フィリップス殺菌灯&UV-C殺菌ランプLEDチップ購入 ライト自作 衣類カビ除菌効果 原理と危険性

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UV-Cでカビ バクテリア あらゆる細菌やウイルスを効果的に不活性化

 紫外線(UV)の中でも波長の短いUV-C(波長100〜280nm)は、強力な殺菌および殺ウイルス効果を持っている事で有名です。
 この短波長の紫外線は、微生物やウイルスのDNAやRNAを直接破壊し、増殖や感染の能力を無力化する力があります。つまり、圧倒的な殺菌、殺ウイルス力を持っています。
 勿論、人体に対しても有害で、UV-Cの暴露は、人の目や肌にダメージを与える可能性が高いです。

 今回は、カビ対策や衣類の脱臭にUV-Cを利用してみようかと思い付き、取り扱いの危険性危を承知で、UV-CランプとLEDチップを購入したので、それに付いて記事にします。

貴様にも味あわせてやる!UV-Cの恐ろしさをな!!

 UV-Cの暴露は人体にもかなり危険ですので、取り扱いに注意が必要です。

殺菌・殺ウイルス効果

  • 効果の範囲: UV-Cはほぼ全ての微生物、細菌、ウイルスに対して有効です。特に波長が260nm前後のUV-Cは、DNAやRNAの分子構造を効率的に破壊します。
  • 効果時間: UV-C光を十分な強度で数秒から数分間曝露することで、対象の微生物やウイルスの99%以上を不活性化します。例えば、一般的な細菌やウイルスは、1分未満のUV-C照射で効果的に殺菌出来ます。
  • 実用例: 病院や研究施設、飲料水処理、食品加工施設などで、表面の消毒や空気、水の浄化に使用されています。また、COVID-19パンデミック以降、UV-Cライトを使った消毒製品の利用が広まりました。

効果を左右する要因

  • 照射時間: 照射時間が長いほど、殺菌効果は高まります。
  • 距離: UV-C光源からの距離が近いほど、強い効果が得られます。
  • 障害物: UV-Cは物質を透過しにくいため、光が届かない場所では効果がありません。

注意点

  • 人体への影響: UV-Cは人体にも有害です。皮膚や目に直接当たるとやけどや眼障害(例えば、光線角膜炎)を引き起こす可能性があります。その為、UV-Cライトの使用時には適切な防護策が必要です。
  • オゾン生成: 一部のUV-C光源はオゾンを生成する可能性があります。オゾンは高濃度で有害なので、換気が必要です。

 UV-Cは、効果的な殺菌・殺ウイルス手段として非常に有用ですが、正しく使用する事が重要です。

フィリップス UV-C殺菌用デスクライトを購入

 我が家の風呂場は、換気が悪いので、直ぐに壁や天井に黒カビが生えます。室内は住宅気密性が高いのか、除湿を怠るととても湿気が溜まり易く、特に冬は要注意で、油断すると結露で壁やカラーボックスの裏側が湿りカビが生えます。
 そんな理由もあり、殺菌効果の高さに期待して、オゾン発生器は昔から使用しているのですが、UV-C使用の殺菌灯も最近かなり気になり始めました。
 お試しに、なんか安くて良い製品は無いかな、とWEBで探してみると、「フィリップス UV-C殺菌用デスクライト」なる商品を発見しました。

 偶々セール中だったらしく、運良く2000円を切るお値打ちな価格になっていました。
 これはもう、迷う必要すら無いと、勿論、発見即、購入しました。

 そして、この「フィリップス UV-C殺菌用デスクライト」の気になる性能は、と言いますと……。

 定格入力電圧:100V AC
 消費電力:24W
 UVCランプ電力:6W
 UVC波長:254nm
 光源寿命:9000hrs

 約45分、約30分、約15分で自動的に消灯するタイマー機能付き。
 半径5m以内に人やペットが立ち入ると、自動的に消灯する人感センサー付きで安全性も充分。
 (販売ページの商品説明から一部を抜粋しました) 

 どうでしょうか? 安いのに、とても良さ気な商品だと思いませんか?
 もう、波長254nmのUV-Cを照射するというだけで、人体にも有害なレベルで微生物を片っ端から鏖殺してくれそうです。
 風呂やトイレで使ってカビや悪臭の元となる微生物を駆除したり、洗濯物を部屋干しする時に使って衣類の臭いの原因となる雑菌の繁殖を防ぎ脱臭したり。
 はたまた、箱の中に入れて殺菌ボックスにするのも良いかも知れません。
 ちょっと考えただけで、色々と使い道が思い付きます。

 ……とはいえ実は未だ、注文しただけで商品が手元に届いていませんが、届いたら思い付く限りの利用方法を全て試してみる予定です。

UV-C殺菌ライトを自作してみるかとUVC-LEDチップも購入

 市販されているUVC-LEDを使った紫外線照射用のランプには……例えばですね、↓以下の様な商品があります。

 まあこれって要するに、家庭用紫外線治療器となっていますが、分類的には254nmのUV-Cを照射するLED殺菌灯の一種です。
 購入した方のレビューを見る限り、肯定的な意見が多く、実際に水虫等の治療に効果があるんじゃないかなと思います。
 で、こういうのを見たら、私もピンポイント照射の出来るUV-Cライトが欲しくなって来ました。
 そんな流れで、しかし素直に、この商品を買うでは無く、じゃあUVC-LEDを買って殺菌灯を自作してみようと言う事になりました。

 ……と思ったのですが、ここで、少々問題が生じました。肝心のUVC-LEDが、Amazonや秋月電子商会といった電子パーツを簡単に購入出来る通販サイトを見ても、全く販売されていなかったのです。
 波長の長いUVA-LEDなら扱いも多く、国内の通販サイトで簡単に入手出来るのですが、何故かUVC-LEDの取り扱いは見当たら無い。
 どうやら、UVC-LEDの入手難度は高いみたいです。

 そうはいっても、国内通販でなければ普通に手に入ります。
 ちょっと届くまでに時間が掛かるのが嫌なのですが、中国のAliexpress等で探せば、普通に販売されています。
 今回は、何種か販売されているUVC-LEDの中で、お値段が控え目の0.4W-3535UVACというチップタイプの紫外線LEDを見付けたので、これを購入します。
 0.4W-3535UVACは、1つのチップにUVA用とUVC用、2種類のLEDが一緒に乗っかっているタイプです。送料込みで1個の単価は350円くらいでしょうか。10個セットを1つ注文しました。

 データシートを見ると、0.4W-3535UVACのUVC-LEDの部分は、If=20mA(最大30mA)でVF5.8V(最小4.5V~最大7.0V)となっていました。消費電力は大体116mWでしょうか。
 これなら、バッテリー駆動でポータブル式のUV-C殺菌ライトが作れそうです。

 このUV-LEDは注文しただけで、当然未だ届いてはいません。手元に来たら即、制作に入ろうと思います。

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