100均ダイソーのコバエ取りシート/テープに自作UVライトを中てたら最強駆除防虫グッズに

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ダイソーの黄色いコバエ取りシート/テープにUVA-LEDの光を中てると……

 ダイソーの害虫対策用品の置いてあるコーナーを覗くと、コバエ取り様の粘着テープを何種類か見付ける事が出来ます。
 その中で、昔ながらのリボンハエ取り紙では無く、専用のプラケースの中に入れて使う、蛍光イエローの短冊みたいな形状の長方形の台紙タイプのコバエ取り(取替用)が、5枚セットで販売されています。
 キッチフレーズと商品名で、”蛍光シートが虫を誘引!「蛍光粘着シート」虫取り器用 取り替え用”と書かれたパッケージの商品です。参考までに、JANコードは4549131892826です。
 何でも、元々ハエ目の虫は黄色を好む傾向があるらしく、更にそれを蛍光にする事で、コバエが色と光に惹かれてより沢山集まって来る、そんなコンセプトの商品です。

ハエ目の虫は黄色が好き

 ハエ目の虫が黄色を好む理由には、以下の様な要因が考えられます。

  1. 植物の色への反応: ハエ目の虫は、花の蜜や花粉を求めている為、黄色い花に引き寄せられる事があります。黄色は多くの花の色であり、これが虫にとって視覚的に魅力的です。
  2. 視覚の感受性: ハエ目の虫の視覚は人間と異なり、特定の波長の光に対して特に感受性が高い事が知られています。黄色はそのような波長の一つであり、ハエ目の虫にとって見やすい色とされています。
  3. 防御メカニズム: 一部のハエ目の虫にとって、黄色や明るい色は、捕食者から身を守る為の警告色として機能している可能性もあります。その為、黄色に対して特別な反応を示す場合があります。

参考:黄色い遊具ばかり虫が集まるのはなぜ?

 どうも、ハエ目の虫が黄色好きというのは、粘着テープ系の防虫グッズを発売するメーカーにとっては常識らしく、ダイソー商品に限らず、Amazon等で販売されている虫取りシートを見ても、黄色の商品が非常に多いです。
 因みに、コバエ取りシートは、ダイソー等の100均で探せばお手軽に購入出来ますが、通販等で纏め売りをしている商品を買った方が、単価的にはかなり安くなります。

 私も最初は試用目的だったのでダイソーで110円のコバエ取りシートを買いましたが、今度からはAmazonで纏め買いしようと思います。

ダイソーのコバエ取り用の蛍光粘着シートを実際使った感想

 先ず最初に、メーカー推奨の使用方法通りに、ダイソーのコバエ取り用の蛍光粘着シートを、専用のプラケースに入れて設置してみました。
 そのまま3日待った状態を見た感想としては、コバエは多少はくっついているけれど、電気殺虫器程の瞬発火力は無いな、というものでした。
 ダイソーのコバエ取り用の蛍光粘着シートは、蛍光イエローの効果でコバエまっしぐらを狙っているみたいですが、周りが明るいと、それ程コバエが寄って来ている雰囲気はありませんでした。
 まあ電力を消費してUVライトで虫を誘引する電気殺虫機も、夜に電気を消して周囲が真っ暗な状態で使用しないと、そこまでコバエが寄り集まって来る事も無いので、蛍光イエローのシート程度にそこまでの誘引力が無いのも仕方ありません。
 ならば、電気を消せば蛍光粘着シートにもコバエが寄って来るのでは……と一瞬思いましたが、蛍光カラーは光を反射しているだけで、自ら発光している訳では無いので、電気を消したら意味がありませんでした。

 ……ですが、そこでふっと閃きました。電気殺虫器がUV光で虫を誘引するのならば、コバエ取り用の粘着シートにUV-Aの光を中ててやれば良いのでは、と!
 何でも、一般的に昆虫は、波長300〜400nmの光に向かって進む『走光性』という特性を持っているらしいです。(参考
 殺虫効果抜群の電気殺虫器は、UV-Aのライトの光で虫を誘引するからこそ、虫が集ってきて装置の電極に触れて、高電圧でショック死します。
 ならば、夜電気を消した後に粘着シートにUV-Aの光を中てて放置したらどうなるのか? ……コバエが集まって来て、そのままシートにくっ付いて大量捕虫になるのでは? ……と実験してみました。
 UV-Aライトには、100均セリアで販売している「UV-LEDライト USBタイプ」を使用しました。この製品は元々はレジン硬化用です。110円で買えて、波長405nmのUV-Aを照射出来ます。
 USBに挿せば光るだけのシンプルなライトで、時間経過で勝手に消灯する様な気の利いた機能は無いので、モバイルバッテリーがあれば長時間UV-A光を照射可能です。

紫外線照射装置ィィィィィィィィ!! きッ効いている!

 蛍光粘着シートを2枚用意し、一方は本来の使い方に従いケースに入れて、もう一方はそのままの状態でUV-Aライトの光を中てて、約一ヶ月の間、クーラーの水漏れでコバエが大量発生した場所に放置してみた処……。

↓左がUV-A照射あり、右が無し(メーカーの想定通りの使い方)↓

 いやもうこれ、説明する必要が無いレベルで結果が一目瞭然ですね。UV-Aを中てていた方にはコバエがこれでもかというレベルでびっしり大量にくっ付いていますが、メーカー推奨のの使い方をした方には、申し訳程度の僅かなコバエしか捕虫されていません。
 この結果を見るに、コバエの対策として、UV-Aのライトと粘着シートの組み合わせは、かなり有効ではないだろうかと思いました。

 電気殺虫機も凄まじい高効率でコバエを殺虫してくれるんですが、虫が掛かる度にバチッバチッと結構大きな音がするので、それが耳障りで嫌だという人は、UV-Aのライトと粘着シートの組み合わせがおすすめかも知れません。

 クーラーの水漏れでコバエが大量発生して3ヶ月程、撤退したコバエ対策を講じたお陰で、最近では殆どコバエを見掛け無くなりましたが、風呂場や流しの排水口から懲りずに新手が切れ間なく出現している様なので、コバエの対策は未だ確り続けています。

色々と使い道のあるUV-AライトをDIYで自作するのなら

 もしUV-Aライトを使ったコバエ取りを自作してみたいと思った方がいたら、通販で手軽に買える波長375nmのUV-Aを照射出来るLED、OSV2YL5111Aなんかは如何でしょうか?
 UV-LEDですので、虫の誘引だけでは無く、当然レジンを固めたりするのにも使えます。
 はんだ付けが出来るのなら、楽しみながらDIYして、市販品を買うよりも安く強力なUVライトが製作可能かも知れませんよ。

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 コバエを引き寄せる為に効果的なUV(紫外線)の波長は、一般的に 350〜370ナノメートル(nm) の範囲です。多くの昆虫、特にハエ目の昆虫は、この範囲の紫外線に対して感受性が高く、引き寄せられ易い傾向があります。
 この波長のUV光は、昆虫の視覚にとって特に目立ちやすく、彼らが花やその他の食物源を見付ける為に使用する光の一部でもあります。その為、この波長を利用したUVトラップは、コバエを含む多くの昆虫を効果的に捕獲する事が出来ます。
 コバエ取りを自作するなら、OSV2YL5111Aは波長的にはドンピシャです。

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