理想は毎食後の歯磨きだが……
食事の後にきちんと毎回歯磨きができれば、歯と歯茎の健康には一番いいのでしょうが、それはなかなか難しいのが現実です。
正直なところ、朝と昼は面倒なので私は歯磨きしていません。
その代わりに、夜はしっかり歯磨きして、ジェットウォッシャー口腔洗浄器やフロスまで使って念入りに綺麗にします。
しかし、朝と昼は日常的にマウスウォッシュで済ませてしまっています。
毎食後の歯磨きが面倒な、物臭な私にとって、マウスウォッシュは歯磨き代わりに使っているアイテムです。
食後のマウスウォッシュは、しないよりはした方が絶対に良いとは思います。
ただ、「本当にオーラルケアの役に立っているのか?」「ただの気休めではないのか?」という疑問は、以前から頭の片隅にありました。
そこで、安心して使い続けるために、マウスウォッシュに含まれる有効成分の働きを改めて調べてみました。
その結果、食後に歯磨きができないときには、やはりせめてマウスウォッシュは使ったほうがいい、という結論になりました。
もちろん歯磨きの代わりにはなりません。
しかし、殺菌成分や抗炎症成分が含まれている以上、何もせずに放置するよりは口腔内環境の悪化を抑える効果は期待できます。
マウスウォッシュは「歯磨きの代わり」にはならない理由
歯垢(プラーク)は、細菌が作るバイオフィルム(細菌の膜)です。
これを剥がすには摩擦が必要で、物理的にこすらないと基本的には除去できません。
液体で口をゆすぐだけでは、歯面に付着した汚れや歯間のプラークを完全に落とすことは難しいのです。
そのため、マウスウォッシュはあくまで「補助的なケア」と考えるのが妥当です。
なお、歯磨きもマウスウォッシュも使えない状況であれば、
水うがいだけでも行う価値はあります。
最低限のリセットとして、何もしないよりは明らかに有効です。
よく使われている有効成分
市販のマウスウォッシュを調べてみたところ、次のような成分が含まれています。
| 成分名 | 主な作用 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| 塩化セチルピリジニウム(CPC) | 殺菌作用 | 歯周病菌・口臭菌対策によく使われる |
| クロルヘキシジン(CHG) | 強い殺菌作用 | 医療寄りの成分。市販品では濃度は控えめ |
| エッセンシャルオイル系 (ユーカリ油・チモールなど) |
抗菌作用+爽快感 | 製品によっては刺激が強め |
| フッ素 | 再石灰化促進・虫歯予防 | 歯周病対策とは役割がやや異なる |
マウスウォッシュの使いすぎには注意
刺激の強い製品は歯茎に負担をかけることがあり、アルコール配合タイプは口腔内粘膜の乾燥を招く場合もあります。
そして何より、歯磨きの代わりにはならないので「補助」として使う意識が大切です。
でも、何もしないよりは確実にいいです。
外で昼食をとるときや、仕事・学校の合間など、毎回きちんと歯磨きをするのはなかなか難しいでしょう。
そういうときにこそ、何もしないよりは、マウスウォッシュで一度リセットするほうが合理的だと感じました。
三度の食事ごとに完璧なケアができない日があるのが前提なら、これは現実的な選択肢です。
もっとも、理想は「物理+化学」の併用です。
マウスウォッシュは化学的ケア(殺菌)。
一方で、歯ブラシやフロス、口腔洗浄器は物理的ケアです。
より理にかなっているのは、物理的に汚れを落とし、補助的に殺菌成分を使うこと。
物臭ですが、少なくとも私は寝る前だけはしっかり歯磨きをし、必要に応じて補助ケアも取り入れるようにしています。
完璧を目指すより、続けられる現実的なケアを混じえて適度に手を抜くほうが、結果的に歯の健康につながると感じています。
私の夜の口腔内ケアの友、物理的に汚れを洗浄する補助として使っている口腔洗浄器については、こちらの記事で詳しく書いています。
→ ジェットウォッシャー口腔洗浄器レビュー 歯石や歯周病予防に歯垢(プラーク)を取る