初期投資を抑えた副業ブログの立ち上げ方、チュートリアル

 私はアフィリエイト用のブログをレンタルサーバー+WordPressで始めました。しかし、それから約2年が経過し、別にその選択を後悔しているわけではありませんが、今振り返るともっと初期投資や継続コストを抑えた始め方もあったのではないか、と思うことがあります。

 この記事では、もし今の知識を持ったまま過去に戻れるなら、副業(あるいは本業)サイトをどう立ち上げるか、という前提で書いています。

アフィリエイトサイトを始める前の注意点、なぜ最初にお金をかけない方がいいのか

  アフィリエイトマーケティング協会 の市場調査の資料を参考にすると、どの年を見ても、開始1年以内のサイトが全体の30%程度存在することがわかります。
 これを見ると、毎年一定の新規参入者がアフィリエイト・ブログを立ち上げ、すぐに已めてしまう傾向があることが伺えます。

 要するに、やる気満々で副業(本業)のアフィリエイト・ブログを始めたとしても、現実的には続かない可能性が一番高いということです。
 続かない理由としては、アフィリエイトは始めてすぐに結果が出ず、早くても半年くらい、遅いと1年くらいは当たり前に成功報酬がまったく発生しないので、そもそも最初の間は記事を書いてもアクセスなしでPV0が普通です。よって、初期の3ヶ月くらいで心が折れて、継続をやめてしまう人が多いからです。

 つまり、世間一般でアフィリエイトを始めるならこれ、と言われている、独自ドメイン+レンタルサーバー+WordPressという、ある程度の初期投資が必要となる組み合わせで始める場合、現実的には出した金が全部無駄になることも多いと考えなければなりません。
 だからこそ、最初から“続かなかった場合の損失”を最小に設計しておくべきです。


投げても初期投資分を損しない、無料でも十分に実用的なサイトになるアフィリエイトの始め方

フェーズ1:求める機能は全てある 〜Bloggerで始める

 Bloggerは、Googleが提供している無料のブログ作成サービスです。
 Googleアカウントがあればすぐに利用でき、サーバー契約や独自ドメイン取得をしなくてもブログを開設できます。

 基本的な記事投稿機能、テーマ変更、広告設置など、アフィリエイト・ブログとして必要な機能は一通り揃っています。しかも利用料は無料で、維持費もかかりません。
 無料ブログにありがちな、勝手に運営が設定した広告が表示されることはなく、独自ドメインも設定できます。

 極端な話、将来的に独自ドメインを設定した後にもBloggerだけでのアフィリエイトも成立します。「まずはお金をかけずに続けられるか試したい」という人が始めるのに利用するには、非常に合理的な選択肢です。


 Bloggerを使う場合、最初は独自ドメインを設定しなくても大丈夫です。書くためのブログが無料で用意できれば、後はひたすら記事を書いていくだけです。
 PV確認用に、Google Search Consoleにサイトを登録し、記事のindexを促すためにsitemapも設定しておきましょう。
 執筆ペースはできれば週2記事くらいが理想です。まずは10記事を目指しましょう。
 順調に行けば1ヶ月ちょいで10記事に到達します。Googleの提供だけあり、BloggerはAdSenseを簡単に利用できますので、10記事書けた時点でAdSenseの審査を受けてみるのもありです。
 AdSenseを掲載しても、最初のころはクリックされることはほぼありませんが。

 ブログのジャンルは、最初は雑記で構いません。とにかく記事を書くことが優先です。
 ただし、意味のない日記を量産しても成果にはつながりません。

 100円ショップで買った商品のレビューでも、節約レシピでも、ギャンブル日記でも、自堕落生活日記でも構いませんが、「誰かが検索する可能性のあるテーマ」で書くことが重要です。


フェーズ2:半年続いたなら、次は「分析と整理」

 Bloggerでの執筆を半年ほど継続できて、記事数が30〜50本に達しているなら、それだけで大きな前進です。合格ラインに達したと言えます。
 少なくとも「書く習慣」は身についています。これは簡単なことではありません。

 次にやるべきことは、感覚ではなくデータを見ることです。

 Google Search Consoleを確認し、どの記事に表示回数やクリックが集まっているかを把握しましょう。PVが伸び始めている記事があるなら、それは小さな成功です。  ここで重要なのは、「自分が書きたいこと」ではなく、「実際に反応が出ているテーマ」を知ることです。

 最初の半年は雑記で構いません。とにかく書くことが目的だからです。しかし、その結果としてカテゴリーが増えすぎているのが普通です。節約、レビュー、日記的記事、技術系――統一感はまだなくて問題ありません。

 ですが、このまま雑記で何も考えずに書いていくと、100記事くらいまでは記事を書けば書くだけ順調に伸びますが、150記事、200記事あたりまで無造作に増やすと、カテゴリーが混沌とした一体何のサイトかわからないサイトと化してしまい、Googleの評価が分散してしまい、雑記ブログはPVが右肩下がりに落ち込み始めます。
 だからこそ、この段階で整理に入ります。

 どのテーマが表示されているか? どのテーマにクリックが集まっているか? どの方向なら伸ばせそうか?
 これを客観的に冷静に見極めます。
 そして、伸びているカテゴリーでまとめて、徐々に特化ミニサイト化していきます。

 ここからが本格的なアフィリエイト・サイトの始動となります。
 自分の記事が実際にある程度のPVを生み出せると確認できたこの時点で、はじめて独自ドメインの取得、レンタルサーバーの導入を検討します

 最初からお金をかけるのではなく、ブログを続ける持久力が自分にあり、さらに伸びる兆しを確認してから投資する
 これが、初期投資を無駄にしない副業ブログの基本設計です。


フェーズ3:低予算で独自ドメインと有料スペースを取得し、特化ミニサイトを作る

 Bloggerで積んだ半年間の経験と実績があれば、独自ドメインと有料スペースを使ってアフィリエイト・サイトを運営しても、初期投資の回収、そして黒字化の目処が立つと判断できるので、ここで独自ドメインとレンタルサーバーを用意します。

 経費を極力抑え、利益率を高く保つことが目的なので、ドメインは初年度の取得費用だけでなく、更新費用を必ず確認して、取得費・更新費ともに年間1,500〜2,000円前後のものを選択します。高性能サーバーも、この段階では必要ないので、ロリポップの月額100円程度の格安プランあたりで十分です。
 ただし、日本語の独自ドメインは安いですが、最初は日本語よりも英語ドメインのほうが扱いやすく、将来的にも汎用性があるので、まずは英語ドメインを選びましょう。
 これで、ドメイン代+サーバー代合わせても維持コストは大体、月額250円、年額3000円以内に収まるはずです。

 構成もできるだけシンプルにします。
 静的トップページ+データベース(MySQLを使えるサーバーは月額が高い)を使わない軽量CMS、あるいはほぼ静的に近い構成で、小規模な特化サイトを作ります。

 ポイントは「雑記を卒業する」ことです。

 Bloggerで運営していた中から、表示やクリックが伸びているカテゴリーを選び、そのテーマに特化したミニサイトとして再構築します。必要に応じて301リダイレクトを使い、評価を引き継ぎます。

 こうして、反応のあったテーマだけを独立させることで、無駄な投資を避けながら収益化の精度を高めていきます
 もちろん、これまでお世話になったBloggerを捨てることもしません。独自ドメインは1つあればいくつでもサブドメインを量産できるので、サブドメインを作ってBloggerに設定し、雑記ブログはそのまま運営を続ければ問題ありません。


まとめ

 低予算でアフィリエイトブログを始める流れは、おおまかに次の通りです。

  • 無料ブログ(Blogger推奨)で半年継続する
  • データを確認し、伸びているテーマを把握する
  • 伸びると判断できた段階で独自ドメインを取得する
  • 特化ミニサイトとして再構築する

 最初から完璧を目指す必要はありません。
 続くかどうかわからない段階で大きな投資をするのではなく、「続いた人だけが次に進む設計」にすること

 それが、初期投資を抑えた副業ブログ運営の基本です
 そして、低予算ブログのモデルケースがこのサイトになります。