仕事に行きたくない、行けない時の生活費の確保、傷病手当金

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仕事に行きたくない

仕事に行きたくないと思い始める理由

 労働に勤しむ事、それ自体に忌避感はないが、仕事(会社)には行きたくない。
 世の中には、如上の様に思ってしまう人は少なくないのではないでしょうか?
 私は、躁鬱の双極性がある気分障害ですので、拘束時間が長い仕事だと一朝一夕で気が滅入り、顕著に胃腸に異常が現れるので、通勤1時間+労働8時間+休憩1時間で1日の自由時間が10時間も奪われる会社に努めたら、3日目くらいで行けなくなりそうです。
 実際に昔、フルタイム勤務の会社で働いてみたら、通勤抜きで1日最低9時間を職場に拘束されるのが窮屈で、心底から嫌で嫌で、それでも最初は業務が暇だったのでなんとか半年くらいは耐えたのですが、残業が数日続いたら速効で神経性胃炎を発症して倒れ、会社の人が病院に運んでくれまた。
 仕事が忙しいから人員を募集して人間を増やしたのに、業務の助けになる処か、病院への搬送で余計な手間を掛けさせて他人の足を引っ張っているんですから、会社にとっても非常に迷惑な人間だったと思います。
 居ても邪魔になるだけで、寧ろ、仕事(会社)に行かない方が、会社や他人の従業員の為になる、私みたいに社会不適合な人間も居るんです。笑い事じゃないですが。
 とはいえ。精神疾患の発症で会社に迷惑を掛けたから、もうこれ以上、会社の邪魔にならない為に自主的な辞職を考える……なんて事は、私は一切しませんでした。貰える物はありがたく頂く主義ですのて、会社に在籍したまま、公的な補助制度に頼り、ちゃっかり収入源は確保しました。
 その間、仕事に来れない従業員の厚生年金や社会健康保険の半分を会社は支払っていたのですから、経営者はさぞや腹が立ったことでしょう。出来ればさっさと自主退職して欲しかったのだと思います。
 しかし、妙に律儀でそういうのを是しない人だと、会社から色々嫌味を言われたりしたら、潔く自主的に退職しちゃう事もあるんでしょうね。

 少々、話が脱線しました。
 まあ兎も角、勤め人として会社に出勤して働くのが嫌で精神的に辛い人が、世の中には大勢存在しているんだろうな、と言う話です。

 仕事に行きたくないと感じる理由は個人によって異なるでのでしょうが、一般的な理由としては以下が考えられます。

仕事に行くたくない理由

  1. ストレスやプレッシャー: 仕事のプレッシャーや高いストレスレベルが原因で、職場に行くのが憂鬱になることがあります。
  2. 人間関係の問題: 同僚や上司との人間関係が悪化している場合、それが職場への行きたくない理由になることがあります。
  3. 仕事内容への不満: 自分の仕事がつまらない、やりがいがないと感じると、モチベーションが下がり、仕事に行くのが億劫になります。
  4. 給与や待遇の不満: 労働に見合った報酬が得られないと感じると、仕事への意欲が低下します。
  5. ワークライフバランスの欠如: 長時間労働や不規則な勤務時間が続くと、プライベートの時間が持てず、仕事に行きたくなくなることがあります。
  6. キャリアの停滞感: キャリアの成長や昇進の機会がないと感じると、将来への不安や仕事への意欲が失われることがあります。
  7. 健康問題: 身体的または精神的な健康問題があると、仕事に行くことが負担になることがあります。
  8. 通勤の負担: 長時間の通勤や混雑した交通機関の利用がストレスとなり、仕事に行くのが嫌になることがあります。
  9. 企業文化の不一致: 会社の価値観や文化が自分に合わないと感じると、職場に行くこと自体が苦痛になることがあります。
  10. 仕事環境の悪さ: 劣悪な作業環境(例えば、騒音や過度な温度など)が原因で、仕事に行きたくなくなることがあります。

注意:これらの理由は一例であり、実際には個々の状況や個人の価値観によって異なる場合があります。

 仕事に行きたくない理由は様々ですが、畢竟、会社や職場に行くことに不満を感じる何かの元凶が存在する訳です。
 会社に勤める事に価値を感じ、仕事に生き甲斐を持てる人ならば、プラス感情で偶に仕事に行きたくないと思ってしまっても、ポジティブな思考で、ネガティブな気分を打ち消せるでしょう。
 しかし、仕事は生活費を稼ぐ為にしょうが無く自分の自由時間を切り売りする行為と思っている私の同類の様な人だと、一度行きたくない理由が出来てしまうと、そのマイナス感情がずっと後を引き、結局そのまま仕事に行けなくなって、最終的に辞めてしまう事になりかねません。

 勿論、勤めていても本人にとって負担にしかならない、嫌な思いしかしない、心身に負担が重い会社や職場に何時迄も我慢してしがみついている必要は全くないのですが、収入源を失う事で生活が成り立たなくなるのが困ります。

 近くない将来、メンタル面に不安があって、仕事に行けなくなる心配がある人は、いざそんな状況に陥った時に慌てて困らないよう、仕事に行かないでも暫く何とか食い繋ける方法として、救済処置として利用できる公的な補助制度の存在を予め知っておきましょう。

– コラム欄 –

仕事に行く時……通勤だけでこんなにストレス

 仕事への通勤時に感じるストレスの要因はいくつかあります。以下に代表的なものを挙げてみましょう。

  1. 混雑した公共交通機関: ラッシュアワーの時間帯に満員電車やバスに乗ることは、身体的にも精神的にも非常にストレスがかかります。
  2. 通勤時間の長さ: 長時間の通勤は、時間とエネルギーを消耗し、仕事に対するモチベーションを下げる要因となります。
  3. 交通渋滞: 自家用車やバスでの通勤時に頻繁に遭遇する渋滞は、予定通りに到着できない不安やイライラを引き起こします。
  4. 悪天候: 雨、雪、猛暑などの悪天候は、通勤をより困難で不快なものにします。
  5. 乗り換えの多さ: 何度も乗り換えが必要な通勤ルートは、時間と労力を多く必要とし、ストレスの原因になります。
  6. 通勤費用の負担: 通勤にかかる交通費が高いと、経済的な負担を感じることがあります。
  7. 時間の有効活用が難しい: 通勤時間を有効に使えないと感じることが、ストレスになります。例えば、満員電車では読書や仕事がしづらいです。
  8. 通勤中の安全性の懸念: 混雑した場所や暗い道を通る場合、安全面での不安がストレスとなります。
  9. 通勤手段の不便さ: 公共交通機関の接続が悪い、運行本数が少ない、あるいは駐車場が見つけにくいといった不便さがストレスの原因になります。
  10. 体調不良: 通勤中に体調が悪くなると、それ自体が大きなストレスとなります。例えば、車酔いや持病の影響で通勤が辛くなる場合があります。

 これらの要因は一つ一つが独立してストレスを引き起こすだけでなく、複数が重なることでさらに大きなストレスとなることがあります。

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実際、仕事に行けなくなったら、傷病手当金を利用しよう

 病気やケガで会社を休んだときに申請すれば、国保以外の健康保険に加入している事が最低条件ですが、厚生労働省保険局から傷病手当金が貰えます。
 病気には当然、精神疾患も含まれます。
 その精神疾患には、誰しもが何かの切っ掛けで罹患する可能性のあるうつ病も当然、含まれます。
 重度の精神病性うつ病だけでなく、非定型(通称・新型)うつ病や、気分障害うつ状態でも大丈夫です。


 ただ、精神疾患系の病気で長期に渡って会社を休む場合、医師の診断書の提出が必要になるでしょう。自分のメンタルが弱いと自覚がある人は、仕事に行けなる程ではなくても、ちょと心が弱って辛いなと感じた時に直ぐに見て貰えるように、掛かり付けのメンタルクリニックや心療内科を持っておいた方が安心です。
 普段から精神科系の病院に通院しておけば、精神的な問題で突然仕事に行けなくなっても、診断書を提出しておけば、会社が無断欠勤で勝手に解雇する事も出来なくなります。
 そうなれば一安心。仕事に行けなくなり、会社から給料が支払われなくなっても、傷病手当金で最低限の生活費は入ってきます。

 但し、傷病手当は無限に貰える訳ではありません。貰える期間は、支給が開始された日から通算して1年6ヵ月間です。
 更に働いていた時期の給料分が全額保証される理由ではなく、かなり大雑把な概算ですが、貰えるのは平均月給の約3分の2程度となります。
 休んでいても勤務先に在籍した状態ですから、傷病手当金の受給中も、厚生年金保険料と健康保険料の自己負担分の支払いは免除になりません。受給した傷病手当金から、それらを支払う必要があります。

 休業中はどうしても大きく収入が減るので生活が苦しくなります。自由になる時間が手に入るのと引き換えに、生活のランクを落とす必要があります。
 そのまま、1年6ヵ月経っても復職が出来なければ、傷病手当金の受給期間は終了して収入が途絶えてしまいます。
 傷病手当金の受給期間の終了間近になっても復職が難しそうな場合、終了する前に障害年金の申請をした方が良いでしょう。無事に申請が通れば、今度は障害年金の受給で、仕事に行けなくてもなんとかギリギリの生活費が手に入ります。

参考
病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金) 全国健康保険協会

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/

傷病手当金の申込みは以下から

健康保険傷病手当金支給申請書

↓うつ病の種類と特徴は下にざっと纏めました。↓

様々なうつ病

 うつ病は、精神的および身体的な健康に深刻な影響を及ぼす病気です。うつ病にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。以下に、代表的なうつ病の種類とその特徴について説明します。

1. 大うつ病(大うつ病性障害)

  • 特徴: 持続的な悲しみや興味・喜びの喪失が見られます。エネルギーの低下、睡眠障害、食欲の変化、集中力の低下、自殺念慮などが特徴です。
  • 持続期間: ほぼ毎日、少なくとも2週間以上続く必要があります。

2. 持続性うつ病(気分変調症)

  • 特徴: 大うつ病よりも軽度ですが、慢性的なうつ状態が2年以上続きます。軽度の症状が持続することから、診断が難しい場合もあります。
  • 持続期間: 少なくとも2年間、ほとんどの日に症状が見られます。

3. 双極性障害

  • 特徴: うつ状態と躁状態(異常に高揚した気分)が交互に現れます。躁状態では、エネルギーが異常に高まり、判断力の低下や無謀な行動が見られます。
  • エピソード: うつエピソードと躁エピソードが交互に現れるため、気分の波が激しいです。

4. 季節性情動障害(SAD)

  • 特徴: 特定の季節(通常は冬)にうつ症状が現れる。日照時間の減少が関与していると考えられています。
  • 治療: 光療法(ライトセラピー)が効果的とされています。

5. 産後うつ病

  • 特徴: 出産後に発症するうつ病。ホルモンの変動、生活の変化、育児のストレスが原因とされます。
  • 症状: 悲しみ、絶望感、育児に対する無力感や興味の喪失。

6. 非定型うつ病

  • 特徴: 一時的に気分が良くなることがあるうつ病。過食や過眠、重度の疲労感、対人関係の拒絶に対する過敏性が見られます。
  • 反応: 楽しい出来事に対して一時的に気分が改善することがあります。

7. 精神病性うつ病

  • 特徴: うつ病の症状に加えて、幻覚や妄想などの精神病症状が見られます。現実との接触が失われることがあります。
  • 治療: 抗うつ薬と抗精神病薬の併用が必要です。

 うつ病は多様な症状を呈し、その原因も個人差があります。治療法も異なり、適切な診断と治療計画が重要です。もしうつ病の疑いがある場合は、心療内科や精神科の専門医に相談することをお勧めします。

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