WordPressでMariaDB10.5が古いと警告! 危険? 安全性と対処法

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 WordPress の「サイトヘルス」で、
「データベースのバージョンが推奨より古くなっています」
 という警告が突然表示され、驚いた人は多いのではないでしょうか。少なくとも私は驚きました。

 私の環境では、MariaDB 10.5.24 を利用しているにも関わらず、WordPress 側サイトヘルスから 「MariaDB 10.6 以上を推奨」 と警告が出るようになり、最初は「危険なのでは?」と不安になりました。

 結論から言うと――


結論:今すぐ対応する必要はありません

 MariaDB 10.5 は現在も広く利用されており、WordPress 本体・多くのプラグイン・テーマは
引き続き問題なく動作します。
 この警告は 「将来の互換性のため、早めに準備を」という意味であり、現時点でサイトが危険な状態というわけではありません。

 実際、私が利用しているレンタルサーバーのひとつ、Xserver に問い合わせたところ、現状の提供バージョンは MariaDB 10.5 系で、10.6 へのアップデート予定は公開されていないとの回答をいただきました。
 アップデートが行われる場合は、公式ニュースページで事前に告知されるとのことです。

 また、「データベースのアップデートに関してお客様側での対応などは必要はない」とも。要するに何もする必要はありません。

 なお、私は複数のサーバーを併用しており、用途によって使い分けています。
 サーバーによっては、MariaDB のバージョンが異なる場合がありますので、気になる方は利用中のホスティングに問い合わせて確認してみると良いでしょう。
(新規契約を検討している場合も、事前にチェックしておくと安心です)


なぜ警告が表示されるのか

 WordPress 6.7 から、より高いパフォーマンスやセキュリティを確保するためにMariaDB 10.6 以上を推奨する仕様に変わったためです。

 そのため、10.5 のままでも動きますが、将来的にはアップグレードされた環境が推奨される、という形になります。


いまやるべき対策

 やるべきことは3つだけでOK

対策内容
慌ててサーバー移転や自力アップデートをしないサイト破損のリスクが大きい
定期バックアップを取るこれは常に重要
サーバーのニュースをチェックアップデート案内が来る可能性

 特に共用レンタルサーバーでは、データベース更新は サーバー側で一斉に行われるのが一般的です。独自に変更する必要はほとんどありません。
 心配であれば、カスタマーに問い合わせてみて下さい。


まとめ

  • MariaDB 10.5 でも現時点では問題なく動作
  • 10.6 以上の推奨は将来の準備のため
  • Xサーバー利用者はそのまま待つのが最善
  • 勝手にアップグレードは行われないので安心して良い

サイトヘルスに警告が出ても、慌てて行動する必要はありません。
公式情報を見守りつつ、いつも通りサイト運営を続けていきましょう。

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