18650リチウムイオン電池式コードレスUSBはんだごて25W 充電中も使えます

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DIYと自作

どこででも即戦力!18650電池1本で使えるコードレスUSBはんだごて買いました

コンセント不要で使える!コードレスUSBはんだごて

 コンセントなしで使えるはんだごては、野外や車内での作業にとても便利です。

 私は車の工具箱に、12V鉛バッテリーから電源を取って使えるタイプのはんだごてを常備しています。
 ですが最近、18650リチウムイオン電池1本で動作するコードレスはんだごての存在を知ってしまい……つい、便利そうなので衝動買いしてしまいました。


18650電池式はんだごてって珍しい?

 昔から、単三乾電池4本程度で動く携帯用のはんだごては存在していました。でも、市販の18650リチウムイオン充電池を1本だけで使える製品が登場したのは、わりと最近のことです。

 そのため、こうした珍品のはんだごてを見ると、「おおっ、これはっ!?」と物珍しさに目を引かれてしまいます。
 はんだ付けの機会が多い方であれば、こういうのはつい1本、購入して試してみたくなるのではないでしょうか?


長時間作業には不向きだけど、ちょい使いには最高

 もちろん、長時間連続でのはんだ付け作業には向かないでしょう。
 しかし、たとえば配線を1〜2本だけサッと処理したいときなどには、電源コードをつなぐ手間がなく、すぐに使えるのがありがたいポイントです。


今回ご紹介するのは…

 そんな流れで今回は、18650リチウムイオン電池1本で使えるコードレスはんだごて(25W・USB充電対応・充電中も使用可能)を実際に購入してちょっと使ってみた感想をレビューしていきます!


コードレスはんだこては電池が命

コードレスはんだごてと付属品

ちなみに今回は、AliExpressでの購入だったにも拘らず、珍しくしっかり梱包されていたため、箱が潰れずに届きました。

 このコードレスはんだごてには、最近のUSB充電式コンパクトタイプで主流になりつつあり、よく採用される「510規格」のコテ先が3本(B型・C型・K型)と、交換用のヒーターが付属しています。

 この「510規格」のコテ先は、コテ先内部にヒーターを収める構造のため、加熱が非常に早く、電源オンからはんだが溶けるまでの時間が短いのが特長です。

 他に付属するものは以下の通りです。

  • 収納用の巾着袋
  • 英語・中国語のマニュアル
  • 少量のはんだ
  • 簡易コテ台とクリーニングスポンジ
  • USBケーブル
  • 2600mAhの18650リチウムイオン電池(保護回路なし)1本

 付属の電池の型番はINR18650-26Eでした。Samsung製です。


値段重視か安心と納期重視か

 このはんだごて、Amazonでは約3,800円で販売されていますが、私はAliExpressで配布クーポンを活用し、2,700円で購入しました。
 差額が1,000円近くあったため、今回は納期の遅さを覚悟のうえで海外通販を選びました。

「安心・迅速のAmazon」か、「安価だが納期も不安もあるAliExpress」かは、人それぞれの判断になると思います。


電池の交換方法と、適合するセルについて

 電池の交換は簡単で、グリップ後方のキャップを回すだけで開閉可能です。ただし注意点として、18650なら何でも使えるわけではありません

 このはんだごては比較的高出力を要求するため、最低でも3C放電(=2.6Ah×3=約7.8A)可能なセルでなければ動作が安定しません。

 そのため、

  • 保護回路付きのセル
  • 粗悪なノーブランドのセル

 などでは、出力不足になる可能性があります。

 ちなみにマニュアルでは、保護回路付きのセルを使うよう注意書きされていますが、付属している電池は保護回路なしです。


ジャンクバッテリーからの再利用もあり

 私はオークションで安く購入した、電動スケボー用ジャンクバッテリーを分解して手に入れた、LG製のセル(LGGAMF11865)を大量に所持しており、データシートによると最大放電電流10A(Maximum discharge current 10A)となっていたので、このはんだごてでも問題なく使用できそうです。
 大電流を必要とする工具や電動自転車用のジャンクバッテリーをバラして取り出した18650電池のセルなら、ほとんど問題なく使えるでしょう。

 予備のセルを数本持っておけば、野外作業でも時間を気にせず使用できます。


新品を購入するならどのセル?

 もし新品で18650セルを購入したい場合は、次のような選択肢がおすすめです。

  • Amazonで購入するなら
     → 元の付属品と同じSamsung製のINR18650-26Eの容量違いの上位互換品、INR18650-35E(3500mAh)が候補になります。
  • AliExpressで購入するなら
     → 私が実際に使っている、LiitoKala Lii-35A(3500mAh)は、別用途で20本購入して所持していますが、高品質かつ高性能だと感じたので、自信を持っておすすめできます。

電池メーカーの紹介

■ Samsung(サムスン)

  • 韓国を代表する大手電子機器メーカー。
  • スマートフォンや家電の印象が強いですが、産業用バッテリー分野でも世界的に信頼性が高く、有名なブランドです。
  • INR18650シリーズは、高い安全性・安定した放電性能・長寿命でプロ用途でも愛用されています。

■ LiitoKala(リートカラ)

  • 中国・深圳発のバッテリー&充電器メーカー。
  • 特に高コスパな18650セルやバッテリーチャージャーでDIYユーザーや電子工作愛好者に人気。
  • 製品によって当たり外れがあるという声もあるものの、Lii-35Aなど一部モデルは「高品質・高性能」で知られています。
  • AliExpressなどの海外通販でのまとめ買いに向いています。

ボタン操作に最初戸惑うが、安全性と実用性を両立したコードレスはんだこて

安全設計ゆえの独特な電源操作

 説明書を読まずに使い始めたため、最初は「なぜ電源が入らない!?」と焦りました。
 しかし、正しい操作方法は電源ボタンを5秒間長押しすることでした。これで電源のオン/オフができます。

 電源投入後にボタンを押すと、コテ先の温度が表示されるディスプレイが点灯します。
 この状態でボタンをカチカチと短く押していくと、温度の設定が可能になります。私は380℃に設定しました。

 また、このはんだこては、充電しながらでも使用できるので、電池が切れたらモバイルバッテリーに繋いで使うことと可能です。


加熱は高速、K型コテ先は万能型

 付属のコテ先は3本(B・C・K型)ありますが、一番使いやすそうなK型を取り付けました。
 K型は、先端で細かい作業、側面で広い面の加熱ができるので、慣れてくると非常に便利な形状です。
 逆に、一般的なはんだこての標準コテ先としてよく採用されるB型は、個人的には少し使いにくい印象があります。

 電源オンから約30秒で、はんだがしっかり溶ける温度に達しました。電池式でありながら25Wの出力があるため、電子工作で使うには十分な熱量です。


小作業に最適! 蓋の工夫も秀逸

 ちょっとしたはんだ付けの際に、サッと取り出してすぐ使えるのは本当に便利です。
 しかもこのはんだこてには、筒状の専用キャップが付属していて、コテ先を装着したままでも被せることができます。
 これにより、使用後に冷めるのを待たずにすぐ仕舞えるのは大きなメリット。コテ先の保護にもなりますし、安全性も高まります。


「買ってよかった」と思える一本

 正直、価格がやや高めだったので購入時には少し迷いましたが、実際に使ってみると、「これは買って正解だった」と素直に思える製品です。

 どこでも使えるコードレスはんだこてを一本持っておきたいと考える方には、ぜひ選択肢に入れてほしい一品です。


一本持っておきたい、はんだ付けツール

 今回は、18650リチウムイオン電池1本で使えるコードレスUSBはんだこて(25W)をご紹介しました。
 操作は少し独特ですが、安全性と実用性がしっかりと両立されており、野外作業やちょっとした電子工作の場面で非常に重宝する一本です。

「ちょっとだけはんだ付けしたい」そんなときに、電源を探す必要がなく、すぐに使える手軽さは一度体験すると手放せなくなります。
 DIYや修理の相棒として、1本持っておいて損はない製品だと思います。

 ぜひ、ご自身の作業スタイルに合ったコードレスはんだこてを選ぶ際の参考にしてみてください。


マニュアルの日本語化

 主に自分が参考にするため、付属のマニュアルを機械翻訳で日本語化しました。

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