電気代高騰の酷暑、請求が怖くてクーラー使用を躊躇う層にこそ、熱中症対策が必要な現実
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長時間の拘束に精神的に耐えられず、フルタイム労働が難しい著者のように、さまざまな理由から低所得な生活を送らざるを得ない人々にとって、夏の暑さ対策として最も効果的な冷房は、電気代の請求が怖くて気軽に使えるものではありません。
しかし、冷房を使わなければ熱中症の不安もあります。この記事では、できるだけ冷房に頼らず、それでも熱中症にならないための暑さ対策を考えていきます。
1. 電気代が怖い 熱くても冷房を使わず我慢する人々
電気代が高騰している昨今、経済的に余裕のない人は酷暑でも冷房のスイッチを入れるのを躊躇してしまいます。
作り話や笑い話ではなく、これは切実な問題で、実際にそういう人々が増えつつあるようです。
1-1 夏の暑さは、服を脱いでも耐えられない
ジメジメと湿度が高く、気温も上がる日本の夏。
室内の温度と湿度を一気に下げてくれる冷房は、まさに科学の力が生んだ“機神”、偉大なる家電の王です。電気代という対価は必要なれど、その効力に心の底から敬服し、崇拝してしまうまであります。
私の子どもの頃、実家には冷房がありませんでした。
冬は着込めばある程度なんとかなりますが、夏はどれだけ服を脱いでも暑いまま。
7月から9月までは毎年が地獄のようで、昼間は暑さに耐えきれず、よく冷房の効いた大きな本屋で立ち読みして時間をつぶしていた記憶があります。
扇風機はありましたが、生ぬるい風が吹くだけで涼しさは感じられず、湿度も下がらないので快適とは言えませんでした。
1-2 クーラーがあっても電気代の請求が=気軽に使えない
一人暮らしを始めてからは、クーラーのある部屋に住むようになりました。
これでやっと快適な夏が過ごせる…と思ったのも束の間。
クーラーを使えば、電気代は一気に跳ね上がります。
昔から低所得な生活を送ってきた自分にとって、電気代の請求は本当に恐怖で、気軽に冷房を使えないのが現実です。
1-3 電気代を節約しつつ、なんとか涼しく過ごす工夫
一時期は冷房を全く使わずに、ただ我慢して夏を乗り切っていました。
しかし、最近では遮光カーテンで直射日光を遮り、設定温度を高めにして24時間「除湿」運転(=弱冷房)をつけっぱなしにするようにしています。
こうすることで冷房の効きがよくなり、電気代も少しは抑えられるようになりました。
1-4 低所得な暮らしの実情──冷房を使わない人は多い
周囲の低所得者仲間(?)にも話を聞いてみました。
やはり「金に余裕がないから、どれだけ暑くても冷房はできるだけ使わない」という声が多かったです。
毎年、暑くなると熱中症で倒れる人が増えていますが、その中には「電気代が怖くて冷房を使わず、体調を崩してしまった人」も含まれているのではないでしょうか。
1-5 中流層でも「冷房は我慢」が当たり前に?
2024年7月8日のYahoo!ニュースでは、
「40℃近くでも…エアコン我慢『中流も貧困で電気代節約』経済の専門家が警鐘」
という記事が掲載されていました。
パナソニックが行ったエアコンに関するアンケートでは、回答者のうち約6割が
「我慢できるときは冷房を消す」「全く使わない」と回答。
その理由は、ほとんどが「電気代がかかるから」だったそうです。
私のような長年の低所得者だけでなく、今や平均的な収入の家庭ですら、
「暑くても我慢して電気代を節約しよう」とする時代になってきているのです。
賃上げが物価高に追いつかず、実質的な収入が減っている家庭も多く、
貧困の波がじわじわと広がっていると感じます。
1-5-1 参考
- 熱中症に関する総務省のデータ
- 40℃近くでも…エアコン我慢「中流も貧困で電気代節約」経済の専門家が警鐘←記事が消えていますのでインターネットアーカイブへのリンクです。
1-6 低所得者向けエアコン給付金があるそうだが……
猛暑日の記録更新が続く状態から、冷房がないと熱中症などのリスクが高まるということで、地方自治体によっては、エアコンがない低所得世帯などに対して、エアコンの購入費や設置工事費分の給付金を支給しているところがあるようです。
もちろん、給付金を支給していない自治体もあります。
エアコンの設置費用を給付金で賄えるのはありがたい話ですが、支払わなければならない電気代を考えると、低所得者にとっては簡単に使えるものではないと感じます。
私なら、給付金でエアコンの設置はしてもらうとしても、結局、電気代に回すお金がなく、設置しても使わずに我慢することになるかもしれません。

1-7 それでも、命を守るために「冷やす工夫」は必要
電気代を節約するために、冷房を極力使わないという選択も理解できます。
しかし、暑い日には身体をしっかり冷やす工夫も大切です。夏の電気代節約は、本当に命に関わりますから。
たとえば
- 水に濡らしたタオルを首に巻き、扇風機の風に当たる(気化熱で体温が下がります)
- 凍らせたペットボトルを脇の下や首元にあてる(強制的な冷却が可能です)
冷房は最後の手段にするとしても、お金のかからない熱中症対策をあらかじめ知っておくことで、命を守ることができます。
1-8 まとめ
原始的で捻りのない方法ですが風呂場で頭から水をかぶったりするのも結構効果的で、私は夏に結構な頻度で水のシャワー浴を実行しています。そんな「冷房を使わず、できるだけ電気代をかけずに体を冷やすための方法」を見つけ、熱中症予防のために積極的に利用していきたいものです。
比較的安価で、ひと工夫で体感温度を下げられる方法が理想的です。
節約を優先すれば快適さが、快適さを優先すればどうしても犠牲になる、世知辛い世の中ですが、毎年の夏の酷暑を、低予算でなんとか乗り切りたいものです。
もっとも、仮に電気代が今より下がったとしても、「冷房を使えば請求が増える」という感覚そのものは、そう簡単には消えないでしょう。
使用することでいくら加算されるのかが分からない、その不透明さ自体が怖いからです。
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