iPhone用SIMがAndroid端末では使えない ワイモバイル(Y!mobile)

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日本だとスマホOSシェア7割。何故か日本人が大好きなiPhone。自分も欲しくなる。

 2023年の末頃から、ジワジワと新し目のiPhoneが欲しくなり、2024年になってから本当に買う気になりました。いや、古いiPhoneならあるのですが、iOSのアップデートは10.3.4で止まり、サポートも疾うの昔に既に終了している、2013年発売の5cという骨董品。4G(LTE)対応ではあるけれど、4G回線の音声通話(VoLTE)に非対応故に、3G停波と共に電話としての役割すら終える旧式モデル。小さく手の中にすっぽりと収まり、軽く、ポケットの中で邪魔にならないサイズ感は、携帯には最高だったんですが。時の流れは無情ですね。

 そんな経緯で、本体小さ目で、それなりに新しい型のiPhoneを買おうと思い、ヤフオク等で、安価であろうSE2の落札価格を眺めたりしたんですが、流石はiPhoneというべきか、そこまで安くはない。寧ろ、割とお高め価格。これは秀逸と思う12 miniだと更にお高い。余り散財したくないので、Webで色々と良い出物はないかと探していたら、ワイモバイル(Y!mobile)のオンラインストアで、ソフトバンク認定中古品として、リユースiPhoneがお値打ちに販売されているのを発見しました。

 Webには「端末外観の検査を実施し、専門業者によるクリーニング実施済みの端末となります。」と説明があって、要は中古だが「検査ツールによる機能確認を実施しています。バッテリー残量80%以上、基本機能及び接続機能ともに検査済みの端末のみ販売します。」とある完動品で、フリマやオークション、リサイクルショップ等での購入と異なり、曲がりなりにもキャリア直販なので、後にネットワーク利用制限に引っ掛かり使えなくなる心配もないという、安心購入可能な中古品みたいです。ただ、「バッテリー残量80%以上」を謳っている中古品なので、基本残量80%ギリギリの商品が届く可能性は大。直ぐにバッテリー交換が必要になるかも知れませんが。

 しかし、2024年4月時点で、iPhone 12 mini 64GBが、MNPでという条件付きですが、¥9.8kの格安で買えるようで、一般的な中古相場と比較してもお得なことは間違いなしです。オンラインストアで購入する場合、実店舗と違い事務手数料が無料というのもいいです。

MNP=Mobile Number Portability(携帯電話番号ポータビリティ)の略。

今まで使っていた携帯電話番号を変更する事なく、通信サービスのキャリアだけ乗り換え出来る制度。

 尤も、本体が格安価格な分、税込み¥4015円の”クソ高い(個人的感想)”回線契約と抱合せ販売なので、購入直後に一番安いプランに変更して、少し使って早めに格安SIMへMNPしないと、値段の旨味が全くなくなるので、その辺りは注意が必要となるんですが。

 本来、乗り換えは好きではないんですが、今回は運良く恰度処分したい電話番号が余っていた(先日、イオン系のスーパー行ったら、UQモバイルが出店で、MNPしてくれたら今この場で現金即金で¥2万円をプレゼントしますという、かなり攻めたイベントをやっていて、ついつい金欲しさに格安SIMで弾を作って現金を貰ってしまった時の残骸)ので、それを使ってiPhone 12 mini 64GBを注文する事にしました。結果、迅速対応が売りかどうかは知りませんが、Y!mobileのオンラインストアから、注文後、2日で商品が手元に届きました。

 届いたiPhone 12 miniは、中古だけれど外観は美品で、状態は上々でした。ただ、バッテリー残量は案の定と言うか、キッチリ80%しかなかったです。直ぐに80%割って寿命が尽きそうです。そこは諦めるしかないですね。

目出度くiPhone 12 miniのオーナーになる。

 こうして、au、SoftBankと続く3G停波で殆ど文鎮化した骨董品のiPhone 5cから、一気に世代を幾つも飛び越えて行き成り12のユーザーになりました。おお、動作が凄くサクサクしてて良いね! 5cしかiPhoneを知らない人間が、初めて12を触ってみた所感は月並みですが、正直、買ったのは正解でした。尤も、電話としての利用は全く考えておらず、SIMは入れずに基本はwifi環境での使用、車でナビ代わりにしたり、超コンパクトなタブレット端末として活躍して貰うという、キャリア泣かせの利用法を選択する予定ですが。

 後は、一緒に届いたY!mobileのSIMの処分です。将来的に、一番安いプランで暫く使ってから解約なりMNP弾として再利用なりの予定ですが、SIM単体で放置しておくと紛失しそうです。SIMのみだとMNP予約番号も取れませんし。そういう時は、定番のガラケーへIN。SIMは、家にあったSoftBank DIGNOケータイ 501KCに挿して、受け専電話として寝かせておくつもりでした。

 ……ところが。SIMをDIGNOケータイ 501KCに挿しても全く認識してくれません。他のSIM挿すと使えるので、決してDIGNOケータイ 501KCが壊れている訳ではなさそうです。試しに、別の携帯、AQUOS SH-02Lへと差し替えてみてもSIMを認識してくれません。なんで家にそんな複数の携帯があるのかというと、自分は基本スマホはSIMなしでタブレット的運用、通話には未だにガラケーを愛用してるからです。

 これが駄目ならあれ。更に別の手持ちの携帯を試しても一向に認識しないSIM。まるで原因が判らず、もしやこのSIM不良品? と疑い、Y!mobileのカスタマーに電話して尋ねてみたところ、向こうも原因が判らず、結局「それだけ試して駄目なら初期不良の可能性が高いので実店舗持ち込んで相談してみて下さい。SIMの再発行が必要だと思います。」みたいな返答をくれた。もしSIM再発行となったら手数料はどうなるの? と尋ねたら、「事務手数料が、有料なのか無料なのかはこちらでは判りかねるので、それは実店舗の判断となります。」との事。まあ、オペレーターの人もマニュアルにないようなイレギュラーな問い合わせされても、正直返答に困るんでしょうね。

そして実店舗へ。判明、恐ろしい事実!

 その日の営業時間内に間に合うよう、素直に急いで実店舗に赴きました。着いて店員さんに、色んな携帯(ガラホ)にSIM挿してもSIM認識してくれないですよ、カスタマーサービスに電話したら斯々然々で、と相談。調べますんで、と請け負ってくれた店員さん曰く「ああ、世間一般に知られてないみたいですが、このSIMはiPhoneとのセットのなんでiPhone専用のSIMとなり、Android端末では使えませんね。その逆、Android端末とセットのSIMはiPhoneで使えるんですけどね。差し替えて別の機種で使う予定があるならAndroid端末とセットのSIMにしないと駄目ですね。そっちのSIMに変更は可能ですけど、事務手数料¥3800円掛かります。」驚愕のiPhone専用SIMの存在を知らされる事に。

 どうやら、SoftBank・Y!mobileで入手した、iPhoneとセットで発行されたSIMは、Android端末では使用不可だったらしい。何それと思ったが、SoftBank・Y!mobileではユーザーが自由にiPhone用のSIMを別のAndroid端末に挿して使って欲しくないという事なのだろ。よく判らん独自の縛りルールを設けているらしい。

 結局、店員さんが「SIM再発行しますか? 短期解約気にしないなら別に解約でもいいですけど。」と2択を与えてくれたので、お言葉に甘えて解約することにした。短期解約ブラックに入りそうなのは嫌だが、ゲリラ的なUQモバイルの現金プレゼントでちょっと魔が差した前科はあれど、考えてみれば別に積極的にMNP携帯乞食活動するつもりもないので、別に1、2年の間、Y!mobileと契約出来なくなっても構わないな、と。どうせ、メインで使うのは格安SIMで、3大キャリアと契約するのは本体安く欲しい時だけで、暫くキャリア販売の本体は要らないし。

MNP携帯乞食とは?

 モバイル通信キャリアがMNP(乗り換え)を条件に販売する格安端末を購入し、ヤフオク等で売却して利益を出す活動を、積極的に継続して行う人の事。

 端末を売っても、当然月額の回線費用は発生する。因って、早急に解約か、次の別案件にMNPして、回線契約を処理する必要があるのだが、あまり早く処理し過ぎると特価ブラックになって、新たに格安端末を購入出来なくなるので、どの程度回線を維持しておくかの匙加減が難しいらしい。

 2023年11月に総務省が「モバイル市場競争促進プラン」を発表し、今後1円端末を規制していくとの事なので、今後は1円スマホが市場から消える可能性もある。

 転売屋が消えると、ヤフオク等で未使用品端末を回線契約無しで安く買えなくなるので、勘弁して欲しいところである。

結論、安易なMNPはもう已めよう。

 しかし今回の事で、モバイル端末が欲しい時は、若干高くとも、オークションやフリマで回線契約なしの未使用新品を買った方が、色々と面倒が起きなくて良いな、と痛感しました。まあ、iPhone 12 miniの未使用新品は中々安く出回ってないので、ついついキャリアを利用してしまったんですが。反省が必要です。

 さて、タブレットとして使い始めたiphonese 12 mini。5cと比較すると流石にサイズが一廻り大きくなりましたが、それでもminiだけあって手にすっぽり収まってとても使い易い。やっぱり携帯を前提の端末は、このくらいのサイズが実に手に馴染みます。その割に、画面サイズはそこそこあるので、5cよりもかなり文字が見易くなり、使い勝手は非常に良いです。

 最近は6.5インチ超える大きめのスマホが主流になりつつあり、デカいのはそのデカさ故に画面が見易くて良いんですが、個人的にやはりポケットに忍ばせるにはiphoneは12 miniや13 miniのサイズが最高だと思います。14からminiがラインナップが消失したのは悲しいですね。代わりがseシリーズなのでしょうが、ホームボタンある代償に、側はminiより大きいのに画面は反対に小さいという設計となっているのがちょっと。人それぞれでしょうが、自分としてはminiの方が良いと感じてしまいます。

 いやほんと、Appleからまたminiシリーズを出して欲しい。12 miniの寿命が来た時に困るんで。まあ、まだ4、5年は12 mini現役で行けると思いますが。因みに5cも、流石に今となっては最新アプリは入らないだろうし、やれる事に制限だらけですが、タブレット端末として何かしらに使える用途に使うつもりではいます。

5c(左)12 mini(右)並べて記念写真

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