殺菌効果のあるミョウバン水は乾燥中の洗濯物に雑菌が繁殖するのを抑制し嫌な匂いの発生を防止してくれるらしいので実際使ってみました
漬物の色を鮮やかにしたりするのに使用されるミョウバン(漢字で「明礬」、英語では「Alum」と書く)とは何か?
それは、硫酸アルミニウムと硫酸カリウムなどの成分が結晶化して出来た化合物の総称らしいです。
科学的には「アルミニウムカリウム硫酸塩」と呼ばれるそうです。
ミョウバンの詳しい特徴と用途に関しては、下の方にある白枠内を参考にして下さい。
私は昔っからミョウバンを、布のコヒー染めをする時の媒染剤……アルミ媒染として、酢にスチールウールを漬けて作った鉄媒染と一緒に利用していた。
因って、家には偶に使うので、何時も粉末状のミョウバンの備蓄がありました。
それでこの、ミョウバンを水に溶かすとミョウバン水(まんま布染めに使う時のアルミ媒染です)になるのですが、この液体には、抗菌作用があり、これを洗濯の時に柔軟剤代わりに使用すると、衣類に抗菌効果を付与出来るらしいのです。
使用方自体は至極簡単で、洗濯機の柔軟剤を入れる場所にミョウバン水を注いで、何時も通りに洗濯をするだけで事足りると言うお手軽さです。
しかし効果は覿面で、柔軟剤代わりに衣類に染み込んだミョウバン水の抗菌作用のお陰で、洗濯物が生乾きの時に増え易い、衣類に付着している嫌な臭いの原因となる雑菌の増殖が抑制され、結果として洗濯物に嫌な匂いが発生しなく(し難く)なると言うのです。
生乾きの洗濯物から漂う嫌な臭いは、衣類に棲み着いた雑菌、モラクセラ菌(雑巾状臭)やマイクロコッカス菌(汗状臭)の増殖に伴い強くなるので、抗菌作用のあるミョウバン水を柔軟剤代わりに使えば、雑菌が増えず結果として嫌な臭いの発生も抑えられると言うのは、実に道理に適っておりますね。
我が家の場合、洗濯物は基本全て室内干しなので、湿った衣類で増殖する雑菌を不活性化させる為に今迄は、干した洗濯物にオゾン風を中てていました。
オゾンの殺菌、殺ウイルス効果は強力で、オゾン風を中てる事で衣類の嫌な匂いはかなり抑制されますが、しかし旨く風が中ら無かった一部分からは、仄かに嫌な臭いが漂ってしまう事も割とありました。
そこで、オゾンとミョウバン水、その両者を併用すれば、更に悪臭予防効果が高まりそうなので、これは試してみない手は無いなと、ミョウバン水を使ってみる事にしました。
結論としてオゾン+ミョウバン水の併用はかなり効果的
最初は多少半信半疑でしたが、ミョウバン水を実際に使ってみた処、かなり防臭効果が高まる様に感じられました。
流石に、ミョウバン水を使った時と使わなかった時の臭気の差を数値的に示せと無理なので、飽く迄も体感的な感想ですが。
結局それ以来、最近はもうずっと、柔軟剤代わりにミョウバン水を使い、更に部屋干した洗濯物にオゾン風を中てて乾燥させています。
個人的な感想ですが、この両者の組み合わせは最強な気がします。(勿論、片方だけでも効果は見込める)
今は冬で室温が下がり、洗濯物が短時間で乾き難くなって来ておりますが、オゾンとミョウバン水の併用で確実に抗菌効果が高まっているみたいで、洗濯物から漂う嫌な臭いは、今の処鳴りを潜めております。
基本室内干しで、衣類に嫌な匂いが付いてしまって困っている方、是非、柔軟剤代わりのミョウバン水を一度試して見て下さい。
ミョウバンの特徴と用途
ミョウバンはドラッグストアやスーパー、通販等で入手可能です。
スーパーで買うのであれば、殆どの場合、漬物用のコーナーに陳列されているいます。
100均のダイソーでは、去年の夏休み前くらいの時期に、子供向けの(自由研究?)工作キットグッズコーナーに「キラキラ結晶キット」と名前で販売されているのを見た事があります。多分、常在品では無く、季節商品だと思われます。
特徴
- 化学式: 通常、KAl(SO₄)₂・12H₂Oの形で表されます。
- 外観: 無色または白色の結晶状物質。
- 水溶性: 水に溶けやすい性質を持っています。
- 収れん性: 組織を引き締める効果があるため、肌への適用で使用される事が多いです。
用途
- 食品添加物:
- 酢漬けや漬物の鮮度を保つため。
- 焼き菓子(ベーキングパウダー)の膨張剤成分。
- 日用品:
- デオドラント(制汗剤)の成分として、汗やにおいを抑える。
- 医療:
- 止血剤として、小さな切り傷の治療に使用。
- 工業:
- 染色の際の媒染剤(色を定着させる)。
- 水処理における凝集剤として。
- その他:
- 水晶育成や理科の実験材料として。
注意点
- 適切な濃度で使用すれば安全ですが、高濃度での使用や長期間の摂取は健康に影響を与える可能性がある為、使用法を守る事が重要です。
ミョウバンは、日常生活や工業で幅広く活用されている便利な物質です!
ミョウバン水が雑菌の増殖を抑制してくれる理由
ミョウバン水を洗濯で柔軟剤代わりに使用すると、雑菌の増殖を抑え、嫌な臭いの防止に役立ってくれるのは、ミョウバンの化学的性質によるものです。
理由1: 抗菌・殺菌作用
ミョウバンには抗菌作用があり、これが雑菌の繁殖を抑える主な理由です。
- ミョウバンが水に溶けると、硫酸イオン(SO₄²⁻)やアルミニウムイオン(Al³⁺)が放出されます。これらは、細菌の細胞膜に影響を与え、増殖を抑える効果があります。
- 特に、汗や皮脂に含まれる成分をエサにして繁殖する臭いの原因菌(例:黄色ブドウ球菌や真菌類)に対して有効です。
理由2: pH調整作用
ミョウバンは水溶液中で酸性(弱酸性〜酸性)を示します。
- 雑菌は多くの場合、中性〜弱アルカリ性の環境で増殖しやすい性質がありますが、ミョウバン水は洗濯物の表面や洗濯槽の環境を酸性にする事で、菌の繁殖が抑制されます。
- また、酸性環境により、アンモニア由来の臭い(汗の臭いや尿臭)を中和して臭いを軽減する効果もあります。
理由3: 脂肪酸の分解
汗や皮脂には、脂肪酸が含まれており、これが酸化すると嫌な臭いを放ちます。
- ミョウバン水の収れん作用(引き締め効果)は、脂肪酸の酸化や分解を抑え、臭いの発生を防ぎます。
使用方法
- ミョウバン水の作り方:
- 空のペットボトル等に水1.5リットルを入れて、それに対して、ミョウバンを50g程度溶かします。
- よく混ぜて完全に溶解させ(丸一日程度掛かる)、ペットボトル瓶の儘で保存して使用します。
- 洗濯での使い方:
- 柔軟剤投入口にミョウバン水を50〜100ml程度入れる。
- 通常通り洗濯機を回します。
注意点
- 酸性の影響: 長期間の使用で、洗濯機や衣類の一部素材が劣化する可能性がある為、適量を守る事が大切です。
- 使用対象: デリケートな素材や色落ちしやすい衣類には影響が出る場合があるので、目立たない部分でテストを行うのがおすすめです。