オウルテック(OWLTECH)と言う会社をご存知でしょうか?
自分の認識的にはパソコンの周辺機器を販売している会社と言うイメージが強いのですが、最近ではスマホ関係を始めとした、その他の電気製品も取り扱っておる様です。
そのオウルテック製のイオン・オゾンを発生させる空気清浄機、Cleanliness γ(ガンマ) OWL-ACL01R-BK(メーカー直販価格¥11,858 円(税込))が、Amazonで¥1,980(税込)にて安売りされていたので購入してみました。
実は、最近お迎えしたばかりの幼いフェレット用のトイレの排泄物が割と匂うので、トイレの横に置く脱臭器として恰度良さそうに思えたので、OWL-ACL01R-BKを選びました。
本来は車載用みたいなのですが、ファン付きでオゾンが出る装置ならどれでも消臭効果が期待出来るので、新品価格が¥1,980なら悪く無いと思い、見付けた瞬間にポチりました。
但し、在庫の加減なのか購入タイミングにより、Amazonでの販売価格は常に同じでは無く、時期に因って値上がりしたり値下がりしたり大幅に価格が変動するみたいです。
楽天市場でも、タイミングが合えばセール品として、通常価格の半額近い特価にての販売になるみたいです。
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Cleanliness γ OWL-ACL01R-BKに関して
OWL-ACL01R-BKは、基本は車内用の空気清浄器として設計されているらしく、その本体は円柱形で、ドリンクホルダーにスッポリ納まる程度の大きさ……350ml缶より少し大きいくらいのサイズで、非常にコンパクトです。
バッテリーは内蔵しておらず、動作には外部電源が必要であり、駆動電圧はDC5Vです。
AC100Vでは無いので、手軽と言えば手軽に使えます。
製品を購入すると、2種類の電源ケーブルが付属しています。
これらは、USB→DCジャックのケーブルとシガーソケット・プラグ→DCジャックのケーブルで、車内で使用するのならシガレットライターから、それ以外であればUSB端子から、状況に応じて外部から電源を取れる様になっています。
車で使用する場合、本体の電源スイッチを入れっ放しにしておけば、イグニッションONで連動して動作開始になります。
本体下部の側面に空気の吸入口が設けられており、内部を通過して上部から排出されます。
空気清浄器なので、内部に何かしらのフィルターがあり、埃等を濾過しているのかも知れませんが、一応1年間の保証が切れる迄、本体の分解はしたく無いので、内部構造の詳細に関しては不明です。
ただ、取り換え用のフィルターが存在している訳ではないので、もしかしたら埃等の濾過は行っていない可能性もあります。
ならどうやって、空気を清浄しているのかと言うと、恐らくは発生させたオゾン頼りなのではないか、と予想されます。
この空気清浄器は、カタログスペックを参考にすると、オゾンの生成量が1mg/hとなっています。
憶測ではありますが、本体内部で発生させたオゾンに取り入れた外気を通過させる事で、清浄処理を行っている可能性が高いです。
まあオゾンを発生させている以上、フィルターが存在しなくとも、殺菌や消臭に関しては、その効果が充分に期待出来ます。
ただ、それだけだと、空気中に漂う埃等はその儘で素通りさせているだけになりますが。
また、この空気清浄器は、マイナスイオンも発生させるらしいですが、そもそも世間に流布しているマイナスイオンの齎す様々な効果自体が眉唾物で、科学的な根拠が欠落しているので、マイナスイオンに関しては発生していようがいまいがどっちでも良いので、この機能に関しては説明をスルーします。
仕様ではマイナスイオンも発生させると書いてある以上、ちゃんと発生はしているのでしょうが、マイナスイオンが発生した処で、それが何かの役に立つかは定かではありません。
Cleanliness γ OWL-ACL01R-BKを撮影した画像
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これから購入を考える人の参考になりそうな製品の写真を幾つか撮ったので、画像を貼り付けたいと思います。
オゾンがちゃんと出てるのかチェック
本体の送風吹き出し口からオゾンの香りはしますが、それが気の所為では無く本当にオゾンが発生しているのを証明する為には、一応測定器でちゃんと計測した方が良いと思いましたので、オゾン濃度測定器でオゾンを測定してみました。
家にあるオゾン濃度測定器は、Amazonで買える安価な測定器ですので、測定値の精度が何処迄、正確なのかは不明ですが……。
少なくとも、オゾンが発生しているか否か、濃度が濃いのか薄いのか程度は判別が付くので、下の画像はオゾンが本当に発生している参考に充分なるかと思います。
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写真の通り、空気清浄からは、確りオゾンが吹き出しています。
但し、送風吹き出し口から測定器を少し離すと数値が直ぐに下がるので、発生量は極僅かだと思われます。
本体から吹き出す風がまともに顔に当たる様な場所に置いて、呼吸する毎にオゾンを肺へと深く吸い込んでしまうみたいな危険な使い方をしなければ、人体に悪影響が出る心配は無さそうです。
測定には、下のオゾン濃度測定器を使用しています。
正直、オゾンの濃度を測定するだけの機械ですので使い処が激しく限られますが、新しくオゾン発生器を購入した時や、暫くしてからも正常動作しているのか確かめる時だけは活躍してくれます。
その瞬間だけ、買って置いて良かったと感じます。
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Cleanliness γ OWL-ACL01R-BKの箱
Cleanliness γ OWL-ACL01R-BKは化粧箱に入って届きます。
AmazonやAliExpressで商品を購入すると、高確率で箱が潰れている場合が多いのですが、今回は珍しく無事でした。
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上の画像は正面から。
パッケージではシャボンランチャーみたいなのが飛んていますが、実際には当然ながら飛びません。
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上の画像は、箱の裏。
色々書いてありますが、マイナスイオンが齎す効果に関しては、化学的根拠に乏しいので本当なのか判りません。
一時のブームは去った気がしますが、何故か世間では今だにマイナスイオンが人気だったりしますので、取り敢えず発生する様にしてあるのでしょうか?
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上の画像は、箱の側面です。
この空気清浄器は5V駆動なので箱の写真の様に、PCのUSBポートから電源を取れば動きます。
周りに他人が沢山いる場所でPCで作業する時に、自分の周囲に低濃度のオゾンを漂わせる事で、空気中に万が一、有害な菌やウイルスが存在しても、オゾンの力で感染予防出来るかも知れません。
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上の画像は、箱の側面です。
ちょっと画像がボケてますが、仕様が書いてあります。
消費電力が5Vで最大2.4Wとなっているので、流れる電流は0.5A以内となり、USB2.0ポートでも問題無く使えます。
モバイルバッテリーでの駆動
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上の画像は、ダイソーのモバイルバッテリーで駆動させています。
実際に使用した限りでは、10000mAhのバッテリーで大体丸一日動くかな程度の連続稼働時間でした。
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上の画像は、空気清浄器の本体を横から見た状態です。
吸入口が何とか見えると思いますが、交換出来るフィルターの類はありません。
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上の画像ですが、車で使用する時の為に、シガーソケット・プラグに挿して使用する12V→5V降圧用のケーブルも付属しています。
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フェレットのトイレの臭い vs. オウルテック空気清浄機
取り敢えず、個人的な使用感を語っておきます。
オゾンの脱臭効果は高いので、オウルテック空気清浄機を購入して稼働させる事で、フェレットのトイレの排泄物臭はかなり軽減しました。
……とは言え。オウルテック空気清浄機のオゾン生成量はそんなに多くなく、半日くらい経過してフェレットのトイレにウンチタワーが出来上がると、流石に或る程度は臭います。
しかし、オウルテック空気清浄機の使用前と使用後では、明らかに使用後の方が臭いが薄くなりました。
オウルテック空気清浄機が無い状態の時は、夜の間にトイレに溜まったフェレットのウンチで、朝起きると空気中に仄かに混じる便臭が鼻腔を擽りましたが、現在ではそう大して気にならない程度に、匂いはかなり緩和しています。
まあ余りオゾン濃度が濃過ぎると、身体の小さいフェレットに健康被害が出る可能性があるので、オウルテック空気清浄機くらいのオゾン発生量が、多過ぎず少な過ぎずで恰度良いくらいだと思います。