダーを選ぶと安心です。
まとめ
格安SIMは、通信費を大幅に節約できるため、多くの人にとって魅力的な選択肢です。
しかし、各プロバイダーによって特徴や料金プランが異なるため、自分の利用スタイルに合ったプランを選ぶことが重要です。
この記事で紹介した情報を参考にして、最適な格安SIMを見つけてください。
格安SIMに切り替えることで、スマートフォンの利用がさらに快適になりますように!
おすすめの格安SIMプロバイダー
最後までお読みいただきありがとうございました!