USB充電式で電池内蔵 オゾン量マイルド 小型オゾン脱臭器 Amazonのマーケットプレイスで手に入る
この記事は、生活空間の様々なニオイへの対策と、殺菌の為にオゾンが欠かせないと思っている、オゾン脱臭器が大好きなオゾン信奉者が書いています。
手拭きタオルの脱臭に恰度良さ気な冷蔵庫用のオゾン消臭器
本来は冷蔵庫の中に設置して、冷蔵庫の中の消臭と殺菌に使う事を前提にしている製品なのですが、USB充電式でバッテリー内蔵、小型で、手拭きタオルや干した洗濯物と一緒にハンガーに掛けるのに恰度良いフック付のオゾン脱臭器をAmazonで見付けました。
出品情報には冷蔵庫用消臭器と銘打ってあったりしますが、普通に小型のオゾン発生脱臭器です。
恐らく中身は同じで外観だけ違っていると思われる類似品が数種類、複数の出品者から複数出品されています。
Amazonで出品されている商品の価格は大凡1500円前後です。出品者に因っては、3000円くらいの価格を付けていたりもします。
Amazonでは微妙に異なる商品名で、よく似た類似品で済ますには無理がある、外観が全く同じ物も複数出品されています。
また、外観デザインが若干異なっても、中身が同じだと思われる商品も多いです。
どれを買っても性能に大差はないので、好みで選択しましょう。
オゾン生成量はマイルドなので有人環境下でも安心して使えそう
安物のオゾン脱臭器は、安全設計そっちのけで、脱臭効果が高ければ使用者は満足するだろと言わんばかりに、人体に有害なレベルでオゾンを生成し捲る物も多いのですが、この商品は、生成量控えめらしく、有人環境下で付けっ放しにしても、鼻や目が痛くなりません。
一応、オゾンの発生量の切り替えも可能で、切替で強と弱の2種類を選べます。
強にすると流石に駄目かも知れませんが、弱設定で連続使用する分には、室内のオゾン濃度が人体に危険なレベルには至らないと思います。
弱でマイルドなオゾン生成量で使用するならば、バッテリーが長持ちする様で、一回の満充電で一週間程度は連続で使用出来る様です。
バッテリー駆動するので、流しの下の収納や洗濯後の洗濯機の洗濯槽に入れておいて、脱臭や除菌を……なんて使い方も普通に出来ます。靴箱に置いても良いのですが、靴の臭いを狙って脱臭除菌するのなら、2個買って直接靴の中に入れておいた方が効能は高いでしょう。
尤も、人体に安全なレベルのオゾン量しか生成しないので、短時間で劇的な脱臭効果は望めません。使っていれば、ああなんか気付けば何時の間にか室内の嫌な臭いが薄くなっているな、程度の効き目です。
個人的に超おすすめなオゾン脱臭機の使い方 手拭きタオルや部屋干し洗濯物と一緒にハンガーに掛ける
手拭きタオルですが、頻繁に手を拭いていると、マメに洗濯して取り替えていても、直ぐにタオルが臭くなってしまうという経験はありませんか? 乾いている時は無臭でも、手の水分を吸い取って湿った途端に、戻り臭等と呼ばれる嫌な匂いが忽ち出始めるので困る。割とあるあるだと思います。
さて、手拭きタオルが直ぐに臭くなる主な原因としては、以下の様な要因が考えられます
1. 湿気と通気不足
タオルが濡れた状態で乾ききらないと、湿った環境が雑菌やカビの繁殖に最適な条件を作り出します。特にバスルームや湿気の多い場所に掛けっ放しにすると、臭くなり易いです。
2. 汚れや皮脂の蓄積
タオルに皮脂や汗、汚れが残っていると、それが雑菌の栄養源となり、臭いの原因になります。特に顔や手を拭いた後、タオルに皮脂が付きやすく、雑菌の繁殖を助けます。
3. 洗濯の不十分さ
洗濯が不十分だと、汚れや雑菌がタオルに残り、使用する度に臭いが強まります。洗剤が適切に使われていない、またはすすぎが不十分な場合も臭いの原因となります。
4. 洗濯後の乾燥不良
洗濯後にタオルを直ぐに乾かさないと、湿った状態が続き、雑菌が繁殖してしまいます。特に生乾きの状態だと臭いが強くなる事があります。一度雑菌が増殖すると、乾燥している時は無臭でも、湿ると臭う様になります。
5. 使用頻度が高い
タオルを頻繁に使用していると、洗う前に菌が蓄積し易くなります。毎日使うタオルはこまめに洗濯するのが理想です。
取り敢えず幾つか原因を挙げましたが、結局の処、嫌な臭いの原因の大半……それこそ9割くらいは、雑菌が繁殖する所為だと考えて間違いは無いです。
そして、悪臭発生の原因菌は、有名なモラクセラ菌やマイクロコッカス菌になります。そう、臭いのは殆ど全部、奴らの仕業です。
そこで、これらの雑菌の増殖を防ぐ為に、手拭きタオルと一緒に小型オゾン脱臭器をハンガーに掛けてみました。
上の写真を見て貰えば一目瞭然ですが、ハンガーにオゾン脱臭器を掛けて、それを布地で挟み込む様に手拭きタオルを上から被せます。
タオルの布地と布地の間にオゾン脱臭器が位置し、オゾンは重いので、上で発生させたら自然と下の方に落ちていきますので、勝手にタオル全体に行き渡ります。
発生したオゾンは、常にタオルの布地に浸透して行くという状態になります。
オゾンの強力な酸化力は、悪臭の原因となる物質に接触すると酸化分解して無臭化します。菌やウィルスの細胞膜すら酸化破壊するので、オゾンに曝露させるだけで殺菌、殺ウイルスの効果も非常に高いです。
結果として、手拭きタオルからは、微かなオゾン臭が漂うものの、モラクセラ菌やマイクロコッカス菌が原因だと思われる嫌な匂いがほぼ消滅しました。
科学の勝利です。手間が掛かる事もなく、効果は絶大。これぞ、オゾンの面目躍如です。
これまで、オゾン発生器を色々使って来て、こういう局所的な使い方は今回初めて試しましたが、正直かなりアタリです。
手拭きタオルと一緒にハンガーに掛けるだけなので、難しい事は何も無しですが、効果は抜群です。
この方法は、手拭きタオルだけではなく、部屋干しで洗濯物を乾かす時にも使えます。
部屋干しすると洗濯物が臭くなり易いのは、乾くのに時間が掛かる為、湿っている間に雑菌が増殖してしまうのが原因です。逆に言えば、雑菌が増殖しなければ、嫌な匂いが発生する確率は下がります。
……というロジックで、このオゾン脱臭器を洗濯物と一緒にハンガーに掛けておけば、オゾンの酸化力で細菌の増殖が抑制されるので、手軽で効果的な悪臭対策となります。
この方法の問題点は、オゾン脱臭器が1個では足りないという事でしょうか。洗濯物の間と間にオゾン脱臭器を使うとすると、全部で3、4個は必要となるでしょう。
複数個のオゾン脱臭器を同時に使用すると、室内のオゾン濃度が上昇し易いのも心配ではあります。
……とはいえ、個人的にオゾン脱臭器は複数個あって困るものでも無いので、私は、同じ商品を調子に乗って7個買ってしまいました。
洗濯物に使わない時は、別の場所で使ったり、電池が切れた時用の予備としても良いので、別に無駄にはなりません。
冷蔵庫用の小型オゾン脱臭器 消臭器の中身
このオゾン脱臭器、裏面のネジ3本を外せば簡単に分解が可能です。
中身はこんな感じ。
シンプルに、18650リチウムイオン電池と制御基板、Ozone generatorが入っているだけ。中身を取り出して他の筐体に組み込むのは簡単です。
内蔵されている18650リチウムイオン電池の容量は800mAhでかなり小さい。内部抵抗はリチウムイオン電池にしては高めで100mΩくらいあった。
稼働時間を長くしたいのなら、2500Ahくらいの容量の大きな電池へと交換するのもあり。配線は電池の電極にスポット溶接でくっついている。
因みに、製品の仕様説明には電池容量1200mAhと書いてある。こんな処でも電池容量詐称です。1200mAhと書かれて販売されている製品の中身は、多分全部800mAhだと思われる。当然、持ちは悪い。
ハンガーに引っ掛けずに使用する予定の1台を、USB電源から基板に直で給電して稼働限界時間無しで連続使用出来る様にしてみた。
態々こんな事をしなくても、内臓の電池を抜いてType-Cで給電しながら使えば良いのだが、それだとケーブルが邪魔になるので直結した。
USBの5Vの電圧を整流ダイオード2本で降圧して4V弱まで落としている。