最近室内で頻繁にゴキブリを見掛けると思ったら害虫避け効果のあるオゾン脱臭機ピコレッツPLS-1が壊れていた
先日、ドアと床の隙間からゴキブリが侵入して来る嫌な瞬間を目撃した。
そして今年は、死に掛けてヨロヨロと床を這いずるゴキブリの姿や、くたばった死骸が転がっているのを、しょっちゅう見掛ける。
招かざる客ゴキブリが、室内で死に掛けていたり死んでいたりするのは、部屋にコンバット&ブラックキャップ&ホウ酸団子、3種類や毒餌を設置してあるからである。
だが、問題はそこでは無い。去年までは全く姿を見掛けなかったゴキブリを、何故今年は大量に見掛けるのかである。
我が家の玄関と繋がるキッチンでは、害虫避けになる、オゾンを発生してくれる脱臭器ピコレッツPLS-1を、24時間稼働させているので、ゴキブリがそうぽんぽんと室内に侵入して来る事自体がおかしい。
今更ながら流石に不安になって、オゾン発生器のピコレッツPLS-1さん、ちゃんと仕事してくれてますか? と様子を伺ってみた。
一見、ピコレッツPLS-1は何時も通りで変わりなく、勤勉に働らいてくれているのだが、もしやと思って電極の匂いを嗅いでみたら、オゾン臭が全くしなかった。
暗くして電極を見ると、本来なら暗闇で紫色に発光している筈の電極が、全く光っていない。ジジジ……という放電音も全く聞こえない。
念の為、オゾンに反応して紫色に変わるヨウ化カリウムデンプン紙を、電極の間近に置いてみたが、暫く待っても全く色が変わらない。
どうやら、購入から10年くらい年中無休で延々と働き続けてくれていたオゾン脱臭器のピコレッツPLS-1さんは、今年になってから何時の間にか、ひっそりと殉職されていた様だ。
そうか、逝っちまったのか、ピコレッツPLS-1さん。今迄、有難うな。貴方の頑張りのお陰で、この家に住み始めてから是迄は全くゴキブリの姿を見掛けずに済んだよ。
感謝を込めて、ピコレッツPLS-1さんの冥福を祈りましたとさ。
↓オゾンの発生テスト ヨウ化カリウムデンプン紙の変色無し↓
そうっ! そう言う事だったのだったのです! 今年になってから矢鱈とゴキブリを見掛ける様になったのは、オゾンバリアーを張って、室内への害虫の侵入を防いでいた、守護の要であるオゾン発生器が機能を停止していたからだったのです。
ゴキブリはオゾンを忌避するので、オゾンを発生させている限り、家に寄り付き難くなると判っていたのに、ゴキブリを頻繁に目撃する様になったその時点で何故、オゾン発生器が正常に稼働していないのでは、と思い至れなかったのか?
惚けているのか、脳の血の巡りが悪いのか、我が事ながら呆れ果てるレベルで、異常に気付くのが遅過ぎました。
↓10年……現役でオゾンを発生し続けてくれたピコレッツ 自らの吐くオゾンでボディが黄色く変色↓
↓ピコレッツの内部 スライドスイッチ(左下)の金属部分がオゾンの影響で錆びついている 定価が高いだけあってガラス管(?)で包まれている無声放電用の電極 もしかしたら電極を交換したら直るのか?↓
↓整流回路基板(左)の上にオゾン発生基板(右)が乗っかっている↓
Amazonで新しい999円の猫耳オゾン発生器を買う
屋外から侵入してくるゴキブリを避けるのに必要なので、急遽新しいオゾン発生器を購入する事にしました。
オゾン発生器ピコレッツPLS-1をもう一度買っても良いのですが、ピコレッツPLS-1は販売価格が1万円くらいする、割とお高い製品です。
前回の製品が、購入後から10年持った事を考えると、年間コスト的には全くお高くないのですが、お金が無いので今回は初期投資の1万円をケチりたいのです。
そこでAmazonで探してみたら見付かったのが、999円の猫耳オゾン発生器です。
猫耳? 何故に猫耳? な… 何を言ってるのか わからねーと思うが状態ですが、この商品、ペットのいる部屋でも安心して使えるのを売りにしている様で、本体の形が猫をイメージしてデザインされているらしく、猫耳型のシリコンカバーが付属しているのです。
Amazonで販売されているこの商品には、ブルーとピンクの2色の本体カラーが存在し、ピンクの方が届くのが早かったので、ピンクを注文しました。商品の化粧箱には「POL Pet」と商品名の記載がありました。
新しいオゾン発生器に、POL Petを選択した理由は、1000円を切る価格の安さもありますが、バッテリー非搭載でUSB端子からの電源供給で連続稼働させられる事です。
常時、外部電源からの給電状態で利用するのであれば、内蔵バッテリーがあると、過充電で膨らんだりするので、安全面からすると正直邪魔です。バッテリー無しは寧ろ有り難いです。
更にPOL Petは、オゾン発生用の電極が、安物のオゾン発生器でよく採用されるセラミックプレートに銅板を貼り付けた沿面放電式ではなく、金属パーツ間でコロナ放電をさせてオゾンを発生させる形式だったのも、選択の理由です。
沿面放電式のオゾン発生装置は、オゾンの発生量が多くて連続稼働させると健康被害が出そうで怖いのと、電極の寿命が短くて直ぐに駄目になりオゾンが発生しなくなるので、余り好きではありません。
結果、電極が何となく長持ちで安定稼働してくれそうな、POL Petに決めましたし。
POL Pet オゾンがちょっと出過ぎではと思うレベルで発生している
↓ヨウ化カリウムデンプン紙はオゾン発生中に直ぐに変色した↓
猫耳オゾン発生器POL Petに通電すると、予想を遥かに超えて、かなり強烈に臭うレベルでオゾンが発生しました。
有人環境下で使用するオゾン発生器は、オゾンの量が多過ぎると、健康被害が出るのでアウトです。
POL Petは、オゾンを30分間発生させて60分間休止状態になると説明にあります。正直このスパンでオゾン発生させると、室内のオゾン濃度が上昇し過ぎます。
有人環境下での使用はちょっと無理がある気がします。オゾンの発生時間がもっと控えめでも良いと思います。多分、1分間発生、9分間休止くらいが恰度良い気がします。
スパンの変更……この辺の調整は、流石安物だけあって、全く出来ません。30分連続でオゾンを発生させると、時間と共に段々と濃度が濃くなって行くので、途中から目と鼻が痛くなって来ます。
流石にこれは、体に悪いレベルだと思います。この辺は、自分で何とかする必要がありそうです。
当然ですが、POL Petのオゾン電極の近くにヨウ化カリウムデンプン紙を置くと、直ぐに紫色に変化します。
参考までに、ピコレッツPLS-1のオゾン発生量は切り替え式で、(弱)0.5/(強)1.0mg/hです。
オゾンの発生量が多過ぎて、有人環境下の使用で問題が出るのは、安いオゾン発生器あるあるです。
↓オゾン発生中の吹出口付近の時間と共に上昇するオゾン濃度を測定器で測ってみたら数値が…… 流石にちょっと濃厚過ぎるんじゃないかと思うんですが……↓
使用しているオゾン濃度測定器が安物なので、測定値の精度を何処まで信用出来るかは怪しいですが、オゾンの濃度が濃いとどんどん数値が上昇するので、POL Petが大量にオゾンを発生させているのは間違いないと思います。
強力なオゾン生成能力を持った発生機が欲しい人にはおすすめです。
POL Pet 月1ペース程で必要となる電極の掃除は楽
オゾンの電極は、暫く使っているとホコリが付着して汚れるので、月1程度のペースで定期的に綿棒で掃除してやる必要があります。
POL Petは、猫耳シリコンカバーを外して、裏蓋のネジを4本外せば中身が露出するので、電極の掃除自体は楽です。分解用の工具はプラスドライバー1本あれば事足ります。
逆に言うと、分解しないと電極の掃除が出来ないので、そういうの無理という人には、POL Petはおすすめ出来ません。
↓中身はこんな感じ 部品が外れていてカタカタ動く 電極(下)は定期的に掃除が必要↓
↓オゾン発生用の電源はDC3.7V駆動 充電式のリチウムで動作する事を前提にしているのだろう↓